お知らせ

日頃からこのブログをご覧いただき誠にありがとうございます。


本日から数日間旅行に出かけますのでその間ブログをお休みします。






海王丸


P5250650 


 


<頂いた苗たちの現況>    Sp6010621
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この春の実生接ぎを総括してみました。

今年の春に行った実生接ぎ(カキ子など小さな苗を含む。)の結果を総括してみます。なお、台木は袖ケ浦および長盛丸系プシスです。


 


<銀牡丹> この苗は付いたみたいです。P5270006 


 


一方この苗↓は微妙。                    P5270008 


一応ついてはいるようですが、接ぎ面の少し上の部分から根が出てきました。これまでの経験では、根が出てくるのは接ぎ面がうまくつながっていない場合が多いです。


 


ダメもとでやった逆さ接ぎは成功したようです。まあ、これからも根が出て来るようでは”お笑い”にもなりませんが…P5270016 


この下半身の部分には幸いアレオーレが残っていますので、そのうちここから子を吹いてくるはずです。


 


<精巧丸>
 これも微妙です。当初うまくいっているものと思っていましたが、最近になり接ぎ面付近から根が出てきました。
P5270012 


やはり、台からの栄養補給が十分ではないので、自らそれを求めて根を出すのでしょうか。


 


<三角牡丹錦> これはうまくいっているようです。夏になり、爆発的に成長するのを期待しています。美味しそうな果物のようです。              
P5270020 


但し、斑が入ってくるか微妙。ただの三角牡丹ならすぐに降ろします。


 


<黒牡丹錦> Y園から購入した種「黒牡丹錦」の発芽苗のなかで、一番ひ弱そうな苗を接いでみました。その方が逆に斑入り苗の可能性があると思ったからです。                      P5270024 










どうやら接ぎ木自体は成功したようです。あとは斑が出て来るのを待つのみ。


 


<ロイヤル玉牡丹錦> いくつか失敗した苗もありましたが、下の二つの画像の苗はうまくつながって、成長を開始したようです。なんとなく斑らしきものも見えて来ました。                 P5270034 P5270036 


 


<瑠璃兜錦> 斑のはっきり入った苗を接ぎました。どうやら着いているようです。ただしこの大きさ(5mm)でこのようなはっきりした斑が出ている場合、多くは将来派手斑あるいは全斑に近い斑模様になって観賞価値が低い苗になる可能性が高いです。



P5270037 


瑠璃兜錦の接ぎ木は、実生後一年以上経って斑模様がかなりはっきりしてから行った方が良い場合が多いです。


 


 









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七福神!

国内でおそらく最もポピュラーであると思われる多肉植物、「七福神」。うちにも30年以上前から住んでいます。


 


この七福神君、温室内の一等地である日当たりの良い棚上に置くとあまり機嫌が良くありません。最近は温室内棚下や、縁側前の露地に置いています。


 


<温室棚下組> 毎年春に伸びてしまった茎をぽっきりと折り取って、根のない上体を新しい用土の上に載せておくと、そこから根を出して、苗が更新されます。根の部分は捨ててしまいます。陽があたるのは午前中の三時間ほど。たまたま空いていた小さな浅鉢に植えたため、水分不足で葉の張りが足らないようです。                    Sp5250431 


 


<露地組> この二年以上植え替えていません。伸び放題の茎の途中からたくさんの子を吹いています。冬は寒風のふきっさらし、雨は当たり放題、日照は夜明けから日暮れまでのまるでスパルタ教育のような環境ですが、かえってこれが七福神にはあっているようです。Sp5250014 


この株は、株分けせずこの形のまま二回り大きな鉢に植え替える予定です。


 


数年前に新天地を地植えして越冬を試みたことがありましたが、今年はこの七福神を地植えしてどれだけ繁殖するか試してみたいと思います。


 


 






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大豪丸の結実・裂果

実生して二年のエキノプシス属「大豪丸」。4月中旬に賑やかに初開花しました(既報)。                 Sp4180021


 


それから約40日。四株のうち二株が果実を実らせました。Sp5250536 


右上と左下の苗です。特に受粉作業は行っていませんので、寄せ植えしている隣の株から受粉したのでしょう。


 


