今日の花9種

今日も温室内に咲くサボテンの花のうち目についた9種について掲載します。



<(赤花)菊水> 蕾のうちはてっきり赤花菊水と思っていたのですが、いざ咲いてみたらこんな花色。赤花の血が混ざっているのでしょうか。Sp3310023



<三角牡丹> 先日の岩牡丹に次いで狂い咲き二号です。さすがに季節外れに咲いたためかいじけた咲きざまです。Sp3310025


<般若> 温室敷き砂に生えたこぼれ種からの苗が直径13cmほどに育ちました。大きさといい花びらの数といい豪華で堂々としています。Sp3310029


<白美人> 早春から親株・子株に多くの赤花を咲かせてきましたが、そろそろ終わりが近づいてきたようです。             Sp3310031


<ランポー玉(大苗)> 30年以上経過している大苗で、直径10cm超、高さ20cmほどあります。球体が大きいので花が小さく見えますが、結構な大きさがあります。               Sp3310039


<大豪丸> プシスたちは暖かくなって急に多くの蕾を上げてきました。この花が大豪丸の今年の初開花です。              Sp3310043


<サラデンシス(テロカクタス)> 鶴巣丸の近縁種?。微妙な美しい花色です。球体から突出する長い刺とうまく折り合いをつけて咲いています。Sp3310047


<(四角)恩塚ランポー玉> どちらかといえば貧弱な花です。やはり恩塚の見どころは球体にあり。                     Sp3310049


<銀冠玉> 小さな花ですが、この花色は何度見ても飽きません。白い球体との上品なマッチングを感じます。           Sp3310057



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鶴巣丸の植え替えと開花

実生五年目のテロカクタス属「鶴巣丸」が今年も開花しました。現在三本の苗を育てています。



昨年12月にフライング気味に植え替えを行いました。その後開花に至るまでの変化を時系列で追ってみましょう。球体の萎縮、膨張と蕾の膨らみ具合に注目してご覧ください。



<苗A>                                                    



-1月初旬-                      Spc210423

-2月末-                 Sp2280471


-3月中旬-                Sp3160537


-3月下旬-                Sp3300044

 



<苗B>                       



-1月初旬-               Sp1060461

-2月下旬-                Sp2280497


-3月中旬-                       Sp3160548


-3月下旬-                 Sp3300040

 



<苗C>                                                 



-1月初旬-                        Sp1060463


-2月下旬-                      Sp2280498


-3月中旬-                        Sp3160550


-3月下旬-                       Sp3300042



いずれの苗も植え替え直後から球体の萎縮が顕著になり、その後蕾を出現させつつも球体の萎縮は回復せず、そのまま開花に至っています。



多分、開花にエネルギーを取られ未だ球体の回復まで至っていないのでしょう。このサボテンの植え替え適期は開花後の4月、あるいは秋なのかもしれません。





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綾波今年の初開花、深山オダマキも。

ホマロケファラ属の「綾波」は好きなサボテンの一つです。何本かの綾波を育てていますが、今日そのうちの一本”剣峰”が今年の初開花を見せてくれました。



Sp3290028

水遣り直後の撮影で水滴が付いていますが、鳥の羽のような独特の形状を持った花弁と、底赤のピンク花は他のサボテンにはない美しさです。



つい一週間前はこんな姿でした。ここ数日の温かさで一気に開花したようです。Sp3160468

実生5年目の苗で今年は種を採ろうと思っていましたが今回は他の苗との開花が合いませんでした。次の蕾の開花が王綾波の開花と合えばよいのですが。                                                                   





サボテンではありませんが、会社員時代の先輩からいただいた野草が今日開花しました。                  Sp3290001


Sp3290002


その名は「深山オダマキ」。サボテンの花ほどの派手さはありませんが、野草らしい素朴な美しさを見せてくれます。





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今日の花

今日のブログの主役は三月末のこの時期に温室内で咲いているサボテンの花たちです。その折々に咲いているサボテンの花を掲載することはブログ作成者にとってはあまり頭を使わずに済み、比較的楽な作業になります。しかし、ブログ作成の目的の一つであるボケ防止に対してはあまり効果がないかもしれません。



ただサボテンたちを見ると「俺も載せてくれ。」、「オイラも」、「オイラも」と訴えているようでもあります。



以下、目にとまった順に…



<アリオカルプス属:岩牡丹> 実生五年目の苗です。昨秋に咲き損ねた蕾がこの暖かさに誘われて狂い咲きしました。 うっすらとオレンジ色を帯びたピンクの変わった花色です。                           Sp3270004


Sp3270006



<ストロンボカクタス属:菊水> 実生3年目の苗を二年前に袖ケ浦に接いだものです。台の旺盛なエネルギーを得て四輪同時開花しました。Sp3270008


<ロフォフォラ属:銀冠玉> 実生5年生の苗です。昨年夏~秋に寒冷紗を使用せず明るい環境に置いて管理した効果か、今年の銀冠玉の花着きは極めて旺盛で勢いがあります。植え替え直後に開花しました。             Sp3270011


