サボテン栽培趣味の再開

五泊六日の道東の旅から帰ってきました。日曜日は冷雨の中、50kmマラソンを震えながらフラフラと完走。地元の人でも寒いと言う日に6時間近くも走り続けていたわけですから寒いわけです。翌日以降は網走の温泉につかりながら知床へのドライブ、サロマ湖への80kmサイクリングと老骨に鞭打って遊びまわってきました。



ワッカや小清水の原生花園は今が花の盛り、見たことはありませんが”極楽”のような景色でした。



<ハマナス>              Dscn4035

<エゾキスゲ>
Dscn4039

<エゾスカシユリ>
Dscn4060

<エゾスカシユリの群生>
Dscn4067

今日、一週間ぶりに温室を訪れサボテンさんたちと再会です。留守の間、高温による日焼けや、猫さんの侵入が気がかりでしたがどうやら無事だったようです。まずは皆様の顔色を伺い、花柄を取り除き、軽く水遣りをしたりとようやく日常に戻った気分です。



留守中の変化で特に目立ったのは牡丹類の旺盛な成長です。



<赤花大疣青磁花牡丹>     Dscn3756

<大疣玉牡丹>
Dscn3758

<岩牡丹>
Dscn3763

<アガベ牡丹>
Dscn3764

<黒牡丹>
P6150240

<亀甲牡丹>
P6150242

<三角牡丹>
P6150249

<連山、大疣連山>
P6150490

いずれも実生三年を少し超えた苗です。旧ロゼオカクタス以外の苗はまだ初開花を見ていませんが、来秋にはと期待を抱かせる大きさに成長して来ました。この大きさまで育ってくれれば水遣りを間違えさえしなければ不意に昇天することもかなり減ってくるので、管理に気を使うことも少なくてすむようになります。



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アストロフィツム大株たちの一斉開花

6月下旬の好天の日、アストロフィツム属の大株たちが一斉に大輪を開花しました。



<青般若> 株高30cm 径15cm 花の直径10cmぐらい002

<般若> 株高30cm 径15cm 花の直径10cmぐらい
004

<青般若> 株高30cm 径17cm 花の直径8cmぐらい、三輪同時開花です。
008

<ランポー玉> 株高20cm 径10cm 花の直径6cm 花弁の先端が黒い。5輪同時開花です。
012

<へき瑠璃ランポー玉> 株高40cm 径15cm 5輪同時開花です。
187

<大鳳玉> 株高25cm 径8cm 4株が並んで開花しています。
Dscn3893

これらの大株、もともとは球体の高さと径とが同じぐらいの均衡の取れた姿をしていましたが、年とともに柱サボテン化の一途をたどっています。均衡の取れた球体の見頃はとうに過ぎ去りましたが、毎年大株ならではの大輪を咲かせて植え替えの苦労に報いてくれます。



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いつも当ブログをご覧くださりありがとうございます。今週末開催されるサロマ湖100kmウルトラマラソン 50kmの部参加のため、6月29日(水)までの間ブログを休載させていただきます。





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梅雨の中で成長旺盛な実生三年目のアリオカルプス属(牡丹類)

牡丹類の実生を始めて三年になります。今年は春の早い時期に植え替えを行いました。梅雨のこの時期までに根を十分に張ったのか、各種の苗とも旺盛な成長を見せています。



<岩牡丹> 未開花                Dscn3763

<アガベ牡丹> 開花
Dscn3764

<黒牡丹> 一部開花
P6150240

<亀甲牡丹> 未開花
P6150242

<三角牡丹> 未開花、疣が幅広タイプの三角牡丹です。
P6150249

<(大疣)連山> 未開花、大きめの苗が大疣連山です。
P6150490



<花牡丹> 未開花、正式には”赤花大疣青磁花牡丹”でした。
Dscn3756

<玉牡丹> 未開花
Dscn3758

「開花」と「未開花」とを峻別したのは、この情報がその種類の寿命とこれから更に大きくなる余地に関係していると思われるからです。例えば未開花の玉牡丹は既に開花株となっているアガベ牡丹より寿命が長く、更に苗がこれから大きくなってゆく余地が大きいと考えられます。次回植え替え時の鉢の大きさ、苗の間隔、用土中の肥料分の質、量などに配慮を加えることが出来ます。