拡大してみましょう。 


 


 




<左下の株> 中央は蕾、左が果実です。開花から40日近く経っていますのでもう熟してくるころです。              
Sp5250544 


 


<右上の株> こちらはすでに塾して、果実が爆ぜています。Sp5250537 


さらに拡大してみます。              P5250540 


一見黒くてツルツルしていそうな種ですが、このぐらいに拡大してみると意外と表面がザラザラしていることが分かります。


 


大豪丸は刺のない台木として便利そうですので、この種は実生します。


 


 





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後期高齢サボテンの士童が最期のお勤め

2013年に苗で入手した士童。この4年間に多くの種を産出してくれました。もともとは7本あった苗が一つずつ枯れてゆき、現在この二本だけが生き残っています。球体には茶膜ができてかなり老化が目立つようになってきました。Sp5200538 


 


静かに老後を過ごさせてやろうと、今年の春から朝日だけ当たる棚下に置いています。どうやらこの場所が気に入ったようで、球体はやや生気を取り戻し、閉花受粉の種を抱いています。


 


もう頑張らなくともよいのに! これが最期のお勤めになるのでしょうか。


 


これらの苗の”孫”にあたる士童が今一番の見ごろを迎えています。Sp5200322 


まだ球体直径は2~3cm程度ですが、見るからに生き生きとしており、ご多分に漏れずそれぞれの苗が閉花受粉した種をつけています。


 


サボテンとしては鑑賞寿命の短い士童ですが、種の取りまきで極めて容易に世代交代が図れるので、その整った容姿も相まってサボテン趣味をこれから始める人にはうってつけの種類であると思います。閉花受粉などと手抜きをせずに、立派な花を毎回見せてくれればもっといいのに。


 


 





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難物「彩虹山」のカキ子を袖ケ浦の台に接ぐ

今日のブログは、いわゆる難物種のスクレロカクタス属「彩虹山(Sclerocactus Parviflorus SB178 nw San Ysidro NM)」の維持についてです。


 


2014年の冬に実生した苗は難物ゆえ手に負えず、腐敗死寸前に電磁波吸収サボテンに接いで救いました。その後接ぎ木の威力でテフロカクタスのように二段構えの球体に成長し、昨年秋から下段の球体から小さな子を複数吹き始めました。                    Sp5200133 


これらの子のうちの一つを掻き取りました。上の画像の下段の球体、右肩の傷跡にあったものです。


 


台は比較的若い部分を有する袖ケ浦を選び、使い捨てメスを使用して短時間内に接ぎ木作業を終えました。消毒は薬用アルコールを使用しました。私としては丁寧な接ぎ木作業をしましたが、それは気温も高くなり、細菌の繁殖による失敗を避けたかったからです。なお、穂はかなり小さかったので、実生接ぎのように台に載せるだけにしました。


 


接ぎ木3日後の画像です。↓            Sp5160048 





台のカット面を見るときれいな状態で、細菌の繁殖はないようです。しかし気温が高かったためか穂はかなり乾燥してしまって深い皺が寄っています。


 


それから一週間後の画像です。↓ Sp5200069 


贔屓目に見ると球体に少しふくらみが戻ってきました。油断はできませんが、接ぎ木が成功する望みが出てきました。


 



腕や経験がないと実根ではなかなか上手く育てることができない彩虹山ですが、このように接ぎ木を行うことで難物たちを何とか維持しようとしています。


 


何も育てるのが難しいサボテンをわざわざ栽培しなくともよいという考え方もありますが、逆に難物を扱う技量を得ることにより、難物ではない普通のサボテンを余裕をもって育てることができるようになるのではないかと思い、”苦行”に励んでおります。趣味の世界では苦しさも一種の楽しさに転じることができるものです。


 


 




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今日の温室内はギムノの花が目立って咲いておりました。

サボテンの開花は早春のツルビニから始まってアストロやスルコなどに続き、五月下旬の今はギムノカリキウム属の花が美しく咲き誇っています。


 


