居室窓辺で栽培しているメセンたち

今日は台風襲来直前で温室が気になりますが一日出かけませんでした。居室窓辺にはリトープスやオプタルモフィルムなどのメセン類を置いて目の保養をしています。これらのメセン類、2~3年前に実生したものですが一部初開花が始まりました。名称は入手時のものをそのまま記載しております。



<グラウディナエ C116 Lithops bromfieldii var.glaudinae メサ株由来> 大きな株は直径3cmほどになりました。 蕾を上げてきています。どうやら黄花のようです。                     Sp9300078


Sp9300076



<銀世界 自然結実種子> たび型コノフィツムというやつでしょうか。             Sp9300088

<Ophtalmophyllum lydiae (Taaibosmond, W. Aggenys)> 水遣り過剰で身割れしています。割れ目から透明体の部分が見えます。まるでゼリーのようです。Sp9300080

蕾らしきものを上げてきました。
Sp9300082



<白花黄紫薫> おとなしそうな雰囲気のリトープスです。        Sp9300086



<friedrichiae Conophytum friedrichiae Sauer s.n. MSG2033由来(白花同士の交配)>



白花同士の交配ということでしたがピンク色の花が咲きました。こちらも身割れがあちこちに発生しています。            Sp9300074

初開花の初々しさが感じられます。
Sp9300072



<Rosa Lithops optica Rubra> 名前からしてもう少し赤味のある球体になるのでしょうか。                        Sp9300084

これらのメセン類、人間様の居室に同居していますので、夏は冷房冬は暖房の恩恵を受けています。東側の窓辺に置いていますので今の季節、夜明けから午前中の日差しを受けています。いつも目の前にあるのでつい水遣り過多になりがち。やや徒長、あるいはメタボ気味の苗が多いと思います。



 



ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。 



 



にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



スポンサーサイト



初開花した金鯱、今年の開花数は14

今年七月に初開花した金鯱、その時の記念写真です。Sp6300001



球体直径は35cm強、その昔二和園さんから”短刺金鯱”として入手してから優に30年以上経過しています。



今年の三月にチェーンレバーホイストを利用して三年ぶりに植え替えました。Sp3180006



その植え替えが嬉しかったのか、遅まきながら7月に初開花を見せてくれました。その後も順調に蕾を上げ続けています。九月下旬までに咲かせた花の数は14です。                  Sp9280007


Sp9280005

今も14個目の小さな黄色の花を開花中。
Sp9280003

金鯱の花自体は鑑賞に値するほど美しいものではありません。しかし、サボテン栽培の趣味を始めたころ、いつかはあの金鯱を大きく育てて花を咲かせてやろうと思ったものです。そんなことを考えれば、遅ればせながらじわじわと感慨のようなものが湧いてくるのを感じます。



この金鯱、温室内東側の素ガラス越しの通路に鎮座させています。この一年植替え効果や、水遣りを十分にした効果か大球の割にかなり良い成長を見せてくれました。



あと何年元気でサボテン栽培を続けることができるのか分かりませんが、それまでにこの金鯱がどこまで大きく育ってくれるのか、興味尽きないところです。



 



ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。



 



にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



キリンウチワ接ぎ「首の皮一枚」のウルトラC

今年になってキリンウチワ接ぎに何度か挑戦していますが、打率は5割以下。なかなかうまく接げません。キリンウチワにあるあの逆針付きの細い刺(ボウ刺)が苦手で、接ぎ木作業の際には両手にピンセットを持ち、片方で穂を、もう片方で台を掴んで行います。



寄る年波に勝てず視力も衰えているため、穂が台にうまく乗らずポロリと落とすこともたびたび。



そんな中、7月に行ったランポー錦の作業の結果を確認のため顕微鏡モードで画像を撮ってみました。一応目視ではうまくつながっていると思われるものたちだったのですが、現実は…



大脱輪                          Sp9260002


つま先立ち                     Sp9260011


斜め立ち                         Sp9260013



根を出しての片足立ち          Sp9260019



これは大脱輪+根出しの超ウルトラC、E難度ですね。Sp9260015

画像で明確に分かりますが、全員肝心の維管束部分が外れているようです。



接いだ時点よりは成長しているようですが、今後どうなっていくのでしょうか。





ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。



 



にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



恩塚ランポー玉 ベスト5

ランポー玉はその鉱物のような幾何学的形状が何とも美しい。さらに恩塚ランポー玉はその幾何学的形状の上に独特の模様が浮き出て、さらに魅力的な美しさを醸し出しています。さらに稜数や模様の出方に変化があり、苗の数が自然に増えてゆきます。