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強刺ギムノの奇病

サボテンがその育成中に昇天する最大の原因は根グサレにあることは間違いないのですが、このところ明らかに根グサレではない原因による強刺ギムノの奇病に悩まされています。



いきなり醜い画像で恐縮ですが、「光琳玉」の寄せ植え苗です。もともと6本有ったのですが既に2本は昇天し現在残っている苗もこの有様です。P6150190
時計回りに5時の位置の苗は球体の左半分が消え絶望的状況です。7時に位置する苗は重症。今生き残るために懸命に病と闘っているような姿です。8時の位置にある苗は病変部の下から新たな成長部が現れてきました。回復途上です。11時の位置の苗だけ病に侵されず健康を保っています。



この病変は下からやってくる根グサレとは正反対で、やまず成長点がやられ、その病変部が下に広がってゆくようです。



これらの光琳玉、春ごろは立派な刺を出して将来を期待していたのですが…。Dscn7858

病変の形態は少し異なりますが、やはり球体上部から病変が始まったものがまだあります。



<フェロシオール> 成長点直ぐ脇の10時の位置にいやな感じの黒変が見られます。Dscn3980

Dscn3981

<バッテリー> 左下の苗、稜の谷間に黒点が4つ。Dscn3784

光琳玉の場合はいわゆる南米病にも見えますし、フェロシオールは根グサレが球体上部にまで及んできたようにも見えます。またバッテリーの場合は単なるカビの発生に見えないことも有りません。根グサレの場合もそうですが、これらの場合もやはり”ばい菌さん”の悪戯がなせる業なのでしょうか。いずれにせよ、こんなことを色々経験しつつ、何本も貴重な苗を犠牲にして少しずつ知識を積み重ねてゆくことになるのでしょうね。


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大疣瑠璃兜錦の接木苗

今日の主役は、瑠璃兜で、斑入りで、アレオーレが大疣の、こんなやつです。↓P6150135

瑠璃兜で大疣はそれはそれでいいものだと思います。しかし、瑠璃兜”錦”と大疣との組み合わせは微妙ですね。球体表面に現れたせっかくの斑入りの模様が大疣に邪魔されてしまいそうな気がします。いわば”蛇足”です。



瑠璃兜錦は多くの苗を接木しています。やはりこの場合は疣が目立たないほうが良さそうですし、殆どの場合がそのような苗です。



<斑の現れ方が控えめな苗>                  P6150061_2

P6150145

P6150061_3

P6150127

<派手斑>               P6150114

P6150108

P6150121

P6150140

P6150144

P6150110


<中庸>
P6150142



P6150100

なかなか良い斑まわりの苗は出来ないものです。皮肉にも一番上の大疣の苗が一番良さそうな斑に見えます。


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エキノケレウス属「白紅司」:球体の形状変化

今日はエキノケレウス属「白紅司(Echinocereus chloranthus v.russanthus(Wenig.)Lembex G.Rowley)」についてです。3年前に銀冠玉の種に混ざってやってきたサボテンです。銀冠玉の丸々とした苗の中にあって「醜いアヒルの子」よろしく幼苗のころは目立たぬ小さな苗でしたが、二年を経た頃からその美しい赤刺が出始め異彩を放つようになって来ました。



