寒さの訪れたこの時期、温室内で咲く花

11月も今日で終了、すっかり冬らしい季節になりました。晴れた日には温室内はまだ30℃近くに温度が上がりますが、花開くサボテンの数がすっかり少なくなってきました。



今日、温室内で散発的に咲いて居たサボテンの花たちです。



<牡丹玉錦> 袖ケ浦の台に載っています。斑の面積の少ない苗で、その球体にピンク色の花がよく似合います。               Spb280086

<黄刺長城丸> 9本の寄せ植え苗の一本が不意に開花しました。エキノフォースロカクタス属のような赤の中筋ある花です。             Spb280276



<白珠丸> このブログにはよく登場する白珠丸です。秋から春先までポツポツとピンク色の小さな花を咲かせ続けます。                          Spb280394



<ハウエルギニー> ツルビニカルプス属のサボテンです。大きくなるにつけ扁平に変化してきました。                    Spb280520



<アロンソイ> このサボテンは一年中気まぐれに咲いているような印象があります。                Spb280522


<昇竜丸> 昇竜丸にしては珍しい群生株です。少なくとも30年は生きています。さらなる大群生を目指しているのですが、なかなか新しい子を吹きません。Spb280565


なんだかんだ言って、温室内にひとつも花の咲いていない日はないようです。もともと南北アメリカの各地から集められたサボテンたち、それぞれのルーツ、素性がいまだに生きているのでしょう。





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アリオカルプス属の実生サボテン、その中の優等生たち

2013年春にアリオカルプス属のいろいろな種類のサボテンの種を蒔きました。今日はそれから5年弱経過した今、それぞれ数十本育った苗たちの中から成長著しい苗をピックアップしてみました。画像中心のブログです。



<大疣花牡丹> 確かに大疣です。その分疣の数は少ない。Spb280231


Spb280229

<大疣玉牡丹> 今回ご紹介する苗の中でこれが一番大きく育っています。しかし開花はまだです。                Spb280232

<象牙牡丹> 素直に大きく育っています。Spb280242

<三角牡丹> 将来一番大きくなりそう。Spb280245


<赤花三角牡丹> 同じ三角牡丹でもこちらは細疣です。Spb280250

牡丹類の実生は難しいとの先入観でこれらの苗を育ててきました。しかしこうして振り返ってみると、旧ロゼオカクタス属の一群を除いては概して丈夫で育てやすいサボテンであることが分かりました。



 



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銀冠玉 季節外れの開花

”晩秋”あるいは”初冬”という言葉が当てはまるこの時期、温室内ではロホホラ属「銀冠玉」の何本かが申し合せたように開花していました。今日の関東地方の日中はほとんが曇りの時間。開花といっても中途半端な開き方でした。Spb280126


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上の三枚の画像の苗は実生一年目の一昨年、袖ケ浦に接ぎ木したもの、下の二枚の画像にある寄せ植えは実生三年目の実根苗です。不思議と袖ケ浦に接ぎ木した銀冠玉は成長につれ疣が顕著に発達してきます。



この時期の銀冠玉の花、心なしか夏に咲くものより色が濃く見えます。気温が低いので花持ちも良いものと思います。



 



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メロカクタスの花座の色は寒くなるとくすんでくる?

最近気が付いたのですが、メロカクタス属「バイエンシス(涼雲)」の花座の色が寒さとともにくすんできました。



下の画像は10月中旬のバイエンシスです。Spa310537


Spa310538



花座は鮮やかなオレンジ色でした。



しかし、…

Pb230006


Pb230008

上の二画像は最近撮ったものです。花座の色がくすんでしまっています。原因として、最初は光線の具合とかカメラの設定の違いとかを考えていましたが、同じ晴れた日に肉眼で観察しても明らかに最近の花座は色がくすんでいます。



花座は細かなビロードのような繊維状のものでできていると思っていました。例えば綿毛のように。しかし綿毛の色が変わることはないようです。こんなに色が変わるのは何か別なものからできているのでしょうか。



 



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新天地(錦) 実生5年生

お早うございます。昨日は少し多忙でしたので、半日遅れの更新です。今日の主役はギムノカリキウム属「新天地(錦)」、2013年春の実生苗です。



実生してから早5年近く経ち、直径は10cm程度に成長しました。この新天地(錦)はとにかく丈夫で成長が早い。種が微細で、発芽してくる苗もとても小さく取り扱いに苦労しますが、それ以降はほとんど順調に育ち、実生の入門編としては大変に手頃なサボテンです。Spb230031


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Spb230033

「新天地錦」として入手した種を実生し、200本前後の苗が出てきましたが、現在まで残しているのは画像の9本です。上の二画像の単独植えの苗は斑の入っていない苗で、その分やや大きく育っています。7本寄せ植えしている苗は斑入りのものです。残念ながら斑が入っているだけで、良い模様の苗はありません。200本近くの苗からひとつもまともな斑入り苗が出てこないの言うこの現実。私の運が悪いのか、それとも良斑の新天地錦はそれほどに希少で価値あるものなのでしょうか。



 



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こぼれ種から大きくなった盤石

うちの温室には大きな般若や碧瑠璃ランポー玉があります。これらの間で自然交配がおき、こぼれた種が棚に敷いてある砂から芽を出して人知れず小さな苗に育っていることがあります。



