メロカクタス属 「バイエンシス」 大きくなっています。花座はまだまだです。

三年前に「メロカクタス不明種」として入手した五本の小さな苗。その後メロさんのアドバイスでメロカクタス属「バイエンシス」らしきことが分かり、それ以来「バイエンシス」として管理しています。Dscn5232Dscn5233Dscn5234Dscn5235Dscn5236


入手した際には五本まとめて封筒に入れて送られてきたこれらの苗、今は皆直径が10cmを超える程の大きさに育ちました。今年4月の記事の際の画像に比べても明らかに大人びてきています。



花座を形成したメロカクタスはあたかも大きなフェロカクタスの上に小さなマミラリアを載せたようだと言われます。ちょうど今これらの苗は初開花直前のフェロカクタスのような雰囲気を漂わせています。



時は今まさに寒さ本番に向かう季節。寒さに弱いメロカクタスはやはり特別なケアを必要としています。二つの温室のうちの一つは保温材の囲いを厳重に配し、さらに最低温度が5℃以下にならないよう電熱で加温する予定です。

バイエンシス君たちよ。寒くはないか~、花座はまだか~~!

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こぼれ種から大きくなった般若

先日、実生苗についてお伝えした「般若」。今日はたまたま温室内で見つけたこぼれ種から成長した苗について書きます。Dscn4604_2Dscn5250

温室内の敷砂のうえに小さな苗を見つけてから10年弱。5mm程度であったものがいずれも10cmを超える開花球に成長しました。



二本の苗、球体色や星の出方に大きな違いがあります。温室内には高さ40cm程度の般若の大苗が4本有りますが、これらの苗はどの大苗にも似ていません。従ってどの苗が親株なのかは推定できません。隔世遺伝のようなことでこのようになっているのでしょう。



個人的には下の画像の般若がお気に入りです。現在実生中の苗もこのような球体色/星の出方を目指して選抜を行ってゆきたいと思います。



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その名も高き「蛮将殿」

今日の主役は、Tephrocactus alexanderi(テフロカクタス・アレキサンデリ):蛮将殿です。ネットで植物の苗などを販売している業者さんから種を購入しました。今年の3月に20粒蒔いて三本発芽。植え替えてから少し経った時の画像です。                  Dscn5504
発芽時の”双葉”の上に本体がチョコンと載っており、まるで岡本太郎の「太陽の塔」ミニ版です。 (三本以外に見えるのは同じ鉢に寄せ植えしている銀冠玉です。)             Dscn5505Dscn5507Dscn5506



小さいながらなかなかしっかりした印象の苗です。簡単には✩にならない丈夫さを感じさせます。



半年後の現在の姿です。なにやら三人部屋でギャングどもが悪巧みをしているようなふてぶてしさを感じさせる風情。       Dscn5169

この蛮将殿、団扇サボテンに近く、成長すると凶暴な刺を発し、その一方で美しいピンク色の大きな花を咲かせるらしいです。



手に負えないような野蛮人となるのか、それとも手放せなくなるような名将となるのか、あと数年で結論が出そうです。

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フェロカクタス属「紅裳竜」の実生苗

フェロカクタス属の紅裳竜を実生して約一年半経過しました。全部で10本生き残っています。           Dscn5010Dscn5009
大きなもので直径3cmぐらい。ピンク色の新刺が幼さを感じさせます。



2014年5月に「たにさぼ実生倶楽部」さんからいただいた種を蒔きました。20粒の中から17本発芽。第一回目の植え替え直後の画像です。Dscn7745_2

一般的にはフェロカクタス属のサボテンはたいへん大きく育ち、開花まで相当の年数を要するものですが、紅裳竜は比較的小型のままで、開花までの年数も数年であると聞きます。



