宇宙殿レイエシーが開花しました。

2013年3月に実生した宇宙殿レイエシー。この3月でちょうど実生6年を超えました。


その宇宙殿レイエシー、現在2本の苗が残っていますが、この二本が今日同時に開花しました。


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 中心部の色が薄くそして外延に行くにしたがって次第にピンクが色濃くなる不思議な雰囲気を持つ花です。


一つ目の画像にあるように、球体はすでに下部が木質化しその部分から子を吹いています。この宇宙殿レイエシーは刺も球体も見かけは凡庸で、やはり見どころは花にあるようです。この花が群開したらさぞや見事なことでしょう。その意味でも大群生株作成にチャレンジするのも意味あることであると思います。


 


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帝冠実生6年生苗、この一年の成長

2013年6月に札幌カクタスクラブさんから購入した帝冠の種子。実生から約5年後の昨年3月からこの一年間の成長を振り返ります。


<2018年3月>                                             Sp3160399 


<2019年3月>                                     Sp3230023


昨年三月は植え替え直後、それから今年の三月まで植え替えをしていません。つまり二つの画像では、同じ鉢内に7本の帝冠の苗が同じ配置で植えられています。


まず苗の大きさを比較するとそれぞれの苗は皆少しずつ大きくなったようです。成長の遅いことでは定評ある帝冠のことですから、上出来の結果と見ます。


次に苗の色を比較しますと昨年の苗は茶色が強くかかり、これに対して今年の苗は緑が濃いことが見て取れます。


これは次のような理由からきているものと思われます。すなわち昨年はサボテンたちに寒さを十分に経験させようと、温室内に保温用のプチプチシートを張り渡す時期を一昨年の12月中旬以降にしました。


これに対して今年は厳冬を予想し保温手段設置を早め(昨年12月初旬)にしました。そして厳冬予想が見事に外れ、この冬の温室内は昨年よりかなり”暖冬”であったものと思われます。このため帝冠の苗たちは早めに春を感じ、その球体色の緑を増していったものと思われます。


このように成長を重視するなら冬季の温度を高めにしておくことが効果的であったのは予想通りです。逆に定説によればこのようにすると花付きが悪くなるといわれています。この点はこれから確認する必要があります。


 


 


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塊根が発達した黄刺長城丸

ツルビニカルプス属のサボテンには塊根を持つものが多いです。今日植え替えのために抜き上げた黄刺長城丸もご多分に漏れず、見事な塊根を発達させていました。                                          Sp3290021


球体本体に負けないほどの大きさの塊根ができていました。球体の下に塊根部が発達しそこからさらに下方にひげ根が伸びています。


比較のために同じような大きさのコリファンタ属グリーンウッディーの抜き上げた姿を下に示します。


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こちらは塊根というべきものはなく、球体下部から直接ひげ根が下方に伸びています。


同じサボテンでも塊根が発達するものはそれだけ厳しい条件のもとに生きているものと思われます。


たとえ地上に顔を出している球体が、干からびたり動物・昆虫などの餌食になったとしても地中に生き残った塊根部からまた新たな芽(子)を出して命を永らえるのでしょう。


逆に塊根の成長に手間取る分、地上部の成長速度は緩慢な感じがします。


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ブルビネメセンブリアント 温室強光線下と居間弱光線下で育ちがどう違ったか

2016年1月に実生したメセンブリアンテモイデス。毎年夏になると塊根のみ残し地上部はほぼ消えてしまいますが、秋にまた新しい本体が地上部に生えてきます。


今年はこのメセンブリアンテモイデスの一本を温室素ガラス下の強光線下で、もう一本は自宅居間のレースカーテン越しの弱光線下で管理しています。


さて、両者はどのように育ったでしょうか。


<温室内強光線下>


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<居間弱光線下>


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どちらが良いかは好き嫌いがあると思います。どちらかといえば強光線下のほうが自然に近い感じがします。


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白刺黒王丸 実生5.5年生の双頭株

2013年9月に実生した白刺黒王丸。一年半前の2017年秋までの成長過程はこちら


現在の姿はこちら ↓


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球体表面に少しだけ白粉らしきものが吹いてきて、一年半前より少しだけ黒王丸らしくなりました。


