スペイン、マドリードのカイガラムシ

昨年5月、観光でスペインのマドリードに数日滞在し、その間に王立植物園を訪れました。その詳しい情報はこちら


今日その時の写真を見返しているうち目に留まった一枚。


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温室内で撮影したものですが、短毛丸らしきサボテンがカイガラムシに侵されています。他のサボテンはおおむねきれいに育てられていましたが、この短毛丸だけカイガラムシの餌食にされていました。スペインの人も駄物は馬鹿にするのでしょうか。


そしてこのカイガラムシ、心なしか日頃慣れ親しんでいる?日本のカイガラムシより色白なような…。白人のカイガラムシ?


 


 

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恩塚ランポー いろいろ

アストロフィツム属の「恩塚ランポー玉」は実生するといろいろな顔が出てきてなかなか趣あるサボテンです。今日は実生6年生の苗のうち基本形である5稜のものを並べて、変化ある「顔」を眺めてみます。


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恩塚らしさの中におとなしさを感じる模様、球体です。


 


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稜の山部と谷部とで模様の大きさが微妙に異なる苗です。


 


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全体的に模様(粒々)が大きい苗です。


 


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いわゆる「矢」が大柄で、その矢に同調して球体上に凹部が形成されている苗です。


 


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「矢」が変形して球体上にナスカの地上絵のような模様が現れるタイプです。


 


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稜線上の模様はなく球体全面に恩塚模様がベタに現れるタイプです。


以前のブログにも書きましたが一番下の画像の苗のタイプが気に入っています。このタイプを増やしたいのですが、なぜかこの苗だけ未開花です。じっと気長に待つよりありません。


 

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生き残った振武玉

  今日は久しぶりに青空を見ることができましたが、今年の7~9月は変な天候でしたね。7月は雨続き、8月は猛暑の日照り続き、そして9月はまた雨の日が続きました。植物たちもその異変を感じているようです。遅れていたヒガンバナ(曼殊沙華)はようやくその花頸をもたげてきています。庭の金木犀は例年の一割ほどの開花数。その芳香も近づいてやっとわかる程度です。毎年この時期に牡丹類としては真っ先に開花を見せてくれる亀甲牡丹ヒントニーも今年はまだだんまりを決め込んでいます。


 


前置きが長くなりましたが、今日の主役はエキノフォースロカクタス属の「振武玉」です。2013年の春に実生しました。その後順調に育ちましたが、今年の春植え替え時に根がボロボロになって腐っているのを発見しました。


根際からスパッとカットし、乾燥後用土の上に静置していました。


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球体が膨らみ、生長点にも動きが出てどうやら発根しているようです。


他にも2本同期の振武玉がいますが、いずれも同じように根がこじれています。もともと根が弱い種類なのか、それとも私の用土や水遣りがあっていないのか。いずれにしてももう一定の大きさまで育っているので、これからは肥料分の少ない用土で水遣り少なくゆとりをもって育ててゆきます。


 

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テレサエが子を吹いた

マミラリア属の「テレサエ」が子を吹きました。マミラリア属としては異色の軟質な球体、大きな花など特異なサボテンですが、子を吹く印象はなかったので意外でした。


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根際から3つの子を吹いています。本体(親)は実生6年目の自根苗です。接ぎ木苗なら子吹きはあり得ると思いますが、自根苗から子吹きしたことが驚きだったのです。同期の苗は他に二本ありますがまだ子吹きの気配はありません。


 

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帝冠錦 鮮明な斑模様

これまで帝冠錦の苗は所有していましたが、いずれも斑模様が不鮮明な苗たちでした。例えば…


実生7年生苗。自根ですが斑の色がぼけています。


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こちらの苗は袖ケ浦の台に乗っている小疣の苗。冬場に斑模様が濃く現れますが現在はほとんど見えません。


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これは根本的に別のDNAを導入する必要があると思い、2年前にネットオークションで入手した種をまいた結果得た苗たちがこれです。


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斑色が鮮明に表れています。個々の苗を見てゆきましょう。


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いずれも狙い通りの鮮明な斑模様が現れています。


帝冠は成長が遅く、ましてや斑入りの苗はさらに遅い成長が予想されます。通常は接ぎ木で成長促進を図りたいところですが、帝冠はその苗の形状から上からの圧をかけにくく接ぎ木の成功率はあまり高くないというのがこれまでの経験です。


ここは安全を期して、自根でじっくりと育ててゆきたいところです。


 

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帝冠秋の開花

台風の過ぎ去った今日の関東地方、薄日の射す中霧雨が降りそぶる変な一日でした。そんな中温室内では帝冠たちが遠慮がちに開花を見せていました。


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大疣、小疣、斑入り、など色々ありますが、とにかくもう少し苗の数を増やしておきたいので、相互に交配をしておきました。