この紅裳竜に似たサボテンで「紅洋丸」があり、うちの温室にも一本あります。↓開花時の画像です。紅洋丸は赤花です。  Dscn7188_2

ネット上で検索すると、紅裳竜の花色は黄と赤と両方あるようです。名前に「紅」があるのでもともと赤花であるようにも見えますが、一般的には黄花が多いようです。



さて、今回実生した紅裳竜は何色の花を咲かせるでしょうか。そして私が古希となるまであと三年、それまでに開花を見せてくれるでしょうか。



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なかなか大きくならない実生苗たち:三年たってこの程度

サボテン実生の楽しみに目覚めて三年経ちました。ほとんどの種類は意外と丈夫で、陽光と水さえあれば勝手に大きくなってゆきます。しかし、ごく一部の種類のサボテンはなかなか意のままになりません。用土を変えたり、水遣りを工夫したり、果ては念力をかけたりと…。



実生して三年も経つと、早いものは直径が10cmを超えるぐらいになるものがある一方、まだその大きさを表現するのにミリ(mm)単位が必要なものたちもいるのです。今日はそれらの”実生の難物たち”(三年目)をご紹介します。



【アズテキウム・ヒントニー】 mesa garden から入手した種です。種がどの程度の大きさだったのか忘れましたが、発芽した苗は微小だったことから考えると種のサイズもかなり小さかったのでしょう。Dscn4993
34本も発芽したものの、現在生き残っているのは2本のみ。用土表面に悪質なコケが生え、大半が飲み込まれてしまいました。生き残り苗、大きい方で直径が3mm程度です。



【メキシカーナ】 奈良の業者さんのおまけでついてきた種です。他の”実生の難物”ほど種も発芽苗も小さくはありませんがとにかく成長が遅いです。Dscn4991
現在一番大きな苗で高さ20mm、直径5mm程度です。

【花籠】 種も苗も微小で、かつ成長も極めて遅い。精神修養には持ってこいのサボテンです。現在直径1.5mm程度。金魚の卵ほどの大きさです。ようやく天頂部が開きアレオーレらしきものが現れてきました。Dscn4994



【菊水】 種も苗も微小で、かつ成長も極めて遅い点で上の花籠に似ていますが、成長は花籠よりは早いです。Dscn5041
大きなもので直径15mm程度です。



その後もこれら”難物”の実生を毎年繰り返していますが、種の数が多ければなんとかなりそうというほどになったのは、菊水とメキシカーナ。



花篭とヒントニーは余りにも結果が悪いので、今後は断念です。来年からはもう蒔きません。気が変わらない限りは。



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般若実生苗 この一年

昨年11月に実生した般若。自家産の種子を蒔きました。親株です。Dscn4526

11月1日に蒔いた種は11月20日までにほぼ全部発芽し、同日第一回目の植え替えを行いました。以下この一年の成長を振り返ります。



【今年3月】 植え替えから4ヵ月経っていますが冬季であったためかあまり成長していません。 しかし頭のてっぺんから綿毛が吹き出ています。       Dscn8657

【5月】 三月に綿毛だった部分が”ミニ般若”に成長しました。球体色にも個性が現れ始めました。      Dscn9555

【8月】 もう、すっかり立派な般若です。青般若と白点のある般若の二色に分かれています。         Dscn3840

【11月】 二回目の植え替えをしました。青と白とがほぼ半々です。Dscn4351

親株はやや丈高ですが、これらの子株はなるべく旺盛な成長をさせて径を大きく育ててみたいです。



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旧ネオポルテリア「多彩玉」

アリオカルプス類の秋の開花が一巡するとサボテン界の一年の花カレンダーが終わりを告げます。新年のカレンダーを飾るのは旧ネオポルテリア属の開花です。



二年前の春に入手した「多彩玉」。毎年早春に開花します。初夏にかけて球体を充実させ秋は休眠。寒くなった頃、気が付くとつぼみを上げ始めています。「多彩玉」のこの2年を振り返ってみましょう。