そんな苗を拾い上げて育てたもののうちの一つがかなり大きくなりました。アストロフィツム属の「盤石」です。                      Spb230029

Spb230027

Spb230030

直径13cmほどに育ちました。扁平な球体で、なかなか堂々とした風情です。



この盤石、最初は稜数の少ない般若(一般には8稜)かと思っていましたが、ガッテンさんからのご指摘で盤石であることに気付きました。



この苗を最初に棚の敷き砂の上に見つけたのは6年ほど前です。4.5年前の2013年3月からの画像がありますのでこれまでの成長を振り返ってみます。



<2013年3月>                     S201303



<2014年3月>                      S201403



<2015年3月>                     S201503

<2016年3月>                     S201603



<2017年3月>                     S201703


こぼれ種から育った拾い物のようなこの盤石。このまま育てて、扁平に育ってその堂々とした姿をどこまで保てるのか見届けてみたいものです。



 



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コリオセファロケレウス・アウレウス:へんてこな花座を形成中

今日の主役は花座を形成するサボテン、「コリオセファロケレウス・アウレウス」です。長い名前ですね。未だに覚えることができません。



実生して4年目の昨年秋にようやく花座を形成し始めました。当時の画像です。Sp8110385



この柱サボテンの花座、メロカクタス属のそれのように球体の上に回転対称形のきれいな形のものになればいいのですが、残念ながらそうではないようです。



上の画像から一年と少し、花座を形成中の現在の姿です。Spb230020


Spb230021


Spb230022


Spb230023


花座は火山の火口からドロリと流れ出した粘性の溶岩のようです。そして球体はそれに合わせるように片側だけが伸びあがり歪んだ形状になってしまいました。



やはり球形サボテンは回転対称形である方が美しいのであって、この柱サボテン球体の形状変化は艶消しです。



一年前の最初の画像のころがこのサボテンの一番の見ごろであったと思われます。



まあ、珍奇さを求めるという観点であればこれもありでしょうか。今後さらに珍奇さを増してゆきそうな雰囲気はありますね。





 



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エキノカクタス属「弁慶」 この5年間の歩み

このブログには頻繁に登場しているエキノカクタス属の「弁慶」。実生して4年半を超えました。いま、二本の苗が残っています。      Spb190013

手前側の苗の方が早く大きく育っていますが、私はどちらかといえば奥の方にある小さな方の苗が気に入っています。弁慶の幼苗に独特の紫色の縞模様がはっきり現れているからでしょうか。                          Pb190011

この苗は、過去のこのブログに何度も登場しております。時計を逆回りにして振り返ってみましょう。



<2017年8月>                  Sp2100483_3



<2017年4月>                 Sp4070564

<2017年2月>                    Sp2100483_3



<2016年12月>             Spc310491



<2016年4月>                326



こうして画像で成長点付近を比較するとわずかずつですが成長しているのが分かります。昔のように記憶に頼っていたなら、多分成長していないと思うでしょうね。



ただ、時計の針を普通方向に回して未来を見るとき、今の成長速度でこの弁慶の直径が30cmを超えるのにあと何年かかるでしょうか。気の遠くなるような話ではあります。



 



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王冠竜の親子

私がまだ40歳代だったころ、車での仕事の途中で立ち寄った茨城県鹿嶋市のスーパーマーケット店頭で買い求めた王冠竜です。当時から直径20cm近くありました。                       Spb190008
現在の直径35cmぐらい。王冠竜としてはもうこれ以上大きくなることはなさそうです。画像右下に子を吹いています。



この王冠竜、15年前にも子を二つ吹いていました。2002年当時の画像です。Dscf0027
二つの子を吹いていましたが、このうちの一つが根付いて、大きくなっています。                         Spb190009

子というには大きすぎる大きさです。直径は15cmぐらい。



親子とも毎年黄金色の花を多開します。2_2


親株を植え替えてもう二年半、来春には植え替えてやりたいのですが、棚上に置かれているこの株、もう持ち上げることはできないでしょう。さて、どうやって植え替えるか。それが悩みの種です。






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寒さに備え身をかがめるスーパー兜

実生して5年目に入るスーパー兜です。11月に入り寒さを避けるためか、球体を扁平にして身をかがめるように地面にピタリと伏せています。



Spb190095


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今年はサボテンの環境に関して少し新しいことを試してきました。夏の間、寒冷沙による遮光は行わず、プチプチシートによる太陽光の緩和だけにとどめました。温室内の通風さえよければ日焼けしないことが確認できました。その後、プチプチシートも早めに撤去して陽光が温室内に十分に行き渡るようにしました。水遣りだけは十分に行いました。



結果として、このような扁平な兜ができたようです。見方によっては腰折れのようにも見えますが、見た目は健康そのものです。



ここ数日、関東ではかなりの寒冷な気候が訪れ、温室内の最低温度は5℃近くまで下がっているものと思います。しかしここは少し我慢、もう少しの期間陽光を十分に浴びさせつつ低温を経験させて、温室の内張は12月の中旬以降に行おうと計画しています。少しリスクを伴いますが、丈夫なサボテンを育てるために。



 



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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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