これはまるで緑の宝石のよう:コノフィツム friedrichiae Sauer s.n.

たにさぼ実生倶楽部さんから提供されたコノフィツムの種。詳しく言うと、「第73回タネプレの#4463 Conophytum friedrichiae Sauer s.n. MSG2033由来(ピンク花同士の交配)」と多少長くなります。



性急な性分のため、種を受け取るや否や季節を考えず直ぐに蒔きました。今年1月22日です。2月5日に最初の発芽を確認し、現在22本ほどになっています。播種から約三ヶ月、米粒大に成長しました。ちょうど年度の変わり目になりましたので記念に写真撮影しました。最初の3枚の画像はニコンCOOLPIX S9400のマクロモード、あとの2枚はオリンパスTough TG-4の顕微鏡・深度合成モードによります。



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Dscn0286

P3310002

P3310004

いずれの画像も、植物というよりは緑の粒状のガラスビーズを詰め込んだ透明のカプセルのように見えます。緑の粒々の一つ一つがこの植物の細胞なのでしょう。



今年になって、コノフィツムやオプタルモフィルム、リトープス、アルギロデルマなどの実生をはじめましたが、サボテンとはまた少し異なる趣があり、日々その成長を楽しみにしております。





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咲いた 咲いた 親子で咲いた白美人

昨年春に球体上部に多くの子を吹き始めたマミラリア属の白美人。



その頃の画像です。ここ数年急激に成長し、球体の高さは20cmほど。球体の成長に飽きて、子ぶきを始めたのでしょうか。                Dscn9239



この一年で、本体は殆ど成長せず、子たちがそのエネルギーをもらって急速に成長を遂げました。そして春三月、親子揃って一斉に開花しました。



P3300057



一時、子をはずしてそれぞれ単独球として育てることも考えましたが、結局何もせず成り行きに任せていました。こうしてみるとそれなりに迫力も出てきて、こういうのもありかなと思っています。4月に植え替え予定ですが、ふた回り大きな鉢に肥料分たっぷりな用土で植えつけてやります。



こうなったらことんやってみよう。 目指せ大群生株!





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それは刺の成長から始まった:黒刺鳳頭接木苗の春

昨年8月に袖ヶ浦の台に接いだ黒刺鳳頭。この春の成長が顕著になってきました。今日は時系列で画像を中心に短文の説明だけで・・・。



南米病?の親から吹いた子(画像右下)。これが穂となる。            Dscn1936



昨年8月に袖ヶ浦に接木。圧着用の伸縮性包帯に絡まり大事な黒い刺が全部脱落。               Dscn5500



9月:綿毛にどうやら活着したらしい風情を見る。   Dscn2075



11月:秋も深まり、申し訳程度に刺が出てきた。Dscn4299



2016年3月:春になり、気が付けば立派な刺がバリバリと出ていた。Dscn0038

球体を膨らませる前にまずは自慢の「黒刺」をぶち上げて自己主張をしているようです。





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実生天平丸

2014年8月に実生したギムノカリキウム属の天平丸。種はYオークションを通じて入手したものでしたが、このロットは”当り”でした。



出品者からの情報では種数は30~50ということでしたが、実際蒔いてみると100本近くの苗が発芽しました。こういう間違い、サービスはありがたい。不鮮明な画像で申し訳ありませんが9月に第一回目の植え替えをした直後です。 Dscn9355

その後大分脱落もありましたが、2015年(昨年)12月には40本ほど残っています。      Dscn0535

先般の”余剰苗の分譲”で多くの苗が全国各地に出て行きましたが、現在10本だけ残してあります。Dscn9605
Dscn9606

ネット上の情報では天平丸は実生二年後あたりからいわゆる”南米病”などでバタバタと枯れてゆくそうです。戦々恐々としてこの1年を過ごそうと思います。



ところで「天平丸」は正しくはなんと読むのでしょう。私はずっと”てんぺいまる”だと思っておりました。しかし今回”てんぺい”と入力してもマイクロソフトIMEは”天平”に変換してくれません。”てんぴょう”としてようやく”天平”に変換です。



