2016/04/30
実生三年目、目立たぬ初開花:ラウシー、テレサエなど
色々なサボテンの実生をしていて、その様々な初開花について見てきました。早いものは一年目で開花しますし、二年目ではかなりの種類に初開花が見られます。そして三年目では残りの殆どの種類が開花し、三年で開花しないものはかなり限られた種類、例えば成長の遅い菊水、花籠、メキシカーナ等、あるいは巨大な個体に生長する強刺類などに限定されてくるようです。
今日は遅ればせながら実生三年目でようやく初開花の兆候を見せたサボテン達の姿をご紹介します。
【テレサエ(Mammillaria theresae Cutak.)】 この種類はマミラリアの中ではあまり強壮な性質を持つものではないと感じています。20粒の種から現在まで生き抜いているのは3株のみです。しかも成長は緩慢です。大きなもので直径1cm、高さ3cm程度です。画像にある二株に蕾が付きました。
上の画像の右側の株です。三つの蕾が見えています。マミラリアにしては大きなピンク色の花が咲くそうです。楽しみではあります。
【ラウシー】 普通のラウシー(黒麗丸:Sulcorebutia rauschii Frank.)と緑のラウシー(緑麗丸:Sulcorebutia rauschii "green")と二色が有ります。マルちゃんみたい。このラウシーも成長が遅い。球体の直径は未だ1.5cm程度。開花までまだ数日ありそうな蕾が大きく見えます。
【晃山(Leuchtenbergia principis)】 この晃山は何度かこのブログで取り上げてきましたが、ようやく開花が確実なまでに蕾が膨らんできました。昨年は小さな蕾で終わってしまいましたが今年は大丈夫でしょう。花は黄色ということであまり美しいものは期待しておりません。
【海王丸(Gymnocalycium denndatum cv
KAIOMARU)】 たにさぼ実生倶楽部さんからの種を実生しましたが、種のほとんどが発芽し、そのまま大きくなりました。私はあまり海王丸のよさが理解できないでの画像の一株を残してあとは里子としてもらわれてゆきました。昨日ふと見ると生長点近傍から蕾が顔を覗かせているのを見つけました。
現在3つの蕾が見えています。
以上4種の蕾を抱いているサボテンで美しい花を咲かせるのはテレサエとラウシーであると思われます。あっと驚くような光景を見ることが出来ましたらまたこのブログでご紹介させていただきたいと思います。
ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。よろしければ応援の「ポチッ」をお願いいたします。