晩秋のこの時期の植え替え

サボテン栽培道のセオリーからいえば、サボテンの植え替えは早春にすべしという事でしょうが、たくさんのサボテンを育てているとそうもいかず、真夏を除いて一年中植え替えを行っているのが現状です。


あまり丈夫ではないいわゆる高級種は安全を期してセオリーに従って早春を中心に植え替え計画を立てますので、それ以外の種類についてはどうしてもセオリーから外れた時期に植え替えることになりがちです。


晩秋のこの時期、あまり温度も上がらず新しい根の伸長も多くは期待できませんので、丈夫な種類のサボテンや、根を伸ばしやすい若い苗を植え替えることになります。


具体的には、10月は袖ケ浦を台にした接ぎ木苗の植え替えを行っていました。今月(11月)は実生してから2年以内の幼苗の植え替えを行っています。


例えば… 


<菊水(綴化)> 昨年夏に実生した苗の二回目の植え替えです。菊水にしては成長が早いので調子に乗って秋の植え替えを敢行しました。


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<植え替え済みの苗たち> 左が牡丹類今年の実生苗たち。上が今年実生の銀冠玉と太白丸。これらは第一回目の植え替えです。そして下の二鉢は銀冠玉。一昨年実生の苗たちです。


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幼苗といえどもこの時期に根の伸長はあまり期待できません。そこで植え替え時には根についた古い用土は軽く落とすぐらいにして、植え付けます。また新用土は湿り気を与えておいて根を乾燥させないようにしています。


 


 


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銀冠玉今年最後の結実

夏の終わりごろに交配しておいた銀冠玉が、それを忘れてしまっていた今頃真紅の種鞘を揚げてきました。


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いずれの苗も実生8年生で直径8cmを超える大株です。種鞘も大きくこれら7つの種鞘からは少なくとも50粒程度の種が収穫できそう。居間の窓辺においておけばこれからでも発芽可能でしょうから、冬の間の実生が十分楽しめそうです。


 

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牡丹類最後のひと花

秋の牡丹類の開花も終期を迎えています。旧ロゼオカクタス属の牡丹類が一輪ずつ名残惜しそうに開花を見せてくれています。


 


<竜角牡丹> 袖ケ浦台の接ぎ木苗です。


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<亀甲牡丹> これも袖ケ浦台の接ぎ木苗です。この系統の亀甲牡丹の花色はやや薄めです。


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<ブラボアナス> 実生7年目の自根苗です。


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<竜角牡丹> 最後にもう一度竜角牡丹です。これも袖台に載っています。


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初めの竜角牡丹とあまり変わり映えしませんが、しっかりと咲いているのでつい載せてしまいました。


今後来年の夏まで牡丹類の開花の記事があるとすれば、それは狂い咲きのものです。


 

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兜いろいろ(その2) ルリ兜錦

一昨日に続き「兜いろいろ」の第二回目です。今回は「ルリ兜錦」について。すべて2013年春に実生した苗です。現在私のところにある多くのルリ兜錦の苗の親はすべてこれらの苗です。これら親苗の種子はネットオークションで入手したもので少なくとも2系統の血筋がありそうです。


またこれらの苗はすべて袖ケ浦の台に接ぎ木しその後接ぎ降ろしております。この様にすることにより自根苗に比べて遠慮なく種取ができました。


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もともとはすべての苗の斑の部分は鮮やかな黄色でしたが、ここ数年一部の苗はその黄の部分が色あせてきました。これも一種の老化現象でしょうか。まだまだ種取は出来そうですが、これらの子等も開花株になっていますのでそろそろ引退させて余生を過ごさせようかと思っています。


 

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成長が遅い人たちと思っていたが、本当に遅い!

実生して成長が遅いサボテンたちを一鉢にまとめて寄せ植えしています。他の成長が早いサボテンと一緒にすると植え替えのタイミングが全然合わず、いずれかを妥協によって最適期を外して植え替えせざるを得ないため。


そんな成長遅いサボテンたち。精巧丸、花籠、アズテキウムヒントニーです。


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画像左から順に…。


<精巧丸> 白い苗二本が精巧丸です。実生5年ぐらいたっていますが未だに直径8mm、高さ1.5cm程度です。この精巧丸、ネットで何度も種子を入手し実生を試みていますが発芽率もあまりよくありません。苗が割高に販売されているのも頷けるところです。


<花籠> 中央のごつごつした苗二列。実生7年を経ていますが直径6~10mm程度です。花籠は種子のロットによっては発芽率が高いものもありますが、発芽しないものは全然しません。たとえ発芽しても種子が微細なので苗も極めて小さい。はじめのうちは「サボテンの苗は発芽したら植え替える」というドグマに取りつかれて失敗を繰り返していましたが、その後植え替えない方法にして何とかこれらの苗が持ち堪えています。


