2020/05/31
殺ダニ剤のローテーション散布
気温が上がり赤ダニさんたちの活躍する季節になって来ました。うちの温室ではいろいろなサボテンが被害に会っていますが、一番の被害者は銀冠玉です。100本近くある苗のうち半分ほどがダニさんに齧られてみにくい傷跡を残しています。
<銀冠玉の被害例> 大きな疣で期待大の苗だったのですが昨年夏、ちょっと油断した隙にダニさんに齧られていまいました。ダニさんはいつも好んで成長点付近を食します。ここが一番おいしいスポットなのでしょうね。傷跡は今年の成長で少しだけ外側に移動しています。しかし成長によってこの傷跡が見えない位置まで移動するにはあと4~5年はかかりそうです。にっくき赤ダニどもです。
今年は少し冷静になって、冬の寒い頃からダニ対策を始めました。対策といっても殺ダニ剤を散布して温室内にいるダニたちをその都度全滅させるという単純かつ怨念のこもった作戦なのですが…。
ネット上の情報によると、赤ダニたちは薬品に対する耐性を備えてしまうので、異なる殺ダニ剤をとっかえひっかえ散布することが推奨されています。
下の画像は殺ダニ剤の「ダニ太郎」及び「コロマイト」です。このほか画像にはありませんが「アーリーセーフ」も使用しています。
実際には
二月初旬:ダニ太郎
三月中旬:アーリーセーフ
四月中旬:ダニ太郎
五月初旬:アーリーセーフ
五月下旬:コロマイト
毎回これらの1000倍水溶液を5L、3坪ほどの温室二棟に散布しました。
つぎは6月中旬にダニ太郎を散布の予定です。
これだけやって更にダニ被害が出るようならもうお手上げですが、まさかそうはならないだろうと楽観しています。
ところでこれら殺ダニ剤散布の際には、効果を上げるため温室を半ば締め切って行いますのでマスクをしていても散布後必ず軽い頭痛に襲われます。
赤ダニさんたちも、その小さな頭が痛い痛いといいながら悶絶し絶命してゆくのでしょうか。南無……