<海王丸> 実生4年目。純白の地にうっすらとピンク色が差しています。Sp5200032 Sp5200034 


球体の直径10cm。同期の中でこの一本だけ残っています。蕾は疣の谷間から疣に押しつぶされるように出てきます。そのためか、蕾も花もやや扁平気味です。


 


<緋牡丹錦> 5/17のブログ
でご紹介した袖ケ浦の台に接いだ苗が満開になりました。              Sp5200114 


やや茶色味を帯びたピンクの花です。本来斑入りの球体を鑑賞すべきサボテンですが、小さな球体にこれだけ咲き揃うと花サボテンとしても十分に鑑賞できそうです。


 


<黒刺鳳頭> これも袖ケ浦の台に接いだ苗です。P5200112 






その美しさの評価については意見が分かれそうですが、白地にチョコレート色のアクセントが入ったその姿はかなり印象的です。


 


今日のブログの画像は花中心でしたが、これらの花を咲かせている球体もなかなか魅力的なものに育ちつつあります。機会を見てこれらについてもご紹介したいと思います。


 


 


 









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大仏殿咲く

エキノケレウス属の大仏殿が満開になりました。Sp5200522 Sp5200024 Sp5200026


この大仏殿、実生4年目の苗で、同窓生たち20数本は既に全国各地に貰われて行きました。各地でかような黄色の大輪を咲かせているものと思います。


 


球体の全体が見える一週間前の画像です。↓Sp5160503 


 


球体には刺はなく、ドーンと大きなその図体は大仏殿というより、大仏様そのものを連想させてくれます。


 


余り繊細さを感じさせないその球体、もうこれ以上大きくならなくともよい、というよりはむしろ大きくならないでほしい。ただし花は毎年咲かせてね。


 


 












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マミラリア属の「テレサエ」が満開です。

マミラリア属の「テレサエ」が満開になりました。実生三年目、昨年に続く開花です。


 


P5200010 Sp5200016 Sp5200018 


 


三本の小さな苗を寄せ植えしていますが、そのうちの二本が開花しました。    




苗の姿がよく見える一週間前の姿です。↓P5160221 


 


このテレサエ、マミラリア属ということですが、違和感を感じるのは私だけでしょうか。花はマミラリアにしては大きすぎるし、球体は異常に軟弱だし、刺はフワフワしたクラゲのようだし。


 


成長もマミラリアとしてはかなり遅いですね。


 


そういえば、マミュロプシス属であった「月宮殿」も最近マミラリア属に入れられているケースもありますね。これも解せません。


 


素人趣味家のせめてもの抵抗として、これらのサボテンは他のマミラリアとは離して、温室内の別の場所において育てています。


 


 


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三角恩塚ランポー玉を接ぎ木で大きく育てる。

恩塚ランポー玉はその整った形状と球体表面に現れる”恩塚模様”が美しく、いくつ育ててもさらにほしくなるサボテンです。その恩塚ランポー玉、稜数が五、四、三といろいろあります。基本形は五稜ですが、四稜、三稜も魅力あるものです。しかし三稜の恩塚ランポー玉は基本形から外れているためか、なかなかうまく育ってくれません。ヒョロヒョロと縦長に育つ傾向があります。


 


 


下の画像は実生三年目の恩塚ランポー玉の寄せ植えです。Sp5160327 


同期の苗の中でも、真ん中やや右の縦一列に並ぶ三稜のものは、他の苗に比べて育ちが悪い。


 


そこでいつもの、…                                       


 




  接ぎ木じゃ~                              


 






…ということで、昨年8月に比較的小さく育って将来性に乏しい苗を袖ケ浦の台に接いでみました。


 


以下、時系列で成長を見てみましょう。


 


<2016年8月>             S201608 


 


<2016年12月>                S201612 


 


 


<2017年4月>                Sp4150086 


 


 


<2017年5月>             Sp5160114 


 




四月以降急に大きくなってきました。実根ですと縦長に育つものも、接ぎ木により横に広い安定感ある球体に育ち始めています。直径が10cmを超えたあたりで接ぎ降ろして、独立させる予定です。


 


 




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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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