<エキノケレウス属:宇宙殿レイエシー> 実生五年生です。球体も大きくなって、この春次から次へと花を咲かせています。Sp3270013

<ギムノカクタス属:beguinii v. senilis “brown flower” MM186 Cedros, Zac. > 松江市の I さんから昨年春に戴いた苗たちです。4本の苗があります。そのうちの二本は画像のオレンジ色の花を咲かせます。他の二本は赤花を咲かせますが今年はまだ開花に至っていません。                  Sp3270016

<ツルビニカルプス属:精巧殿> 実生三年生の苗です。しかしまだ大きは直径1cm足らず。その苗に直径2cm超の大きな花が咲いています。


Sp3270026





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予想以上に増えてしまった烏羽玉

うちの温室にずっと住んでいるロフォフォラ属の烏羽玉親株。直径10cm前後の苗が5本あります。                    Sp3160595


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Sp3160597


Sp3160598


Sp3160599



これら5本の苗が早春から晩秋まで断続的に花を咲かせ、多分そのほとんどが自家受粉して種を実らせ、種鞘をつぎからつぎへと上げてきます。



2~3年前にこれらの種を面白がって次々実生しました。歩留まり50%程度を考えていたのですが、意外と烏羽玉の幼苗は丈夫で、ほとんどの苗が健康に成長しました。



現在の姿です。三つの平鉢に寄せ植えしています。Sp3160032
Sp3160338_2
Sp3160339


今日、植替えのためこれらの烏羽玉を抜きあげました。細根を整理し乾燥のためポリタライに並べました。                  Sp3270018


Sp3270019


Sp3270020


Sp3270022

烏羽玉は長い塊根を発達させますが、平鉢の深さが足らなかったため根の先端が曲がってしまった苗が相当数ありました。これら根の曲がった苗は先々植え替えの時に面倒なことが多くなるため今回思い切って折り取りました。



それにしても数えるのが嫌になるほど多くの苗ができたものです。全部を植え替えると狭い温室内が烏羽玉だらけになってしまいそう。近いうちに余剰苗として放出しなければなりません。






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メロカクタス「姫雲」が動き出したよ

2013年に実生したメロカクタス属の「姫雲」(Melocactus concinnus Buin.&Bred.)。鬼門の冬場を無事乗り越え、春の成長を開始しました。Sp3160523


Sp3160524


実生4年目の昨年花座を形成しました。メロカクタスとしては小柄な球体ですが、深緑色の球体の上にオレンジ色の花座がある様はとても目立ちます。深紅のごく小さな花を冬季を除き断続的に咲かせ、忘れたころにピンク色の種鞘をピョコンと突きだしてきます。



一般にメロカクタスは寒さに弱いといわれています。幼苗の頃はそれほど寒さに弱いとは感じませでしたが、花座ができて成体となった今、多少その気配を感じます。



今年1月の厳冬期の姿です。          Sp1060426


Sp1060427

これらの苗を置いている温室はこの時期最低温度が5℃以上になるよう管理していましたが、現在の姿と比較すると球体色がややくすんでいるようです。風邪をひきかかっている状態だったのでしょうか。



メロカクタス属のサボテンは花座を形成するとそれ以降球体は成長せず、花座のみ大きくなってゆくようです。オレンジ色のトルコ帽のような大きな花座を早く見たいものです。



 



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温室の衣替え:今年の夏も寒冷紗なしで行こう!

冬の間は温室内6面のうち地面を除く5面をプチプチシートを張り渡して密封していました。



春になり陽の射す時間、角度も変わり温室内温度がかなり上がるようになります。温室の天窓は室内温度が一定以上になると自動的に開くように設定されています。3月になりプチプチシートの一部を開放し熱気を天窓に逃がすようにしていましたが、月後半になるとこれでは追い付かないほど温度上昇が大きくなってきました。



今日思い切って温室を夏型に衣替えしました。



出入り口のある温室の東西面のプチプチシートを撤去し、レースのカーテンを吊り下げました。



<第二温室西面> 画像正面が設置したカーテン。左右と上に見える白いのは残したプチプチシート。つりさげ式攪拌扇と送風機(風太郎)で上下方向及び水平方向の空気の滞留を防いでいる。



Sp3250018



<第二温室東面> 出来合いの安物のカーテンでサイズが合わないが、この程度で十分に用が足りている。             Sp3250024



<第一温室西面> 温室内の高い所に設置した暖房機の送風機能と、床面に上向きに置いた二つのサーキュレータにより上下方向の温度差が出るのを抑制している。



Sp3250023



<第一温室東面> こちらはカーテンを設置せず、素ガラス越しの陽光を直接入れるようにしている。このエリアには強刺類の大苗、中苗を置いている。Sp3250019

温室の南北面、及び上面にはい未だプチプチシートを残してあります。強刺類を除いて素ガラス越しの陽光はきついため、プチプチシートで陽光を分散させています。一種の遮光です。



ただ、5月以降になるとプチプチシートのみの遮光では、例えばロフォフォラ類や牡丹類では日焼けするものが出てきますので、これらのある一部のエリアはさらに不織布を張って追加の遮光をしています。しかし、夏になっても定番の寒冷紗は使用しません。



