道端のオプンチア

暖かくなり、川崎の自宅から横浜の温室までの20kmの道程、一週間に一度だけ自転車で通うことにしました。健康増進のためです。



なにせ、長生きして年金を出来るだけ長く戴き、かつサボテン様たちのお世話を永くさせていただきたいので。



自動車でサッと通過するのと違い、自転車で走ると今まで目に止まらなかったものにも気が付くことがあります。



横浜の環状二号線、新横浜を過ぎて磯子方面に向かって1kmほど走ると道路右側の小川に挟まれた小さな空き地にオプンチアの林がありました。ここはアリゾナの砂漠ではありません。バス停もありますし、近くにはビルも建っています。あっちの方では世界の「HONDA」が車を売っていますし、横の小川には鯉や鮒が”春よ春よ”と繁殖活動で泳ぎ回っています。             Dscn2115Dscn2116Dscn2117Dscn2118Dscn2119


実はここにウチワサボテンが植えられているのは20年ほど前に気がついていましたが、年々その幹の太さが増しているようです。全然手入れなどされていないようですが、雑草のごとく路肩に猛々しく林立しています。



私が子供の頃(60年前)はまだ横浜も寒く、サボテンやアロエは露地植えしても冬場に凍みてトロトロに溶けてしまったものですが、今はアロエなど露地植えを普通に見かけるようになりました。確実に温暖化の波は押し寄せています。



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エキノケレウス属「宇宙殿」実生苗の初開花

2013年春に実生したエキノケレウス属「宇宙殿」の初開花です。Dscn2123Dscn2125Dscn2126_2


エキノケレウスと言うと「豪華な花」というイメージがありますが今回咲いた宇宙殿の花はどちらかというと清楚な花であるという印象です。現時点で球体の直径3cm、花の直径6cm程度です。同じエキノケレウス族では同時期に「太陽」や「大仏殿」を実生しています。これらの苗は球体こそ宇宙殿よりはるかに大きくなっていますが、今のところ開花の兆候は見られません。



【大仏殿】              Dscn2298
【太陽】              Dscn2278


ところで、実生3年目の苗の中で、エキノケレウス以外では、兜に初花が咲きました。100本以上ある同期の中で一番乗りです。              Dscn2131

また、晃山にも小さな蕾が出てきました。上手く咲いてくれるでしょうか。Dscn2134_2


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これも一つの見頃か:実生三年目の綾波

2013年春に実生したホマロケファラ属の「綾波」。種は伊丹のY園さんから「特広幅豪刺綾波」という立派な名前で入手したものです。



一年目の成長経過



二年目の成長



そしてこの春もさらに成長を続けています。ただ、当初4本あった苗のうち2本は根腐れでリハビリ中。健康を維持しているのは最後の2本です。



Dscn1973Dscn1974


これらの苗については、これまで瑕疵のない成長を図るため、水遣り、用土、植え替え等、私なりに気を使ってきました。特に虫食い、日焼け等の傷はなく今のところ球体の状態は完璧です。直径約5cmで、多くある同期綾波実生苗の中ではトップクラスの大きさです。刺はまだ幅が出ていませんが剣鋒を思わせる長いものが出始めています。



ただ私程度の腕では綾波を美しく健康に保って育てるのはここらへんまでが限度と思います。その意味では、この時点でこの綾波はひとつの見頃を迎えているものと考えています。



あとは運を天に任せ気楽に健康な成長を図ります。球体が更に平べったく大きくなり、真っ赤な刺の幅がさらに出てくれれば申し分ありませんが…。

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何故「文鳥丸」と呼ぶか、その謎が解けました

3月23日に「成長旺盛な強刺類 植え替え直前です」の中でご紹介したフェロカクタス属の「文鳥丸」をその翌日に植え替えました。全部で7株ありましたが一番成長の良い苗を一本植えにしました。Dscn1986
この苗を見て、次の瞬間にハタ!と思い当たることがありました。前にこのサボテンを何故「文鳥丸」と呼ぶのか疑問を呈したことがありましたが、この苗の色合いが文鳥のそれをよく表しているのです。



ネット上から文鳥の写真を拝借しました。Buncho

文鳥にも何種類かがあってこの写真の文鳥は「桜文鳥」というのだそうです。



どうです。刺の色合いが嘴に、そして球体の色が文鳥の体色によく似ていると思われませんか。



想像するに、「文鳥丸」の名付け親は、サボテン愛好家であるとともに「桜文鳥」をペットとして飼育していたのでしょう。



今回一本植えしたもの以外の苗はまた寄せ植えしました。Dscn1952



これらの苗はまだ「文鳥」らしさが出ていません。ある程度大きくなって「文鳥」の名にふさわしい姿になってゆくのでしょう。

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烏羽玉と銀冠玉:花色の違い

ロフォフォラ属の烏羽玉と銀冠玉、その体色の違いについて一昨日に記事にしました



今日は、両者の花色の違いについて。



【烏羽玉】               Dscn1729



これは10年以上経っている成球に咲いたものです。毎年春から秋にかけて断続的に開花。自家受粉して種をたくさん提供してくれます。花色はごく薄いピンク。



【銀冠玉】             Dscn1736

2013年春に実生した苗に今春初めて花が咲きました。うちの温室では銀冠玉の初花です。これにより初めて烏羽玉との花色比較が可能になりました。烏羽玉の花色と比べてみると、巷間言われているように確かにピンクの度合いが濃いです。