忘れたころに球体頂部から白い種鞘がピョンと飛び出てくるはずです。


 


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ディフューザ(翠冠玉)化ける

25年以上育てているロフォフォラ属の「ディフューザ(翠冠玉)」。今年の夏大変身を遂げましたのでその経過を時系列で…


 


<2013年> 当時は普通のディフューザでした。


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<2014年> 生長点が窪んできました。異変の始まりです。


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<2018年> さらにくぼみが深く…。そして球体が円筒形状に変化してきました。


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<2019年> 円筒形の側面が黒変し木質化。


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<2020年4月> ああ、もう駄目だ。


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…と思いきや


 


<5月> 窪みの底にある生長点から綿毛が…


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<7月> あたらしい組織が上がってきました。


202007


…そして、現在


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側部の木質化は元に戻りませんが、生長点からまるで別種のようなオッパイ形状の疣を噴き出してきました。その変わり様を一番上の2013年当時の姿と比べてみてください。このようになる性質を内に秘めていたのでしょう。


もう少し大きくなったら胴切りして形状を整えてみます。そして、開花したら交配して種を取ります。その子はまた元のディフューザに戻ってしまうのでしょうか。


 

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三角牡丹いろいろ

牡丹類の中でも三角牡丹は性質が丈夫で育てやすいサボテンです。


多くの三角牡丹を育てていると、一見同じように見える苗でもいろいろなタイプがあることに気が付きます。


 


<オーソドックスなタイプ> 今ネットオークション等で三角牡丹の種や苗を入手した場合、このタイプが一番多いようです。


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<大きくなるタイプ> 上のタイプのオーソドックスな形態を残しつつ大型に育つタイプです。


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<チキータ> 上とは逆に小さいまま成球になるタイプです。特に「三角牡丹チキータ」と呼ばれています。


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<細疣タイプ> かつてよく見かけたタイプです。画像の苗は30年ほど前五十鈴園さんから入手したものです。このように株全体が茶色っぽくなるものが多い。


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<長い細疣タイプ> 上の細疣タイプよりさらに疣が長くなるタイプ。疣の断面は楕円形です。画像の苗は「赤花三角牡丹」として入手したものです。


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もともと三角牡丹の三角とは疣の形状を表しているものと思いますが、ここまでくると三角というよりは象牙のような形状ですね。そういえば牡丹類には別に「象牙牡丹」がありますが、これはどこからきているのでしょうか。象牙色でもないし、疣の質感でしょうか?


 


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フェロカクタス属「紅洋丸」のダルマ落とし

どのような経緯で入手したのか記憶が定かではありませんが、フェロカクタス属の「紅洋丸」は私が本格的にサボテン趣味を再開した2013年には確かに温室内におりました。


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当時は直径8cmぐらいのほぼ真球に近い形状の球体で、見頃であったように思います。


 


しかし、その後成長するにつれ縦長になってきて、2018年にはこんな姿に…


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こうなると嫌でもあまり好きではない”胴切り”を敢行せねばなりません。


昨年の夏に上半身が真球形になるような位置で胴切りしました。その後乾燥させて、今年の春に芝目土の用土上に置いて発根を待ちました。


 


そして現在…


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開花を見せてくれました。すでに発根しているようです。


 


しかし、「歴史は繰り返す。」


あと5年もしたらまた縦長球体になって胴切りせざるを得なくなってくるでしょうね。不完全な”ダルマ落とし”を繰り返すような気分です。


 


 


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黒王丸の禿げ頭から毛が生えた

2013年にメサガーデンから入手した6タイプの黒王丸の種子。


実生しているうちにごちゃごちゃになりどの苗がいずれの6タイプの苗かわからなくなりましたが、確かに球体色や刺色などを見ると6種類ありそうです。


それらのうちの球体色が緑色の強いタイプ。生長点障害を起こして球体頭部が分厚い茶膜に覆われてしまいました。球体の側部にはまだアレオーレが残っているので接ぎ木をすればここから子を吹くのではないかと期待して、袖ケ浦を台木に接ぎ木を敢行しました。


8月上旬の姿です。


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なんでこんなひどい姿になるんだろうと首をひねるぐらいの分厚い茶膜です。


 


ところが9月中旬になり、秋の気配が漂い始めたころ…


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突如分厚い茶膜を突き破り新刺を突き出してきました。


茶膜の下に生長点が生き残っていたのでしょうか。生長点からだとすると残っていた下部の球体と一体的に成長してくるような気がしますし、単なる一つのアレオーレからであれば独立した子吹きが成長してくるように思います。


その行く先は今年中には見えてきそうです。


 

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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