ギムノカリキウム属の「瑞昌玉」

 2014年6月にヤフオクで入手した種を蒔いたギムノカリキウム属の「瑞昌玉」です。実生5年を経てなかなか見ごたえのあるサボテンに成長してきました。9本の苗が残っております。


この苗が成長頭。今年も多くの蕾を上げてきました。深い青緑色の球体も美しいです。


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この株は一時成長点障害を起こし、それをきっかけに球体下部ぐるりに子を吹いてきました。その後成長点も正常に戻り成長を開始しています。あと3年もすれば障害の傷も球体下部に回り込んで目立たなくなるものと思っています。バランス良い群生株としての期待大です。


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以下の7本の苗も同期の瑞昌玉です。それぞれに瑞昌玉の特徴をよく体現している良苗です。このうちの何本かはそのうちネットオークションに出す予定です。                       Sp4250018_1 


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いずれの苗も扁平な球体と深い青緑色の体色と、球体表面に並ぶクモのような刺が落ち着きのあるバランスを感じさせます。


ギムノカリキウム属のサボテンは小さなときは実に地味で育てていても張り合いがありませんが、やがて開花し球体が大きくなってくると何とも言えぬ落ち着いた風格あるサボテンに変化してきます。ここ一二年でこのような観点から見直したギムノが何種類かあります。


今後このブログでも何回かこのようなギムノをご紹介してゆく機会を持ちます。


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ムリヤリホルテンセ

昨秋ウエブサボテン誌さんを通じて入手した秋田の橋本名人の作になる2株のムイリア・ホルテンセ(宝輝玉)。難物だそうですが何とか今まで枯らさずに来ました。Sp4290010_1


あれっ!! 二株というのになぜ4つもあるの?


実はムイリアホルテンセはやはり二つだけ。


下の二つが本物のムイリアホルテンセです。


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では、上側の二つは? 


 


種明かしすると コレ↓


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温室の脇に植えてある梅の木から落果した成長途上の梅の実です。


しかし、大きさといい、形といい、色といい、表面に生えそろった産毛といい、両者は本当に瓜二つ、いや梅二つ。


余りにも似ていたため、ちょっといたずらしてみました。



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今日の開花:明石丸と紅冠丸

今日の温室で目立った開花は明石丸と紅冠丸でした。


始めはエキノケレウス属の明石丸、実生4年生です。二株が開花していました。Sp4210029


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花びらの数が多いエキノケレウス属特有の豪華な花です。本種は一株当たり多数の蕾をつけますので、これからまだ何回も開花を楽しませてくれそうです。


次はノトカクタス属の紅冠丸です。この紅冠丸、いつ入手したかは不明で少なくとも20年は経っています。ノトカクタス特有の経時変化による球体下部の木質化が顕著に出る株でこれまで二度の胴切り再生をしています。直近の胴切りは今年の早春で今回は発根と開花を球体上下で同時に実行しているようです。従って開花はこのサボテンにしては少し地味に見えます。Sp4280095 Sp4250697


来年の群開に期待しましょう。


今日の関東地方は朝から快晴でした。久しぶりに雪をかぶった富士山がはっきりとその姿を現していました。Sp4280009


これからの時期、雪が解けるにつれて次第に白富士から黒富士へと変化してゆきます。


 


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実生5.5年生 バッテリー

2013年9月に実生したギムノカリキウム属の「バッテリー」。この春で実生5.5年になります。種は札幌カクタスクラブさんから入手したもので、当初40本近くの苗がありましたが、現在5本が残っています。


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幼苗の頃は刺の数が一つのアレオーレ当たり1~5本とバラバラでしたが、成長に伴い3本に揃ってきました。すでに開花するようになってから2年たちますが、ようやく大人の顔立ちになってきたようです。


遮光下栽培が基本のギムノですが、本種は刺の発達が即観賞価値に結びつくような気がしますのでこれまでプチプチシート一枚の遮光のもとで栽培してきました。


この4月からはさらに強い日差しを浴びてもらうため、温室南側棚下で素ガラス一枚のもとに置いています。当初日焼けが心配でしたが、意外と日焼けには強そうで、現在のところきれいな肌を保っています。


 


サボタニではありませんが、昨年小苗を購入して育ててきた薔薇の「ピース」が初開花しました。さすがに「名花」と言われるだけあり、大きさ、美しさとも見ごたえ十分でした。


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胴切りによって実現した驚異の回春:ペンタカンサ

これまで30年以上うちの温室で生き続けてきたギムノカリキウム属の「ペンタカンサ(聖王丸)」。6年前の2013年春にはかなり球体の老化が目立ってきました。


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毎年開花し、生長点から新生部が出ては来るのですが、いかんせん下半身部分に”過去の貯え”が有り余って見かけの衰えが目立ちます。


そこで胴切りにより、回春をはかりました。回春といっても深い意味はなくここでは元来の”若返り”の意です。


二年前、球体の下三分の一を切断し上半身の切断面から発根させました。


現在の姿です。


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見かけの回復優先のため、やや遮光の強いエリアでふやかし気味に管理してきました。その結果球体色の緑色が濃くなり、刺はまだ貧弱です。


しかし、第一目的の回春は成功です。


この胴切りを繰り返してゆけばこのペンタカンサは今後何十年、何百年と生き続けるのでしょうか。植物の生命力たるや恐るべしです。


 


