光琳玉を育てて7年

2013年春にギムノカリキウム属の「光琳玉」の苗をネットオークションで入手しました。当時の姿です。Dscn1979a


それほど気にも留めず、それ以降の7年間他のマミらリア属のサボテン等と同じ用土水遣りで育ててきました。


7年後の現在の姿です。


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刺が長くなり、稜数もそれなりに増加しました。


光琳玉は南米高山性のサボテンで、やや気難しい面があると聞いています。確かに入手二年目の頃、球体のあちこちに茶膜ができてこれはもうだめかと思う時期がありました。現在でもその当時の傷跡が球体下部に残っています。


対応策の正解は夏場の水遣りを辛くすることですが、当時はそれを知らずに他のサボテンと同様に水遣りしていました。


ひょっとして夏場の遮光を寒冷沙からプチプチシートに変更したことが効を奏したのかもしれません。いや、ただ単に光琳玉がうちの環境に順応しただけの話なのかも。いずれにせよ、ここ数年は画像のように機嫌よく育っています。


 


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ブラボアナス? 実生7年生

7年前の2013年2月に播種したアリオカルプス属「ブラボアナス」です。ヤフオクで落札した10粒の種がすべて発芽し、その後枯れることもなく10本の苗として育っています。我ながら奇跡に近いなと思っています。


これら10本の苗を17cm角鉢に寄せ植えするにあたり、3x3=9本となるので1本余ります。そこで一番育ちの良いものを1本植えとしました。


P1190203a


そして残りの9本寄せ植えです。


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これら10本の苗をつぶさに見ると、一本植えの苗はやや太った亀甲牡丹の風情。寄せ植え苗のうち3本は竜角牡丹風のシュッとした姿(上段左右及び下段左)、そして寄せ植え苗の残りは亀甲牡丹のやや貧相な感じの苗と3つのタイプが出ています。


ブラボアナスの本来の姿はこれらのうちの竜角牡丹風に近いものと考えています。するとこれらの種は竜角牡丹とブラボアナスとの交配種でしょうか。


ヤフオク由来の種のリスクのうちの一つですね。


 


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原木

うちにある黒王丸の半分以上が下の画像の株を親木としています。まさに我が家の黒王丸の原木です。


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現在10個近くの子を吹いています。これらの子は機会を見て順次袖ケ浦の台に接いでゆく予定です。


この親木、30年以上前に名古屋の五十鈴園さんから購入したものです。20年ほど前に成長点障害を起こし、その後次々に子を吹き始めました。


最初のうちは掻き落とした子を挿し木で発根を促していましたが、黒王丸は根がなくとも乾燥に強いためかなかなか発根してきません。このため、ある時点から接ぎ木に頼るようになりました。台木は成長や接ぎ降ろし時の発根のしやすさなどから袖ケ浦が一番適当であると判断しています。


今後も実生とともにこの親木を利用した接ぎ木で我が家の黒王丸ファミリーを増やしてゆきたいと考えています。


 


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黒王丸接ぎ降ろし苗 群生株の予感

黒王丸のカキ子をセレウスの台に接いで、その後接ぎ降ろしました。接ぎ台に載って成長している時点では極めて順調で一年半ほどで直径10cm程に育ちました。その後の接ぎ降ろしの過程ではなかなか発根せず、ひやひやしましたが発根確認後はまた順調に成長を再開しています。


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このところあちこちのアレオーレから子を吹き始め、現在その数は10を超えてきました。これもセレウス台の根の勢いが強いからだと思われます。このまま勢いに任せ、どんな姿の群生になるのか見守りたいと思います。


 


 


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(プシス台)+(牡丹)

私は接ぎ木の台は通常袖ケ浦を使用していますが、気まぐれでプシスの台を使用することもあります。二年前、その気まぐれでプシスの台に牡丹類の斑入り苗(幼苗)を接いでみました。


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一つ目の画像の穂は「花牡丹錦」、二つ目は「三角牡丹錦」です。両者同じ大きさの鉢に植えられています。プシスの台を使用したのは、台の丈が短いのでそのまま深植えすれば接ぎ降ろしをする必要がないのではないかというたくらみです。


花牡丹錦の方は勢い良く育ち、双頭の株に成長していますが、残念ながら斑が消えてしまいました。でもこのぐらいになるともはや台はほとんど目立たなくなり、その点では狙いが的中。


一方三角牡丹は育ちが悪く、加えて全斑苗になってしまいました。台のプシスも何となく黄色っぽいし、台と穂との全体として葉緑素が不足して光合成不全となっているように見えます。


このたった二つの例でプシス台と牡丹類の穂との相性などについて語るつもりはありませんが、今回はいずれの場合も程度の差はあれ私の意図したとおりの結果は得られませんでした。


まあそんなに思い通りに事が運んでしまっては、この趣味の面白さは半減してしまうでしょうけど。  


 


 


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南蛮玉が脱皮開始。大丈夫?

