2020/02/29
自根で多花群開できるのは精巧殿、バラ丸は接ぎ木が必要
この一週間、温室内は精巧殿とバラ丸との春の開花祭りでした。いずれも実生6~7年生の自根苗で、同じ用土に植え付けられ、温室内の同じような位置に置いています。
これら二つのサボテン、同じツルビニカルプス属で、球体の見かけも大変よく似ていますが、つける花の数に顕著な差があります。
精巧殿は、健康に育っていれば一つの株(単頭)から多くの花を咲かせます。
五輪同時開花さらに蕾が二つ
9輪同時開花
6輪同時開花さらに蕾が5つ
これに対してバラ丸の多くは一頭に対して花は1~2輪、多くて三輪です。
しかしこのバラ丸も接ぎ木をすると一頭当たりの花の数が顕著に増加します。
やはり豪華なバラ丸は、多くの花が同時開花した方が見応えがあります。
そのうち精巧殿との交配などを通じて自根でも多花性のバラ丸が出てきそうですね。