2015年6月 :この頃は縦長の球体でした。美しい赤刺は球体の上部に見られます。              Dscn4322



2016年2月 : 冬になって球体は寸詰まり気味です。その分赤刺が密に球体を覆うようになりました。                Dscn6034



2016年4月上旬 :初開花のための蕾を上げてきました。球体に似合わず荒々しい容姿を持つ蕾です。               144



2016年4月下旬 :初開花です。私の語彙では表わし難い不思議な色の花です。             Dscn2502


2016年6月下旬 :最近の姿です。一年前と比べ球体は随分とズングリとしてきました。赤刺は球体下部にまで回りこんでいます。            P6150509

原色サボテン辞典によると白紅司は群生し、最大高さ8cmとあります。この苗は未だ単頭で高さ4cm程度。人間で言えば高校生ぐらいでしょうか。



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今が見ごろ? アストロフィツム属「磐石」

アストロフィツム属の「般若」と「ランポー玉」とを掛け合わせたのが「磐石」です。そもそも”磐石”と言う言葉は、大きな石(岩)、あるいはしっかりしていてびくともしない様子を言いますが、サボテンの磐石もそんな意味をほうふつとさせるような姿なのでしょうか。



うちの温室にある「磐石」の最近の姿です。201606
なるほど、大きな岩がドーンと転がっているようなイメージです。般若の8稜より2稜少ない6稜であることで、ますます岩のような姿に見せているのかもしれません。



この磐石、温室内の般若とランポー玉との自然交配によりできたものと推定されます。温室内には般若とランポー玉の苗が複数本あります。この苗は敷き砂の上に生えていたこぼれ種からの苗を拾い上げたものです。”生後”何年かは特定できませんが少なくとも5年は経過しているようです。



過去の画像を遡ってみると、



<2013年5月>           201305

<2014年5月>
201405

<2015年5月>
201505

年とともに次第に扁平の度を増してきています。



また、一週間前には大きな花を咲かせていました。P6150016
P6150030

花びらの縁に僅かにピンク色のかかる大輪です。直径10cm近くある堂々とした雰囲気を持つ花で、般若の花ともランポーの花とも微妙に雰囲気が異なります。



般若やランポーの球体は径がある大きさまでになると、その後は年とともに高さ方向に成長するようになって柱サボテン化します。この磐石の苗も今後柱形になってしまってはなかなか安定した”磐石”にはなりえないでしょう。



球体が扁平を保っているここ数年がこの磐石の一番の見所かもしれません。

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まっすぐ行こうか戻ろうか、それとも・・・

元祖御三家の一人 橋幸夫の「恋のインターチェンジ」の一節。



♪まっすぐ行こうか曲がろうか、それともこのまま戻ろうか、ここが思案のしどころよ♪(作詞:邸永漢、作曲:藤家虹二)



橋幸夫といえば吉田正作曲、佐伯孝夫作詩というのが定番ですが、邸永漢(経済評論家)、藤家虹二(クラリネット奏者)と言うのはまた随分と意外な組み合わせです。



そして歌詞のとおり”恋のインターチェンジ”で「それともこのまま戻ろうか」をやると、高速道路の逆走になります。即刻逮捕、運が悪ければ大事故を起こしかねないと言う突っ込みどころ満載なのですが…。



そろそろ本題へ。この歌詞のように迷いに迷って煮え切らない態度を見せているのがフェロカクタス属「王冠竜」です。ここ数年で増稜しているのですが、それにご注目下さい。



<2014年> 成長旺盛で増稜準備中です。               201404



<2015年> 増稜開始しました。画像右肩に増稜しているのが見えます。201504 



<2016年> 昨年増えた稜の一方の上方にさらに稜が増えた部分と、その隣では稜が二本から一本にまとまって減稜した部分とが同時に現れました。    P6150443_3



一般にサボテンの増稜は、成長にあわせて球体の直径と稜数との辻褄を合わせるために現れる現象と思っております。そのためにサボテンさんは成長が顕著になってくると「そろそろ増稜せないかん」と思案するはず。



この王冠竜さんは、「昨年は成長に合わせて増稜したけど、オイラ今年も太りそうだな。そろそろまた増稜するか、それとも今年は植え替えてくれそうも無いので止めとくか、それともいっそのこと減稜したるか。」などと思案しているうちに時宜を逸してしまい、こうなってしまったのでしょうか。



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士童が危ない!