今日はうちの温室にある恩塚ランポー玉の中から個人的に気に入っているベスト5の苗をご紹介しましょう。



<NO.5> 精密な5角形ではなくやや渦を巻いた形状です。Sp9220137

<NO.4> 正統派恩塚ランポー玉
Sp9220143

<NO.3> ”V字”の出方に特徴があります。
Sp9220139

<NO.2> 数少ない3稜のまま大きくなりました。袖接ぎの降ろし苗です。
Sp9220141

<NO.1> 模様が大きい苗です。V字は現れていませんが、稜がシャープですっきりとした印象です。
Sp9220133

敬意を表して別角度からもう一枚。
Sp9220135

これらの外4稜の苗も多数育てていますが、なぜか4稜の恩塚はシャープさに欠けるように感じて、ベスト5に入れませんでした。



でも番外として一苗だけ



<番外>
P9150524





ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。



にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



成長は遅いが極めて丈夫なメキシカーナ

ゲオヒントニア属のメキシカーナを16本育てています。Sp9220032


Sp9220031

実生4~5年生の苗が混在しています。大きさ(直径)は1~2cm程度。成長が極めて遅い花籠やヒントニーよりはましですが、サボテンの中ではかなり遅い方です。



 



ただし、性質は極めて丈夫です。発芽したものはほとんど育ちます。下の画像の右側列中央の苗は、3年前に何者かに成長点を含めた上半身をかじられました。ほかにもっと柔らかくておいしそうなサボテンがあるのに。蓼食う虫も好き好きです。残った下半身は直径5mm足らず、高さ1cmほどの大きさになってしまい、消えゆく運命かとみておりました。しかし最近気が付くと子を3つ吹いていました。



 



硬質サボテンで、かなり乾燥にも強そうです。逆にそれが成長遅鈍に繋がっていそうです。開花まであと何年かかるのでしょうか。



 



ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。



にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



紅葉ランポー

今日のブログの主役はアストロフィイツム属の紅葉ランポーです。正確には「紅葉碧瑠璃ランポー玉」と言った方が良いのかもしれませんが、長すぎるので以下「紅葉ランポー」と呼びます。



今回ご紹介する紅葉ランポーは、2014年6月にネットオークションで入手した種を実生したものですから、発芽後4年と数カ月経過していることになります。



4本の実根苗と、1本の双頭接ぎ木苗が生き残っています。



<実根苗>                       P9220123

<双頭の接ぎ木苗>
P9220121

これらの紅葉ランポー、現在は青々としていますが、秋も深まるとその名の通り紅葉します。



昨年12月の姿です。                     P3090331

P3090105


残念ながら昨年は最小の実根苗(右端)を除きうまく紅葉しませんでした。今年はどうなるのか、実根苗の一つ一つを左側から順につぶさに見てみましょう。P9220131


P9220129


P9220127


P9220125

やはり右側に行くほど紅葉化しそうな雰囲気大です。真っ赤に紅葉するのかどうか、それを決めるのは持って生まれたDNAによるのか、それとも育て方によるのか。



少なくとも同一ロットの苗たちですので、右端の苗のように見事に紅葉する資質は持ち合わせていると考えています。



この秋は十分に陽に当て、水遣りを厳しくして紅葉化の促進を図りたいです。



 



ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。





にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



今年の牡丹類の開花は早い?遅い?

9月6日のブログで「牡丹類に蕾」と題し、アガベ牡丹や接ぎ木苗の一部に早くも蕾が上がってきたことをお伝えしました。今年の牡丹類の開花は早そうだとその時点で思いましたが、最近それは誤りであったような気がしてきました。