白刺とはいっても、新刺のうちは先端黒、その下は茶色でだんだん白くなってゆき下半分が白刺です。それが時を経るとだんだん黒、茶色の部分が退色してゆき名実ともに白刺になります。


黒王丸本来の球体色は白粉を十分に纏い白っぽいものでしょうが、この白刺黒王丸の場合、白刺との兼ね合いで球体色は現在のような黒緑色でよいような気がいたします。


 


 


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コノフィツムたちにシワ

最近気づいたのですが、コノフィツムたちに皺が寄り始めました。最初は春の日差しが強くなってきたので軽く日焼けしたのではないかと心配しました。しかしいろいろネットで調べてみると、これは休眠開始の合図のようなものであると思われます。


<ブルゲリ>


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<ラツム)


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<マウガニー>


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これからはゆっくりと水遣りの頻度を落としてゆき、置き場所も陽がガンガン当たるところから通風の良い遮光下に移動する予定です。


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【ヤフオク出品情報】 アストロフィツム属の「ミラクル兜」8点(二株ずつ合計16株)を出品しました。入札期限は3月31日(日)夜です。よろしければご覧になってください。

モニラリアが休眠か

ウサギの耳のような一対ずつの葉を上げてくるメセンのモニラリア。


昨年秋にうちの温室に来て以来、その葉の表面に輝く微細な水玉のようなものを鑑賞するのが楽しみでした。


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そのモニラリアが三月半ば過ぎから急に雰囲気が変わってきました。


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あの観賞価値の高かったウサギの耳の部分が枯れ、その付け根の茎のような部分が丸く膨らんできました。


モニラリアを春に管理するのは初めての経験ですが、これは植物体が枯れてしまったというよりは休眠に入ったものと判断します。


これから約5か月の間、丸く膨らんだ部分にためた水分、養分で過酷な日本の夏を乗り切るのでしょうか。


秋までは水やりを控え(まったく水遣りをしないというわけではなく湿り気程度は与えてみたい。)温室内の置き場所もこれまでの無遮光の位置から50%程度の遮光下に移動してみたいと思います。                


 


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希少種ジョンストン玉 動き出す

若き戦友、いや仙友のIさんから昨秋頂いたフェロカクタス属の「ジョンストン玉」。ようやく動き始めました。
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生長点からピンク色が差した新しい刺が顔をのぞかせています。
                  
このジョンストン玉、フェロカクタス属のサボテンですが、いわゆる強刺類の通性である、強さ、荒々しさといった印象は全くなく、「優美」、「優しさ」などの表現が似合う不思議なサボテンです。多分それはこのサボテンの持つ刺の色合いや繊細さからきているのでしょう。
      
希少種、難物とあって栽培には大変気を使います。温室南東角の素ガラス下無遮光の位置に置いていますが、まだ球体はそれほど大きくはない(直径4cm、高さ10cm程度)ですので、根が干からびてしまわない程度におっかなびっくり水遣りをしています。
                                    
開花球になるまであと何年かかるのでしょうか。
               

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掻き子の王冠竜も大きくなった。

うちの温室の主のような存在であった王冠竜大苗。2002年1月の姿です。 
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その後、球体の直径が35cmを超える頃から植え替えなど手に負えなくなり、千葉県若手育種家のI さんのご厚意で引き取ってもらいました。
うちには画像にある掻き子だけが残り、そのうちの一本がうまく発根して成長しました。
                                                        
その掻き子の17年後(現在)の姿です。
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すでに球体の直径が15cm程度までになり、植え替えに苦労するような大きさになってきました。
成長の早い王冠竜のこと、あと5年もすると温室棚上に置いていては植え替えができなくなるものと思います。次の植え替えを機会に、チェーンブロックの利用できる温室通路に移動するつもりです。                                     
                                                          

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実生5年生景清、この春の開花

2014年春に実生したマミラリア属の「景清」が開花しました。
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すでに実生3年目で開花していましたが、このように綿毛豊かになり、多くの花を環状に咲かせるのは初めてです。
割と早熟な種類が多いマミラリアにあって、この景清は実生5年生のこれからが見どころある時期になってくるものと思われます。
緑濃い球体は普段あまり目立つ存在ではありませんが、一年に一度のこの時期、十分に栽培者の手間に対して報いてくれています。
                                                                 
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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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