うっすらと髭が生えてきた景清、そして蕾も…

タイトルに”髭”と書きましたが、もとよりサボテンに髭など生えてくるわけはなく、この髭は綿毛を象徴しています。本日の主役「永岡景清」がまるで侍のような名前なので。


 


前置きはさておき、実生して丸三年経った永岡景清、ついに蕾を上げてきました。                   Sp2270078 Sp2270076 



 


一般にこのように緑濃きマミラリア属のサボテンは丈夫で成長が早い印象があります。しかしこの景清、丈夫ですがこの三年間を見る限りは成長はそれほど早くありませんでした。そして初開花まで三年を要しています。


 


永岡景清の特徴は着花する疣の谷間一帯に純白の豊かな綿毛をたたえるその姿にあります。実生三年目ではまだその綿毛は”ちょび髭”程度ですが、蕾周囲には将来の豊かな綿毛を想像させるに足る純白の綿毛を吹き始めました。この夏の大いなる成長を経て、立派な侍に化けてくれることを期待しています。


 


 


 




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短疣(丸疣)青磁花牡丹

牡丹類の疣に関して””大疣”というのはよく見かけるものですが、今日ご紹介する疣は”丸疣”あるいは”短疣”とでも称すべき牡丹です。本体は青磁花牡丹として入手した種を実生したものです。


 


実生して丸4年経ちました。未だ開花はしておりませんが、疣はますます丸みを増しています。


 


Sp2270074 




Sp2270072 


 






ひょっとしてと思い「サボテン」x「牡丹」x「ダルマ」でネット検索したところ、ありました!


 


       「ダルマ青磁花牡丹」です。


 


あまり径は大きくなりそうもありませんが、丸々とした面白いサボテンに育ってゆきそうです。


 


 




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王綾波の巨大な新刺と蕾

原色サボテン辞典ではホマロケファラ属の綾波の中でも刺幅が広くその先端が二つに分かれているものを特に”王綾波”と呼んで他の綾波と区別しています。


 


我が家の”王綾波”は、刺は幅広ですが先端は二つに分かれていません。ただ、入手したときの名前がそうだったのと、他の普通の刺幅の綾波との区別をするため、あえて”王綾波”と呼んでいます。ネットで画像検索してもただ幅広い刺のものを王綾波と呼んでいる例も多くみられるようです。


 


四年前に我が家にやってきた王綾波の苗が二本あります。両方とも深刻な根腐れを経験しましたが、運よく現在まで生き残っています。一月の植え替えを経てこのところの温かさに誘われて大きな新刺と蕾を上げてきました。


 


<苗A>                        P2260004 




P2260006 



 


<苗B>                            Sp2260008 




P2260010 


 


苗A,Bとも温室内の一番日当たりの良い場所に置いてありますので、ここ一年ほどはとても機嫌よく育っています。苗Bは冬場の水切りと強い陽光でやや日焼け気味ですが、強い刺を出すためにはこのぐらいの方が良いのではないかと思って管理しています。


 


 


両苗とも新刺の根元の幅は現在5mmぐらいでもう少しすると1cm近くなるはずです。この頃が綾波の刺の一番の見どころで、刺色も深紅になりとても美しいものです。その後は水分を失うためか刺幅は少し狭くなってゆき、色も褐色へと変化して行きます。


 


この二本の苗は全く別系統の苗なので同時に開花すれば交配して採種可能です。結実させれば確実に苗は消耗しますが、今年は1本だけは結実させても良いかな、と考えています。


 


 


 






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(追加画像:20170227,14:30) 



クチクラ層を突き破り成長する青磁牡丹           P2230244




花四題

二月も下旬に入り温室内はサボテンの開花がたけなわです。今日は普段記事にあまり載せることのないサボテンの開花についての記事です。


 


<サブテラネウス(ギムノカクタス属)> 実生四年目。ろくろ首のようなサボテンで、自立させておくのがなかなか難しいです。       Sp2190016 


赤い中筋のやや地味な花を咲かせています。


P2190018_2 


 


 


<ダビシー(エキノケレウス属)>
実生2年目、寄せ植え苗の1本だけ開花しました。                  
Sp2230175_2 


 


球体の直径はまだ1cm足らずですが、それより大きな花を咲かせています。さすがはエキノケレウス、花にも刺にも味があります。


Sp2190012 


 


 


<ペクチニフェラ(ユーベルマニア属)> こちらは30年以上たっている古株です。成長は極めて遅いですが毎年少しずつ大きくなっています。Sp2190032 


同じ大きさの開花株が二本あります。毎年開花しますが積極的に交配作業をしないためか、結実はしません。


Sp2190034 


 


 


<赤花烏城丸(ツルビニカルプス)> 毎年この時期に開花する実生4年目の苗たちです。               Sp2190057 


同じ時期に精巧殿やバラ丸など同じツルビニカルプスの仲間が派手に開花するので目立ちませんが、よく見ると底赤でなかなか美しい花です。P2100237


 





”赤花”というからにはオリジナルの烏城丸の花色は別色。何色なのでしょうね。


 


 

















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白翁玉が満開です

二月五日に開花が始まった旧ネオポルテリア属の「白翁玉」が今満開です。


 Sp2170627 








Sp2170626 


 


豪華ですが派手すぎず透明感ある不思議な花です。


 


 




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花座のできる柱サボテン:コリオセファロケレウスアウレウスの初開花

温室内で異彩を放つ南米ブラジルミナスゼライス原産の柱サボテン、コリオセファロケレウスアウレウスです。                                  


 