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斑入りの期待大の新天地錦実生苗

昨年6月に自家産新天地錦の斑の部分に咲いた花からできた種を採取しました。


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その種を蒔いてから4か月後の昨年秋の姿です。


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苔が生えてきたので、さらに平大鉢に植え替えしました。


その植え替えからさらに半年、この4月初旬の姿です。


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またもや苔の襲来です。そこでさらに最近植え替えました。3つの鉢に分けて植え付けました。


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やっと直径が5mm程度まで育ってきました。まだ斑が入っているかどうか判別できません。


この幼苗たちの親はネットオークションで入手した「新天地錦」の種を実生して育てたもの。300本の苗から斑入りの苗はたった10本前後でした。しかし今回は球体上の斑の入っている場所から咲いた花由来の種です。少しは期待できそうです。


 


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実生の難物たちとの永い付き合い

サボテンの実生と本格的に付き合い始めて6年が経ちました。この間の経験から、実生の難しい順に並べてみると…


1.ブロスフェルディア(松露玉)


2.花籠


3.精巧丸


4.アズテキウムヒントニー


5.菊水


6.銀牡丹


7.メキシカーナ


の順になりました。もちろん個人の経験からの感触だけですので、この順位は普遍的なものではありません。


これらのサボテンに共通するのは、


1.種のサイズが小さい。


2.発芽した苗のサイズも小さい。


3.成長が遅い。


などです。


これらのサボテンの実生は苦労多くて成果が期待薄なので最近はやめています。


しかし、過去に実生した苗で生き残っているものがありますので、これらについては世話をしないわけにはいきません。


<精巧丸・花籠・ヒントニー> 一つの鉢に寄せ植えしています。左から精巧丸・花籠・ヒントニーです。


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精巧丸:実生4年生、径5mm、高さ15mm程度です。


花籠:実生6年生、径5mm程度です。


ヒントニー:実生4年生、径5mm程度です。


サイズが小さいため、通常の用土の上に5mmほどの実生用土(芝目土+燻炭+マグアンプ細粒+オルトラン)を敷いています。


 


<銀牡丹> 実生4年生。径7mm、高さ20mm程度です。


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<菊水> 実生4~6年生。この菊水だけすでに開花するようになっております。黄花、赤花混在です。


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<メキシカーナ> 実生5~6年生。成長遅いですが、丈夫で枯れることはほとんどありません。


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ここまで来ているので今後とも付き合わざるを得ませんが、花籠、精巧丸、ヒントニーは何とかならないでしょうかね。


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今日もサボテンたちの開花ラッシュ

今日も好天が続き、温室内ではサボテンたちの開花ラッシュです。


ロビビア属「壬生の夕日」


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エキノカクタス属「赤刺小平丸」


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アストロフィツム属「瑞鳳玉」


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ホマロケファラ属「綾波」


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スルコレプチア属「アレナケア」


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ストロンボカクタス属「菊水」


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1月からの植え替えも一段落し、ようやくゆっくりとサボテンたちの鑑賞することができる状態になりました。


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温室自動天窓開閉装置操作盤の交換

35年間ほど無故障で稼働してきた第一温室の天窓自動開閉装置がうまく動かなくなりました。この自動開閉装置、所定の温度に設定しておくと、その温以上になると天窓が開放されその温度以下になると閉鎖してくれる大変便利な装置です。


下の画像は温室内が設定温度以上になり、開閉装置が働いて天窓が開放されている状態です。


Dscn3503


この開閉装置が3月になって動かなくなりました。業者さんに診てもらったところ操作盤をそっくり交換したほうがよさそうだとのこと。


この操作盤は温室を設置した時についてきたものですから35年前のもの。同じ部品があるか心配でしたが、ありました。


今日、業者さんに交換してもらいました。


交換前                    Sp4220037


交換後 色は新しさを感じさせるものになりましたが、形は全く同じです。多分内部構造も同じでしょう。                         Sp4220044


35年間も全く同じ工業製品を提供し続けているS工業さん。立派というか、大丈夫なのでしょうか。


まあそれだけ特殊なマーケットで需要がわずかしかないということなのでしょう。


設置後早速温室を締め切りました。晴れていたので室温はたちまち43℃まで上昇。Sp4220048


天窓が無事開放されることを確認できました。これでこの夏もサボテンたちを温室内で日焼けを案ずることなく育てることができます。


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【ヤフオク出品情報】 エキノカクタス属の「太平丸」10点(各二株)、セティエキノプシス属の「奇想丸」2点、ユーベルマニア属の「ペクチニフェラ」2点、並びにツルビニカルプス属の「昇雲竜多頭株」2点を出品しました。いずれも自家実生した健康な実根苗です。入札期限は4月28日(日)夜、出品者名は「peekpai」です。よろしければご覧になってください。

エキノケレウス fitchii SB861 豪華に開花

エキノケレウス属の fitchii SB861 が開花しました。これらの苗は2016年1月にたにさぼさんの種プレ73回でいただいた種を実生したものです。実生してから、3年と3か月で初開花です。


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うちの温室で一番豪華な花といっても過言ではありません。


じっと見ていると花底の深い淵に吸い込まれそうな錯覚に襲われます。


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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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