しかし、もっと色濃い烏羽玉の花もあるでしょうし、色が薄めの銀冠玉の花があるかもしれません。もう少しサンプル数を増やして検証する必要がありそうです。



ちなみに、同じロフォフォラ属の翠冠玉(ディフューザ)の花色は「白」です。



【翠冠玉】             Dscn0504



成長点付近に綿毛と花とが競い合うように吹き出し、両者とも同じ白い色をしているので目立ちません。この翠冠玉は自家受粉しないようです。



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亀甲牡丹実生接ぎ苗のその後

亀甲牡丹実生接ぎ苗の育成経過を何度かお伝えしてきましたが、最近の姿はどうなっているでしょうか。写真に撮ってきました。



<前から>             Dscn1384



<上から>              Dscn1385

<後から>            Dscn1386

あちこちからアレオーレ、刺を吹き出しています。”ご本人”としても収まりがつかなくなってきているのではないでしょうか。こうなったらどこまで無茶苦茶にになるか、見届けてやります。

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烏羽玉と銀冠玉:体色の違い

ロホホラ属の基本種「烏羽玉」、そしてやや気難しいと言われている「銀冠玉」。両種は花が咲かないとなかなか区別がつきにくいと言われています。



春の成長を開始したこれらの種類(実生三年目)を比較してみました。



【烏羽玉】               Dscn1696



【銀冠玉】              Dscn1692


明らかに銀冠玉の方が白っぽく見えます。銀は別名”しろがね”とも言われています。特に真ん中の苗が強い白さを出してその特徴をよく表しているようです。これに比べ烏羽玉の体色はまるでヒスイのようです。”翡翠玉”と名づけても良さそうな綺麗な体色です。

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人面サボテン(その2) B君の登場

3月2日に「人面サボテン」として兜丸の実生苗をご紹介させていただきました。この兜丸を仮に「A君」としておきましょう。



A君の今日の姿です。相変わらす不景気な面構えです。前回より少し太ったかな?                 A

最近、同じ寄せ植え鉢でこのA君の近くにもう一人不敵な面構えをした奴の存在に気がつきました。「B君」です。B


「B君」:おい、A君。何でいつもそんな不景気なツラをしているんだい。



「A君」:い、維管束がイカンようだ。日当たりが強すぎる。



B:相変わらずオヤジギャグかい。そういえば顔色がいつになく茶色いな。肝臓でも悪くしたかい。



A:ウ,ウン。この間ハイポネックスの200倍液をタラ腹飲まされた。本来2000倍とするところを間違えたようだ。後で気がついたらしく、真水をどっぷりとかけられ根が冷えた。お腹痛い。根腐れしそうだ。



B:ああ、あのオヤジはよくやらかすからな。やることが雑すぎる。教師のダンナ達や、義務野のあんちゃん達とオイラ達を同じように十羽ひと絡げに扱ってやがる。



A:先日は、Y園のナントカペレット肥料が底をつき、その代替えにバラのペレット肥料をサボテン用土に混ぜていたぜ。見かけが同じだから大丈夫だ、なんぞと自信有りげにつぶやいていた。思い出すだけでもお腹がいたい。ところでサボテンの肝臓はどのあたりにあるの。オルニチン持ってないかい。



B:オラシラン。



なんて会話を暖かくなった春の夜の温室でやっているのでしょうか。



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成長旺盛な強刺類 植え替え直前です

一昨年春に実生した強刺類の「日の出丸」、「文鳥丸」及び「天城」。昨年6月に3回目の植え替えを行い一つの鉢に寄せ植えしました。



左側3列が日の出、その右側2列が文鳥丸、そして一番右側1列が天城です。                 Dscn7705

強刺類のうちにはやや気難しい性質を持つ種類があると聞きますが、まだこのぐらいの大きさの苗はなんの問題もなくすくすくと育ちます。



最近(2015年3月中旬)の姿。Dscn1156

皆大きくなりました。既に刺と刺とが重なり合っています。特に文鳥丸の成長が著しく天城が隠れてよく見えないほどです。鉢底に仕込んである「完熟乾燥牛糞ペレット」がよく効いているようです。



近日中に植え替えますが、今回の植え替えは種類別ごとの寄せ植えになりそうです。そろそろ気難しさを顕にするものも出始めるかもしれません。「完熟乾燥牛糞ペレット」はやめて、用土構成中の「薫炭」「軽石砂」「ゼオライト」の比率を多めに変更しようと思っています。



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長城丸群生株

20数年前に名古屋の五鈴園さんから通信販売で購入したツルビニカルプス属の「長城丸」。今や一人前の群生株に育っています。201503

購入当初は単頭の株でしたが、手抜き栽培の中、いつの間にか健気に群生株に成長していました。



【2年前の4月】            201304
久しぶりに植え替えを行った直後です。球体は赤茶けて、縮んでいました。



【昨年の4月】          201404
一年間の努力?の結果、随分と大きくなりました。



この長城丸と同時に購入した「蕪城丸」は既に昇天、「昇竜丸」は同じく単頭株から群生株に成長しています。



このサイズにまでなると成長速度はそれほど早くはなくなるツルビニカルプスですが、これら「長城丸」、「昇竜丸」、気長に群生株の充実を目指してゆきます。

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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