多分「太平丸」からの連想で”てんぺい”と読んでいたのですが、確かに”てんぴょう”の方が趣があってよい名前のような気もいたします。皆様はどのように読んでいらっしゃるのでしょうか。



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スルコレプチア属「arenacea」の一斉開花

スルコレプチア属の「arenacea」が一斉に開花しました。橙色の花でサボテンの花色としては珍しい方の部類に入ると思います。Dscn9783

現在8輪が同時開花しています。球体北側(画像上側)には蕾が3つ控えておりこれらが咲き揃えば11輪の同時開花になります。



この arenacea は2013年春にYオークションで苗を入手したものです。翌年以降毎年多くの花を咲かせてくれます。球体はゴルフボールを少し大きくしたくらいで、もうこれ以上はあまり大きくならない様子です。その代わり、気まぐれに子を吹いてくるので、少し大きくなった時点ではずして発根させ増殖をはかっています。



ところで「arenacea」はなんと読むのでしょうか。アリーナシーかな。変に漢字変換されると「有り~無し~」。変な名前です。





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みにくいアヒルの子の正体は…。 でも氏より育ちか?

旧ネオポルネリア属の逆竜玉の実生苗群の中に一本、明らかに別種と思われる苗がありました。その苗が今日初開花寸前です。Dscn9441

逆竜玉と一緒に育っていた頃の画像です。Dscn9168
左側一列目の上から3本目の苗です。逆竜玉は長円形の球体に黄刺であるのに対し、かの苗は真球形の球体に白刺です。成長するにつれその差が歴然としてきましたのでこの春植え替え時に一本植えにしました。



購入した種を実生した時に、なかに全然異なる種類の苗が混ざって生えてくることはよく経験します。この苗もそのような物の一つかとも思いましたが、この苗も同属のネオポルテリアらしい見かけで、その点が少し引っかかります。で、過去の記録を調べてみました。



この逆竜玉は2013年6月の実生で、同時に同じネオポルテリア属の白翁玉も実生しています。実生はそれぞれ異なる容器で行うためその時の混合の可能性はほとんどないのですが、植え替えの時が問題でした。



2013年8月の画像です。  Dscn7491
発芽後第一回目の植え替えをした時のものですが、画像左側で逆竜玉と白翁玉とが隣り合わせで植えられています。おそらく次の植え替え時に混同が生じたものと思われます。病院での赤ちゃん取り違え事件のようです。



ちなみに現在の逆竜玉と白翁玉との画像です。Dscn9684Dscn9467
やはり白翁玉によく似ています。ちなみに、逆竜玉は成長極めて旺盛で現在大きなものは高さが12cmを超えています。白翁玉の方は13cmの角鉢でひしめき合う程度です。そして開花の兆候は見られません。



逆竜玉の中で揉まれて育った為にこの白翁玉は仲間に先立って早めの開花を見たのでしょうか。

氏より育ちか~~!



でも「みにくいアヒルの子」は”育ちより氏”の方のはずだが…。





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松江の I さんから頂いた苗のその後

昨年7月に松江市の I さんから頂いたサボテン6種が現在どうなっているかについてです。早速いってみましょう。



【フェロカクタス ピロサス(Ferocactus pilosus)】 大きさはこの一年でそれほど変わっていませんが、新しい刺が出始めています。温室の東南部の素ガラス下、一番日差しの強い場所に置いています。この場所に慣れてきたようです。         Dscn9220



【エスコバリア ダシアカカンサ(Escobaria dasyacantha)HK380】 球体はかなり大きくなりました。三苗とも蕾を抱いています。花色はオレンジかピンクで、中筋入りのようです。当初白い刺が目立っていましたが、蕾の発生と同時に赤刺が混ざるようになってきました。Dscn9122