【2013年3月】 入手直後の画像です。3つのつぼみが初々しい。201303

【2013年11月】 上の画像と同じ鉢に植えられています。かなり大きくなりました。               201311

【2014年2月】 春になりまた開花しました。球体が大きくなって花の数も多くなりました。            201402

【2014年11月】 秋になり球体が横方向のみならず縦方向にも大きくなってきました。球体にまとわりつくように伸びていた刺は直刺に変化してきました。201411

【2015年2月】 三年目の春です。さらにつぼみの数が増えました。201502

【2015年11月】 現在の姿です。球体の大きさは昨秋とあまり変わらないようです。多彩玉の大きさはこのぐらいだということでしょうか。201511

夏以降、ほとんど球体の大きさの変化はありません。来春の開花に備え、内部では目に見えない変化が起きているのでしょう。

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黒刺鳳頭のカキ子を接木したら・・・

2013年春、黒刺鳳頭の苗をネットオークションで入手しました。Dscn1960
送られてきた苗をよく見ると成長点付近から刺が出ていませんし、稜と稜との間が黄色っぽい。やられました。これ、ダニに喰われた苗のようです。



不良出品者め!



案の定、夏の頃にはこんな状態に。Dscn0698

成長点が破壊されたためなのか、今年の春になり子を吹いてきました。Dscn1936Dscn1935
なかなか良い刺です。



ちょうど袖ヶ浦が大きくなってきましたので、それを台にして接木を試みました。8月に接いだ直後です。    Dscn5500
伸縮性包帯で圧迫したこともあり、残念ながら見所の黒刺が脱落してしまいました。



9月に入りました。どうやらつながったようです。Dscn2075



11月。ようやく新刺が出始めました。一安心。Dscn4299

黒刺鳳頭はそれほど弱い種類とは思えません。1~2年袖ヶ浦の台上で成長させたら降ろそうと考えています。

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黒王丸カキ子たちの現在

8月に「繁栄を極める黒王丸の一家」としてご紹介した黒王丸古株とそのカキ子たち。秋も深まった11月初旬の姿をお伝えします。



【親株】 五十鈴園さんから20年以上前にやってきた古株。南米病で成長点が潰れてからはせっせと子吹きに励んでおります。株自体の形状は縦長の長円形状。以下にご紹介する子たちも似た形状の球体です。現在は6つの子をつけていますが、これらを外せばまたせっせと新たな子を吹いてくるものと思われます。               Dscn4661

【最初の実根子株】 数年前、上の親株から外した子のうち二つが発根し、成長し始めました。             Dscn4606Dscn4607


【発根促進剤で発根した子たち】 上の画像とは同期のカキコですが、2年間は鳴かず飛ばずでした。今春発根促進剤の力を借りてようやく発根しました。ひと夏を経て、成長点がようやく動き始めました。
Dscn4557
根の発達がまだ不十分なのでしょう。か弱い刺です。

【接木で保持しているカキコ】 今年の5月に電磁波吸収サボテンに接いだもの。 台木からの栄養補給良好で、既に親より大きくなっています。さらに自ら子を吹き始めました。また球体の形状は親とは異なり真球形です。Dscn4369

自根株の場合はなかなか成長せず、半年単位で動きを見なければなりません。接木の場合はその10倍以上の速度で成長するようです。両者一長一短がありますが、それぞれ楽しいものです。



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首の皮一枚でつながる緋牡丹錦接木苗

8月に袖ヶ浦の台に接いだ緋牡丹錦が変なことになっています。



接いだ直後はこんな姿でした。どっしりと座っているように見えます。 Dscn5502

3ヶ月後の11月11日はこうです。 Dscn4287
穂の下側から向こうが透けて見えます。



拡大してみました。        Dscn4289
左の向こう側でかろうじて継っているみたいです。首の皮一枚での片足立ち。接いでから三ヶ月も経っているので継っていなければとうに穂はしぼんでいるはずです。



やるねえ! 緋牡丹錦クン。



上からの画像です。      Dscn4298
8月の頃より赤い部分が多くなっています。秋になり紅葉したのか、それとも赤い部分の下側でつながっているため、栄養分に偏りが生じたのか。



さわったらポロリといきそうなので、棚の奥の方に置いておきます。近く行おうとしている温室の内張り作業の時に気をつけねば。



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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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