このサボテン、妙齢になるとまるで刺が混じったクリームを成長点から垂らしたような奇妙な花座を作ることで知られています。                                      


 


4年前の春に直径3cmほどの小さな苗で我が家にやってきたこのサボテン、ようやく花座を上げて初開花を見せてくれました。南米産のサボテンですので用土を酸性にして、冬場に極端な冷気に晒さなければ基本的には柱サボテンですので丈夫で旺盛な成長を見せてくれます。


 


ただし柱サボテンといえども個体差が大きく、柱状に育つものから扁平な球体のまま大きくなるものなど様々です。うちのコリオセファロケレウスアウレウスは扁平のままどんどん大きくなってきています。


 


前置きが長くなりました。それではこの4年間の成長を画像で振り返ってみましょう。               


 


 


<2013年4月> 我が家に来た直後。直径3cmで、刺は曲がってまだ柔らかかったです。                S201304 


 


<2014年4月> 刺がシャンと伸びました。触るとバリバリに硬かった。S201404 


 


<2015年4月> 球体がかなり大きくなってきました。画像にはありませんがこの頃から年に一つずつ子を吹き始めました。      S201504 


 


<2016年4月> 球体は扁平のまま直径10cmを超えました。S201604 


 


<2016年10月> 成長点付近に黄色い塊ができてきました。どうやら花座ができつつあるらしい。                     S201610_2 


 


<2017年2月> 花座から花が現れてきました。初開花です。黄色い地味な花です。                  201702 P2230495 


 


現在の直径13cm。これから上に伸びて柱サボテンの本領を見せてくれるのでしょうか。それともさらに横に広がって堂々たる球体になってゆくのでしょうか。面白いサボテンです。


 


 


 




















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瑠璃兜錦が開花しました。

2月16日のブログで花芽が膨らんできていることを伝えしたアストロフィツム属の瑠璃兜錦(袖ケ浦接ぎ木苗)が開花しました。                                                     


 


一本の苗について二画像ずつあります。




<苗1>                 P2190045 P2190047 




 


<苗2>                        P2190049 




P2190051 


 


いずれの苗も花弁に赤味が差しています。特に苗2の方は赤花兜の血が濃く入っているようです。
今年はこれらの瑠璃兜錦同士を交配して種を採る予定ですが、今回花に見とれて交配作業をするのを忘れてしまいました。次回は忘れないようにせねば。


 











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春の水遣り開始と身割れ

二月も中旬になり、関東地方は連日好天が続いています。温室内は40℃を超える日が多くなり、冬の間休んでいた水遣を開始しました


 


本格的に水遣りを始めると、お決まりの身割れがあちこちに散見されるようになりました。


 


烏羽玉の実根苗です。実生三年目。 P2190059 


 


恩塚ランポー玉を袖ケ浦に接いだ苗 P2190061 


 


スーパー兜を袖ケ浦に接いだ苗、真っ白に育ってきて期待していたのに残念!P2190063 


 


瑠璃兜錦を袖ケ浦に接いだ苗。中心部にまで割れが及んでしまった。P2190065 


 


銀冠玉の実根苗。           Sp2190067 


 


 


これらの苗を見ると身割れしやすいサボテンの通性がよくわかります。まず第一に刺が無く、稜の谷がほとんどないサボテン。第二に接ぎ木苗のサボテン。よって、ロホホラや兜を接ぎ木した苗が一番危ない。


 


前にも書きましたが、私は身割れに対する対策をしません。思うがまま水遣りして身割れしたらその現実を受け入れます。身割れする苗の割合はせいぜい数十分の一ですし、身割れしたからといってそれが致命的なことにはならないからです。身割れ部分にはベンレート粉剤を塗って殺菌を図り、あとは傷が癒えるのを待つだけです。3年ぐらいはかかりますが。


 


 











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白斜子が満開になりました。

接ぎ木にした白斜子が蕾をつけすぎてなかなか開花しないことをお伝えしたことがありましたが、その白斜子がようやく満開に開花しました。


 


P2190002 P2190004 P2190006 


 


これは接ぎ木の威力でしょうか。取り敢えず外周側にぐるりと開花が揃いました。その内側にもう一周の蕾が控えています。自根でこんなに咲かせたら苗は弱ってしまうでしょうが接ぎ木ですので心配無用でしょう。


 


この白斜子、同じロットの中から育ちの良くない苗を選んで袖ケ浦の台に接いだものです。もともと接ぎ木の穂としてはかなり小さな大きさで、それに合わせて小さめの袖ケ浦の台にしました。小さな袖ケ浦の台は台木としてどうかなという懸念もありましたが杞憂に終わりました。台は穂と同等かそれ以上の大きさがあればうまくいくことを経験しました。


 


 









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精巧殿の大輪

春二月はツルビニカルプス属「精巧殿」の開花の季節。精巧殿の花を見ていると、その色や大きさにかなりの幅があることが分かってきました。


 


2014年の秋に実生した一群の精巧殿。化け猫さんからいただいた種を蒔いたものです。それから2年と半年余り経ち、今年の春に初開花しました。その中でひときわ目立つ花を咲かせた個体があります。                                                         


 


 Sp2190022 




Sp2190020 





 


球体の直径はまだ1.5cmほどですが、花径は4cm近くある大輪です。しかも精巧殿としては赤みの強い派手な花色です。


 


精巧殿は入手経路の違いにより少なくとも三系統の血筋を育てていますが、その中でもこの系統の花は特に目を引きます。美人薄命といいますが、大事に維持して行きたいものです。


 


 




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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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