【ギムノカクタス(Gymnocactus beguinii v.senilis CSD 190 Arteaga,Coahnila  】 群生株以外の3株は開花あるいは蕾を抱いています。 花は予想していたよりも大きく美しいです。               Dscn9247Dscn9248
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【テロカクタス 太白丸 (Thelocactus macdowell)】 太白丸も蕾を抱いています。大きな花が咲きそうです。頂いた時には純白だった刺は現在少し黄ばんできてきました。栽培者の腕の差でしょうか。Dscn9250
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【テロカクタス 大統領 (Telocactus bicolor v.schotii VCA  2 Hudspeth Co., TX】 手前側の小さな株は新しい刺が出ているものの球体の色が悪く要注意です。次回植え替え時(4月)に根をチェックしてみます。他の二株は元気に花を咲かせています。     Dscn9221

【テロカクタス (Thelocactus saladensis)】  あまり大きくはなっていませんが、元気そうです。昨年こちらに来た時に開花していた同じ株が今年も蕾をつけています。Dscn9252

昨年新しく我が家の温室の仲間入りしたサボテン達、大半がなんとか健康に育っています。環境が変わると調子を崩すサボテンが多い中、とりあえず一安心です。



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付かず離れず、優柔不断な銀冠玉実生接ぎ苗

昨年秋に袖ヶ浦の台に接いだ銀冠玉錦、半年近く経ってどうも冴えません。生きてはいるのですが、成長の兆候は見られません。Dscn9179
継いだ時の小さなままです。 拡大してみましょう。Enlarge
刺が生えている傘の部分と、少し生きている気配のある下半身部分と。下半身からは根のようなものが出始めています。



過去の画像です。



昨年10月           Dscn2077
同12月            Dscn1127

穂は、発芽してから半年した苗を半分にカットしたものですから、それからさらに半年した今、台の袖ヶ浦から何らかの栄養補給を受けていなければもうとっくの昔に干からびているはずです。それに根を出すようなエネルギーも残っていないはず。その一方で、台木とねんごろな関係にあれば根を出すような反骨は示さないはず。



要するに、付かず離れず!!



これは、一義的には接木の技術が稚拙であったためでしょうが、ひょっとすると台木としての袖ヶ浦と、穂としての銀冠玉との相性が悪いのかも。



つい先週、この組み合わせの実生接ぎを10本ほどやりましたが、もう少し様子を見てからの方が良かったかもしれません。

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続・二つの宇宙殿

エキノケレウス属の宇宙殿と宇宙殿レイシー。三月七日のブログで蕾が上がってきていることをご紹介しましたが、その後両者とも開花しました。



【宇宙殿】 3月10日前後に開花しました。時間が早かったのかまだ半開きの状態です。球体の側部から花軸が伸びています。     P3100024
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【宇宙殿レイシー】 今日(3月23日)開花しました。Dscn9126
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花弁は先端にゆくほど赤味が濃くなって美しいグラデーションを形成しています。



両者は名前の通り良く似ていますが、蕾が球体につく位置や、花色に微妙な差があるように見えます。



ただし、「宇宙殿レイシー」なる語をネットで検索しても何も出てこないので、”レイシー”は単なる宇宙殿の個体差なのかもしれません。



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親子で同時開花:王冠竜

フェロカクタス属の王冠竜親子が同時に開花しました。”親子”といっても親とカキ子のクローン親子です。



【親苗】 一昨年の梅雨時にカビにやられましたが、大分回復してきました。毎年花を二重、三重に咲かせます。Dscn8840Dscn8841


【小苗】 上の親苗のカキ子です。確か5年ほど前に吹いた子を外し発根させました。開花はこの二年ほどです。Dscn8824Dscn8825

親株は直径が30cm程になり、もうこれ以上大きくはならないような雰囲気になってきました。子株は直径12~13cmほど。まだまだ大きくなってゆきそうです。



梅雨時にカビにやられないよう、温室内の湿度に気を使って育てます。ずっとこのブルーの肌を保ちたいものです。



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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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