このようにすることによって、初夏~晩秋の間に拡散され十分に明るい陽光を温室内の隅々にまで与えることができるので、球体下部にも光が当たり茶膜の生成を抑制できます。また、花付きが良好になります。(昨年実証済み)



 



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親子の差が分からなくなってきた牡丹玉錦の接ぎ木

袖ケ浦に接ぎ木した牡丹玉錦、親株と子株との大きさの差がなくなり、両者の見分けをつけにくくなってきました。一方、斑の部分が多い苗と少ない苗とでは両者の間に明らかな差が出始めています。



<親株> 実生の牡丹玉錦の全班に近い苗を3年前に袖ケ浦に接いだものです。接ぎ木の威力で、全斑、一部斑の子を沢山吹きました。下の画像は吹いた子を除去したのちさらに噴き出た子たちを擁する親株の現在の姿です。         P3090132

<子株> 上の親株から出た子たちを2年半前に袖ケ浦に接ぎました。

P3090090


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P3090093

斑のある部分からは子を良く吹き、斑のない部分では花をよく咲かせます。子はどんどん大きくなる一方、花は咲き終わると枯れ落ちるので結果として斑の部分の多い苗はどんどん充実してゆくようです。



実根でしたらこのようなことは起きるはずもありませんが、袖ケ浦に接ぎ木したことで変な逆転現象が起きているようです。



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ガラス窓に寄り添って咲くブルビネ

昨年秋より川崎の自宅で室内栽培しているブルビネ・メセンブリアンテモイデスが開花の時期を迎えました。



東向きの窓辺に置いていますので午前中3時間ほど朝日が当たります。



例の通り長い花茎を伸ばして、枝分かれしたそれぞれの先に小さな黄色の花を咲かせます。           Sp3150001_2Sp3150007

向日性で、花径は東の方向に向かいますがその先はガラス面。行き止まりです。
Sp3150003

ガラス面に沿って上に伸びるよりありません。
Sp3150009


自然環境のもとではこのように伸び伸びと育つことはありませんが、一方人工的な環境のもとではそれなりの制限があるものです。



もう一本のブルビネの苗は横浜の温室にあります。花期も場所も合わず、今年も種を採ることはあきらめました。塊根で維持してゆきます。





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雪の日は家にこもって種まきだ !

今日の川崎は昼前から激しい降雪に見舞われました。



自宅前を流れる多摩川も白く霞んではっきりとは見えません。河川敷に家を構えるホームレスさんたちはさぞかし寒かったことでしょう。  Sp3210012_2



こんな日は温室に出向いても仕事になりません。温かい室内にこもって種まきするのが老体に優しい生活の仕方です。
Sp3210017_2

ちょうど数日前に、若手新進気鋭のサボテン趣味家 I さんからお送りいただいた種があります。 I さんとはこの一年ブログや苗の交換などでのお付き合いをさせていただいています。 



丁寧に梱包された7種類の種子を第4種郵便でお送りいただきました。Sinkedp3210004_li_2



ラベルもつけていただきました。
Sp3210005_2
7種の種子の内容を下記しておきます。



・偉冠玉(国内球)





・柿崎金冠竜





・黄刺刈穂





・火剣峯hyb



grusonii cv curvispinus【金鯱園芸種】(ケーレス)



palmeri【春雷】(ケーレス)





 ferocactus
johnstonianus
、(ジョンストン玉:チェコの業者より)



ご覧の通りそうそうたる強刺類の種子ばかりです。ただし、かなり発芽率が低い可能性のあるものが混ざっているということで、長期戦が予想されます。そのため、今回は除菌消毒作業はいつにも増して丁寧に行いました。



まず、いつものポリスチレン製蓋つき透明容器を十分に洗浄しその中に8分目ほど用土を入れます。用土は下70%が通常のサボテン培養土、上30%が芝目土(モミガラ燻炭+オルトランを加える。)です。これに多めに水を入れて電子レンジで加熱します。目標温度は60℃。これぐらいで大抵の菌やウイルスは死滅するのではないかと勝手に判断しています。あまり高くするとポリスチレン容器が変形したり、透明度の低下がみられます。



種は消毒用アルコールで十分に消毒します。Sp3210006

ティシュペーパーに種を載せ、アルコールを垂らして良く揉みます。念のため、事前に手や名札もアルコールで良く拭いておきます。
Sp3210007

しかる後に、用土上にパラパラと蒔きます。Sp3210008
異種混合を避けるため、”一種類一容器”の原則を守ります。忘れずにラベルを立てます。





7種の種まきが仕上がってこんな感じ。Sp3210009

まだ用土が十分に冷えていなかったため、蓋をすると結露が。まあ、50℃以下になっていれば播種しても大丈夫です。      Sp3210002



足温器の加熱や、床暖房が効いている定位置の部屋の隅に置いてあとは待つのみです。                Sp3210001

また楽しみが一つ増えました。I さん、ありがとうございました。






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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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