2019/11/30
日の出丸、実生六年半の苗
2013年の初夏に札幌カクタスクラブさんから購入したフェロカクタス属「日の出丸」の種を実生しました。実生してから3年目ぐらいの頃、拗れる苗が続出して難儀しました。その後、分譲したり枯れたりして残った苗は二本。このところ順調に育っています。特に気温が下がってきた晩秋のこの季節、日の出丸はその本来の幅広の赤棘を広げて種としての特徴を出現させています。
<一本目の苗> この苗はまだ開花していませんが、直径は10cmぐらいになっていて、いつ開花してもおかしくない大きさです。
<二本目の苗> こちらの苗は昨年から開花株になっています。今年も三つ蕾を上げています。
うちの温室では湿度が高いためか、刺物には黒カビが付きやすくなかなかきれいな苗を得ることは難しいのが現実です。しかし、これらの日の出丸は今のところ黒カビの洗礼を受けずに刺の美しさを保っています。まだ、アレオーレから密を分泌するほど成熟していないのかもしれません。