<アズテキウムヒントニー> 右側の二列。実生5年で直径15mm程度に育っています。精巧丸や花籠に比べるとそれほど育てにくいとは感じませんが、やはり成長は遅いです。


これらのサボテンのほか、菊水やメキシカーナも成長が遅いですが、これら三種ほどではないと感じています。


松露玉はネットで入手した種子の発芽率も低く、たとえ少数発芽しても苗は微細でなかなか育たず、ストレスが溜まる一方ですので実生は諦めています。


 

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兜いろいろ

兜は好きなサボテンの一つで、多くの実生苗を育てています。同じ兜といっても実にいろいろな顔があり何度見ても見飽きません。


今回は8年前に実生してかなりの大きさに育っている苗の中からいくつかをご紹介します。


 


まずはごく普通の兜丸。直径8cmぐらいに育っています。大きくなると形を崩す兜もありますがこの苗はまだ整形性を保っています。形状のみでなく球体の色などにも美しさを感じさせてくれます。


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次はミラクル兜です。生長点近傍は白点が詰まって真っ白に。個人的にはもう少しまばらなほうが好きですが…。


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次の二つの出自は同じ。いずれも「ルリ兜錦」と称する種を蒔いて出てきたものです。ルリ兜錦とは似ても似つかないその姿で、一応「ミラクル兜」ということにしています。


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本日の最後はやはりミラクル兜。やや”ヒトデ”型が見えるのと、異形の7稜の球体に特徴を見出して残しています。


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明日は「ルリ兜錦」についてです。


 


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黒王丸の子吹き

実生7年生の白刺黒王丸双頭株がそれぞれの球体に子を吹き始めてきました。


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温室内で周りにある黒王丸を見ると多くの株がまだ小さいにもかかわらず子を吹いています。


下の画像はメサガーデン由来の実生7年生の株ですが、すでに球体のぐるりに子を吹いています。


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次にあげる下の画像の株は、五十鈴園さん由来の母株からの掻き子をセレウスの台に接ぎその後接ぎ降ろしたものです。接ぎ降ろし直後から子を吹き始め、現在15個ほどの子を吹いています。


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次の画像の苗は、上の画像の苗と同じ母木からの掻き子で、挿し木して自根発生させたものです。


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かなりの大きさに育っていますがこの株だけは子吹きせず単幹のままです。すでに開花もしており子吹きするのは時間の問題とみています。


現地の写真で、小さな子を球体周囲に吹いた黒王丸の母木をあまり見かけませんが、これは現地では若い母親がいないということからくるのでしょうか。


 

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コノフィツム「銀竜」開花

昨年秋にWEBシャボテン誌さんの仲介で入手したコノフィツムの「銀竜」が開花しました。Pb110012 Pb110010


コノフィツムやリトープスでよくある黄花です。花に特徴はありませんがその球体?は”銀竜”の名に恥じず特徴的です。形状はよくあるタビ型ですがその表面には白粉が吹いて銀色に輝き銀竜の名にふさわしい。開花するこの時期は特にその白粉が目立ちます。


下の画像は昨年の秋に入手したころのものです。


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まだ幼さが残る姿で、現在三枚ある本体はこのころは二枚でした。この秋に球体が更新したときに増えたようです。


コノフィツム用の用土構成がよくわからないので、サボテン用土を転用していますが、今のところ問題なく育っているようです。


 

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紅洋丸植え替え

昨年夏に胴切りしたフェロカクタス属の「紅洋丸」


そろそろ次のステップへということで胴切り後の根出し用の鉢から抜き上げてみると、見事に根が回っていました。そこで一回り大きな鉢に根鉢を崩さずに植え付けました。


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目標通り球体の形状がほぼ真円に近くなっています。


紅洋丸の球体直径はもうこれ以上大きくはならないでしょうから、また縦方向に伸び続けることが予想されます。次の胴切りは10年後あたりでしょうか。


 

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接ぎ降ろしていないルリ兜錦たち

2017年実生でその後袖ケ浦に接ぎそのまま接ぎ降ろしていないルリ兜錦の苗が3本残っています。


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いずれも直径5cm程度。接ぎ降ろしてもよい大きさですがこの三本については台に載せておいてどのぐらい大きくなるのが見たいので残しています。


三本とも同じルリ兜錦の親からの苗ですがどういうわけか見かけ上「兜錦」が二本出てきました。いろいろ交配されて混血しているのでしょうか。


これら三本は寄せ植えしています。台の部分までまとめてみてみましょう。


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このところ気になっていたのですが、穂よりむしろ台のほうが充実してきた感があります。それほど長い台ではありませんのでこのまま接ぎ降ろさずに台付きで観賞するのも一法ではないかと思い始めています。



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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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