アリオカルプス属の三角牡丹は好きなサボテンの一つで、購入苗や実生苗など気が付くと50本以上を育てています。
同じ三角牡丹でもよく見るとかなりいろいろなタイプがあるようです。簡易的には疣の幅により、広疣タイプと狭疣タイプとに分類ができます。
<広疣タイプ> 2013年春にオークションで入手した苗です。成長が早く現在直径10cm程度。
<狭疣タイプ> 30年以上前に五十鈴園さんから通信販売で入手した苗。成長が遅く、現在直径10cm程度。
先日ご紹介した神代植物公園にあった三角牡丹。同じ狭疣タイプですが、ここまで大きくなるのに何年かかった? 
<三角牡丹チキータ> 広疣、狭疣と分類する観点とは別に、三角牡丹エロンガータ、三角牡丹チキータと呼ばれる三角牡丹もあります。このうちチキータは実生四年生が育っています。タイプとしては広疣、狭疣の中間的なものです。同時期に実生した普通の三角牡丹に比べ成長が緩慢です。”チキータ”の名の通り三角牡丹の中で小型に育つタイプのようです。
ところでネットオークションで「三角牡丹」の種を入手すると、多くは疣の広い、狭いは表示されていないケースが多く、育ててみてああそうだったのか、となることが多いです。
で、改めてわが温室内の実生の三角牡丹を見てみると…
これは広疣タイプですね。
次は…
これは中間のタイプです。
さらに、三角牡丹の花色は一般に黄色ですが、「赤花」タイプも存在します。
「赤花三角牡丹」として入手した種を実生した苗。4年生ですが、開花はまだです。疣のタイプは、広い、狭いというより「長い」ですね。
総じて、広疣タイプの三角牡丹の方が成長が早く、大きな苗に育ちそうに見えます。
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