毎年牡丹類開花の先陣を切る亀甲牡丹ヒントニーです。Sp9150542

毎年9月20日ごろに蕾を見せて月末には開花するのですが、今年はまだ蕾が見られません。



同じようにまだ若い実生5年半経過している実根苗の牡丹類たち、まだ蕾は見えません。



<花牡丹>                   Sp9220006

<黒牡丹>                   Sp9220013

先日蕾が見えてきたとお伝えしたアガベ牡丹もその後の蕾のふくらみが停滞しているように見えます。                      Sp9220019



今のところ元気なのは接ぎ木苗たちです。



<黒牡丹>                       Sp9220024



<亀甲牡丹>                        Sp9220022


Sp9220027


以上を総合して判断すると、今年の牡丹類の開花時期は例年と同等、あるいはやや遅いと考えられます。



わが温室における個別理由としては、



1.遮光に寒冷沙を使用せず、プチプチシート+不織布に変えた。



2.夏季高温の間、水遣りをかなり多めにした。



これらが牡丹類の花期にどのように影響を与えたかはまだ分かりません。





ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。



にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



三角ヘキラン、四角ヘキラン、一年半の成長

昨年3月に「三角ヘキラン、四角ヘキラン 右巻き、左巻き」としてご紹介した三角ヘキラン二株、及び四角ヘキラン二株の接ぎ木苗。台木は袖ケ浦です。



もともと成長の良いヘキランを接ぎ木で育てるとどのように育つのでしょうか。



<三角ヘキラン1>                  P3100167



↓ (一年半後)                           Sp9220117


<三角ヘキラン2>                 P3100123



↓ (一年半後)                             Sp9220119


<四角ヘキラン1>                P3100159



↓  (一年半後)                             Sp9220115



<四角ヘキラン2>                  P3100161



↓  (一年半後)                              Sp9220113


ご覧のように成長したというよりはブクブクに太ってしまった感じ。前回のブログで論じた左巻き、右巻きの観念は消え去ってしまいました。



ちなみにこれら4本の苗はこの8月に接ぎ降ろしました。すでに発根も確認しております。今後どのように大きくなってゆくのか見守ってゆきたいと思います。



 



ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。







にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



秋の花いろいろ

朝晩の気温は大分低くなりました。涼しくなった温室内では秋の花が咲き始めています。



<アレナケア(スルコレプチア属)> サボテンでは少数派のオレンジ色の花です。春には群開しますが、秋にはやや大きめの単頭の花です。Sp9220071


<ネグリータ(ツルビニカルプス属)> 花色はギムノカリキウムのようです。Sp9220073


<マグニフィカス(英冠丸)(エリオカクタス属)> 大群生のあちこちに咲いています。                       Sp9220075

<烏羽玉(ロフォフォラ属)> 春からずっと咲き続けています。薄いピンク色の花。                        Sp9220077

<銀冠玉(ロフォフォラ属)> 同じロフォフォラでもこちらは濃いピンク色の花です。                        Sp9220093

<ディフューザ(翠冠玉)(ロフォフォラ属)> こちらは白花。Sp9220103

<碧瑠璃ランポー玉(アストロフィツム属)> 高さ50cm近い大株の頂部に咲いています。                    Sp9220079

<盤石(アストロフィツム属)> こうしてみると花弁の数の多さに気が付きます。Sp9220081

<紅洋丸(フェロカクタス属)> フェロにしては珍しい?赤い花。Sp9220083


<テレサエ(マミラリア属)> 美しさの中に儚さを感じさせる花です。Sp9220089

これらの花は秋だけ咲くものではなく春から夏にかけても開花を見せてくれます。しかし、春より一苗に開花する花の数が少ない分花は大きく花持ちも幾分長いように感じます。





ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。



にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



頂いた苗のその後

6月初旬に徳島カクタスクラブのガッテンさんから送っていただいた苗の現況報告です。



4種類の苗をお送りいただきました。当時の集合写真です。Sp6020008



左から



紅篭、銀牡丹、ルエッティー、そして亀甲ヘキランです。左側三苗はご覧の通り袖ケ浦を台にした接ぎ木苗、亀甲ヘキランは自根苗です。亀甲ヘキランのみ自家産の用土に植え替え、他は送られてきたときの用土のまま管理しています。



3か月後の9月初旬の姿です。



<紅篭> この苗の成長が一番顕著です。子吹きが激しく、花も断続的に咲かせています。                           P9040009



<銀牡丹> 硬質サボテンらしく他の苗に比べると成長は緩慢です。夏の終わりに美しい花を見せてくれました。
P9040005


P9050002



<ルエッティー> この苗は成長旺盛です。主頭のぐるりに子を吹き終わりました。当初からあった下についている子は外して挿し木か接ぎ木にしてみたいと思います。
P9040007



<亀甲ヘキラン> 植え替えたのが裏目に出たのか、意外と成長の点で苦戦しています。でも拗れたというほどではなさそうですので、この秋の成長に期待です。
P9040011

四国徳島からはるばると嫁入り(婿入りか?)してきたこれらの苗、何とか枯らさず夏を乗り越えました。これからも港横浜の郊外の温室で頑張って成長してね♪



 



ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援下さいます方は下のバナーへの応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。



にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村



プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

フリーエリア

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR