赤花菊水が開花

晩秋の今、ストロンボカクタス属の「菊水」赤花株が開花しています。


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画像の4本の苗はいずれも2103~2104年に播種したものです。当時菊水の実生方法が分からず破れかぶれで多くのロットの種を蒔きました。それらの中に赤花種が含まれていたようです。同時に蒔いた普通種(黄花)より育ちが少し遅いようです。


 


菊水の栽培について蘊蓄を少々…。


ひとたびある程度の大きさまで育ってしまえば菊水は育てやすいサボテンですが、これまでの失敗例を二つ。


1. 油断していると赤ダニがたかります。見かけが悪くなるばかりでなくひどく痛めつけられると枯れます。定期的に薬剤散布を。


2. 交配することにより容易に結実します。そしておびただしい数の種を得ることができます。しかし調子に乗って小さな苗や体力の充実していない苗に結実させるとその後弱って突然死します。種取はほどほどに。


もともとあまり成長の早くないサボテンですから、水やりも辛めにして成長は抑制気味にするのが丁度よいくらいです。硬質サボテンですから乾燥には強そうです。


 

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存在感あるスーパー兜

スーパー兜として入手した種から出た兜丸の苗二株です。実生して7年経ちます。いずれも世にいう「ゼブラ」、「アロー」などと名付けられた系統の白く派手な模様のあるサボテンです。


 


この株は兜の基本8稜に対して6稜です。すでに開花株になっていますが開花数は兜にしては少なめです。疣は不鮮明です。


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もう一方の下の画像の苗は7稜の株です。こちらの株の疣は鮮明で大きいですが、明瞭な開花があったかどうか記憶が不鮮明です。


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いずれの株も、もう大きさは直径6cmを超えていますので開花すれば種の採取は可能です。来年は種取して次の世代を育ててみたいと思っています。どんな顔をした兜丸が出てくるでしょうか。


 

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<ヤフオク出品情報> ルリ兜錦、精巧殿、メキシカーナ、奇想丸、帝冠、鯱頭、ラウシー、月世界、バラ丸等20点を出品しました。詳しくはこちらをご覧ください。

岩牡丹

アリオカルプス属「岩牡丹」の自根苗を育てています。発芽してから8年近く経過。一人前の立派なサボテンになりました。


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花牡丹等、同じ牡丹類の仲間たちの中にあってこの岩牡丹はごてごてした感じはなく、シュッとした疣の形状に上品さを感じさせてくれます。


すでに数年前から開花しており、今年は多くの種を提供してくれました。その種の発芽率も良好で順調に次世代が育ちつつあります。


特に接ぎ木して育てるほど成長が遅いこともなく、牡丹類の中では割と育てやすいサボテンです。


開花はこんな感じ。ピンクにうっすらとオレンジがかかっています。


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玉牡丹接ぎ木苗

三年前に袖ケ浦の台に接いだ玉牡丹です。接ぎ木の威力でみるみる大きくなりました。玉牡丹本来の堂々とした姿です。


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袖ケ浦台の接ぎ木が成功して穂がどんどん成長する場合、台木の袖ケ浦もそれなりに成長するケースがよくあります。というよりは、そのような勢いのある袖ケ浦の台木に接いだ場合に接ぎ木が成功して穂の成長も良いという事なのでしょう。


この接ぎ木苗は穂が十分に成長したので来春には接ぎ降ろしする予定です。接ぎ木のままで置いておくと大味な苗に成り下がってしまう気がしますので。


 

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アガベ牡丹の疣幅広がる。良し!

アリオカルプス属(旧ロゼオカクタス属)のアガベ牡丹。実生8年生の苗を何本か育てています。いつからかは不明ですが気が付くと疣の幅が広がっていました。


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ずっと棒状であったものがいつの間にかへら状に変化してきています。これは成熟を示すのか、それとも老化現象なのか。


いずれにせよ頼りなげであった疣が少しは強度を増して、植え替えなどの時に不意にぽっきりと折れる恐れは少なくなります。また葉面の面積も広がり光合成にとっても好都合。見かけもどっしりとして観賞価値が向上。などなどで、一応歓迎しておきます。


 


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ウサギと亀:ディスコカクタス「ギガンティア」の自根苗と接ぎ降ろし苗

花座のできるディスコカクタス属の「ギガンティア」の苗を二本育てています。実生して6年経過し、いずれも球体直径が6cmほどに育ちました。


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二本のうち一本は袖ケ浦の台に載せその後接ぎ降ろしたものです。しかし現在までに両者は同じような大きさに成長し、いずれが接ぎ降ろし苗かわからなくなってきました。途中までは明らかに接ぎ木苗の成長が勝っていたのですが…。


今、二つの苗は生長点付近から漆黒の太い刺を出していて、これだけでもなかなかの観賞価値があるもののように思えます。しかし、このサボテンの本来の姿は頭部に花座を載せたものです。すでに花座のできる大きさまで育っているので、来年にはその花座を見せてくれるでしょうか。


 


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駄物の本流、白花短毛丸

”だものだもの”さんから頂いた白花短毛丸。いただいてから4年ほどたつと思いますが、やっとうちの温室にも慣れてきたようです。


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短毛丸にもいろいろあり、黄花、ピンク花なども魅力的ですが、やはり本種の白花が一番短毛丸にあっているような気がします。


この苗の目標とする姿は夕張メロンのような真球形に近いものですが、なかなかその域に近づきません。


来春は植え替えの際にたっぷりと完熟牛糞を仕込んでみます。


 

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新天地大玉の胴切り決行

入手してから30年以上経過し直径が30cmを超えている新天地の大玉。このところ縦方向への成長が目立ち扁平であった球体が縦長になってきましたので、思い切って胴切り整形することにしました。


整形手術を受ける患者さんです。直径30cm以上あり中身はほどんど水ですから結構重たい。球体の下から三分の一ほどの位置にくびれがありますのでここを目印に切断することにします。


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ちょうどその切断予定位置に子を吹いています。まずこの子を切り離します。子といっても直径10cmほどあります。


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剪定ハサミでズバッ!


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これで目標位置にノコギリを入れやすくなりました。


いざノコギリを当ててみると刺以外は抵抗なく、大根を切るように簡単に切れました。


 


下の画像は下半身です。なんと「す」が入っていました。


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こちらが上半身です。当然こちら側にも「す」が見られます。


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次いで”業界の定石”に従い上半身球体切断面の周囲をそぎ落とします。乾燥後に中央部分がへこんでしまうのを事前矯正するためです。


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凄惨な?切断現場写真です。


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切り離した上半身、下半身、子らを終日陽の当たる場所に置いておきます。陽光と風による乾燥と殺菌を期待しています。念のため、ベンレート500倍液をスプレーしておきました。


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奥の左から上半身(鉢の上にさかさまに伏せて置いています。)、右が下半身、手前側が三本の子です。


このようにして上半身と子らには来春の発根を期待し、下半身からは子吹きを期待しています。


 

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強刺ギムノ 見頃かな…

温室南側の日当たりの良い場所に置いている強刺ギムノ達。今日はその中の三本が目に留まりました。


<フェロシオール> 2013年に小さな苗をネットオークションで入手しました。直径2cmほどの大きさの苗のいくつかが我が家に。


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それが8年後の今…。大きくなりました。そして、強くて硬く白い刺。触るととても痛いです。


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<天平丸> 2013年春の実生です。数年前は細いまばらな刺が生えていて見るのも嫌になるサボテンでしたが、このところ大分刺が大人になってきました。もうひと頑張りしてほしいところです。


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<光琳玉> これも2013年にネットオークションで入手した苗です。当時の姿です。Dscn0771


そして7年後の今の姿です。扁平な球体形状を保ちつつ、象牙質の刺を発達させています。


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前にも書いていますが、ギムノは特に好きなサボテンと思っていないのですが気が付くと温室内に微妙に増えていて存在感を示してくれる不思議なサボテンたちです。


 

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帝冠錦 自根で行くか、それとも…

実生3年目に入った帝冠錦です。もともと成長が遅い帝冠ですが、斑入り苗ということでますます成長が遅いことは自明です。順当に考えれば袖ケ浦などの台に接ぎ木して成長促進を図る事が正道なのでしょうが、ここは敢えて多少成長は遅くとも自根でこのまま行こうと決めたのが昨年でした。


そしてその帝冠錦の今…


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相変わらず明瞭な斑が目立って美しい苗ですが、成長は今一、遅い。


自根で行くという決心のその心が折れそうな遅々たる成長です。しかしここで心を折ってしまっては元も子もない。接ぎ木にに行けばその失敗による苗の喪失や、明瞭な斑模様がぼけるなどのリスクが出てきます。


そんなことも考えて、それほど長くはない自分の余命を脇目に見ながら、これからも自根で育ててゆく決意を新たにしています。


 


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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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