ここ数年遠視(いわゆる老眼)が進み、メガネをかけても細かなものが良く見えないようになって来ました。温室でサボテンを観察する際に、もちろんメガネをかけているのですが細かなもの、例えばカイガラムシやアカダニの発生など見落としがちです。このため肉眼でざっと観察したあと、ひと鉢ごとにデジカメ撮影しその画像を自宅に戻ったあとでPCモニター上でチェックしています。



前置きが長くなりましたが、今日はこのPCモニター上のチェックで見つけた異常です。



士童の寄せ植え苗ですが、四本のうち左下の一本が変色しています。それに大きさもこの苗だけ小さい。                 061516
この程度のことは、現場での目視でも分かりそうなものですが意外と見過ごしがちです。



フライレア属の士童、自家受粉し採り蒔きでどんどん増えますが、サボテンとしては寿命はそれほど長くはなさそうな感じがします。この四本の苗はネットオークションで3年前に入手したものですが、もとは7本有りました。時に不意に腐敗してこれまで三本の苗が昇天しました。この苗も多分球体内部は既にドロドロに溶けて腐っていると思います。確か年初のころは皆同じような姿であったはずで、いつからこうなってしまったのか過去に遡って画像をチェックしてみましょう。左下の苗に特にご注目下さい。



<1月>他の苗より少し小さい程度                                                                           0116_2
<2月>他の苗には蕾らしきものが出始めた。                                                                         0216
<3月>蕾膨らむ。                                                                                                0316
<4月>蕾は自家受粉して種になっていそう。 他の苗は成長している。 注目苗だけ成長なし。                                                                                                                   0416
<5月上旬>                                                                                                            0516
<5月中旬>他の苗と比べ色が変わってきた。                                                                                 052116
<5月下旬>                                                                                                            052516
<6月3日>                                                                                                                060316
<6月7日>黒ずんできた。 ヤバイ!                                                                                                            060716
<6月15日>最新                                                                                                      061516_2

こうして年初から振り返ってみると、蕾が出来ず成長も停止しています。注意深い人でしたら遅くとも3月には異変に気づいていたことでしょう。その頃でしたらまだ救う手段があったかもしれません。可愛そうなことをしました。こうなってからでは、原因が根グサレから来るのかそれとも寿命なのか知る手段はありません。





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これはメロカクタスの花座が上がってくる前兆なのでしょうか?

3年前の春にネットオークションで入手したメロカクタス属「バイエンシス」の苗5本。当時はこんな姿でした。プチプチシートに包まれ封筒に入れて送られてきましたので大きさは多分径が2cm以下だったでしょう。      Dscn0563

Dscn0564

これらの苗、うちの温室の環境が気に入ったのか、それとも元来丈夫な性質を持っているのか、エキノプシス並みの成長を見せて、5本の苗全部が現在直径が10cmを超えてきました。



当然寄せ植えは出来ず、単独植えです。最近の画像を列挙します。特に成長点近傍に注目してご覧ください。         P6150020

P6150022

P6150024

P6150026

P6150018

下のほうの画像へ行くほど顕著なのですが、成長点がなにやらただならぬ雰囲気になってきています。一番下の画像の苗の成長点付近を拡大してみました。Enlarge

いよいよ花座が出てきそうな雰囲気です。



サボテンを始めた頃から、花座を持ったメロカクタスは憧れで、いつかは持ちたいとずっと思っていました。”いつかはクラウン”、”いつかはベンツ”、そして”いつかは花座のあるメロカクタス”です。



次は、実生で育てているメロたちに花座ができることを期待しています。それにはあと1~2年かかりそうです。




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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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