一昨年秋にウエブサボテン誌さんを通じて入手したディンテランサス「南蛮玉」(Dintreranthus pole-evansii) の脱皮が始まったようです。


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大きく割れた隙間から一対の形状を有する新しい球体らしきものが顔を出して来ました。


メセン類の育て方は今一分からないことが多いですが、特にこの南蛮玉はどう扱って良いのか暗中模索の状態です。入手したときは二本の苗があったのですが、一本はこの暗中模索の栽培主の犠牲になって昇天しています。


取り敢えず用土や水遣りはコノフィツムに準じておりますが、自信なき事甚だしい。


可哀そうですが、この南蛮玉も実験台となりつつも、何とか生き延びてほしいです。取り敢えずの手当てとしては、日焼けせぬ程度に日に当て、水遣りは辛目でしょうか。


 


効果はどうか別として、この苗とは別に南蛮玉の種を入手、実生してリスク分散をはかっています。


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昨年秋に播種して現在11本の苗が生き残っています。大きなもので直径5mm程度。

脱皮中の苗と言い、実生苗と言い、どちらも一年後に生き残っているという自信はないなあ。


 

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性懲りもなく…

今年もコノフィツム「ブルゲリ」の実生に挑戦しています。ヤフオクで気ままに落札してその都度播種。6つの鉢に分けて育てています。


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この三年ほどブルゲリの実生に挑戦しています。秋の発芽から翌年3月までは上手く行くのですが、毎年そこでトラブルが発生します。


4月になり陽光が強くなり、その直射を受けて苗は透明になりやがて儚く溶けて消えてゆきます。多分直射の光線が強すぎるためだと想像するのですが。と言って遮光しすぎでは面白くありません。この兼ね合いが今までうまく行っておりません。


1月下旬のこの時期、今年の苗は発芽順調で大きなものは直径4mmほどまで育っています。しかし、ここで問題が起きました。自宅マンションの大規模修繕のため先週からベランダに日が当たらなくなりました。


窮余の策として、温室のある横浜の家の二階の部屋を開放して一時的置き場にしています。陽当たりは良好ですが如何せん室温が低い。これから4月までこの低温下でどれだけ大きくできるかが勝負であると考えています。


 

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旧ネオポルテリア属「白翁玉」

年明けのこの時期、サボテンファンの目を楽しませてくれるのが旧ネオポルテリア属(現エリオシケ属)のサボテンたちの開花です。


うちの温室はネオポルテリア属のサボテンには相性が良くありません。これまで多彩玉、銀翁玉などが根腐れを起こして昇天してゆきました。


今ある開花株は白翁玉1苗です。


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既に7つの蕾を抱いています。三週間後にはピンクの鮮やかな開花を見せてくれることでしょう。


 


ほかに温室内にネオポルテリア属のサボテンはないかと見まわしたところ、一本だけありました。


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「逆竜玉」です。このサボテンは小型種が多いネオポルテリア属にあって、高さが1mにもなる大型種です。この苗はまだ高さ10cm程度。開花に至っていません。この苗の同期は「余剰苗の分譲」で各地の愛好家に貰われて行きました。大きな苗を優先してお送りしたので、うまく育てられたものは高さ15cm程度になって、今ごろ蕾を抱いているかもしれません。


 

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赤花象牙丸 その後

昨年10月に花が咲かないということでこのブログの記事にしたコリファンタ属の「赤花象牙丸」。冬のこの時期ですから当然開花を匂わせるような気配は見せていません。


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ただ当時の画像と比較すると、沢山吹いていた子が少し大きくなったのと、その子らの球体色が緑から褐色に変化したことに気が付きます。


本体の球体色は緑、刺は白色不透明の象牙色で変わっていません。子らの変色は寒さに当たったためと思われますが、何やら赤い花色を暗示しているように感じるのは私だけでしょうか。


これらの子を袖ケ浦に接いだ苗が一本あります。すでに親の大きさに迫るほどの成長を見せています。


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ひょっとして今年はこの接ぎ木苗の方が先に開花を見せてくれるかもしれないと淡い期待を抱いています。


 

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冬の金鯱

冬のこの時期、一見動きのない金鯱をじっと眺めています。


<大苗> 昨年秋に二年ぶりに植え替えました。温室東側の通路に置いています。二和園さんで「短刺金鯱」として野球のボールほどの大きさの苗を購入してから30年以上経過しました。直径は45cmほどになりました。P1190222a


金鯱は冬場に5℃以上に保つと機嫌が良いとの説があり、念のためにサーモスタット付きの電熱ヒータを設置しています。しかし暖冬の今年、これまでのところヒータの出番はなかったようです。鉢は午前中いっぱい陽光を受けて温められていますので、すでに根を伸ばし始めている気配があります。天気予報で晴れ間の続きそうなときには軽く潅水をしています。


 


<中苗> 4年前の夏に安曇野の高木カクタスさんから購入した二本の苗です。大分大きくなりました。


P1190232a


水遣り直後の画像です。逆光の下、刺が白く輝いています。手前はメロカクタス属のロンギスピナ、奥はマミラリア属の白珠丸です。


これらの苗は温室南側の素ガラス下に置いてあり、陽だまりの中で育っています。冬場の潅水は10日間に一回程度、晴れの日に軽く与えています。


 

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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