育ちの良いアリオカルプス属のサボテンたち

今年最後のブログは2013年春に実生した牡丹類のうち特に育ちの良い二株についてです。


<象牙牡丹>


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<大疣玉牡丹>


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同時期に蒔いた同一ロットの苗の中から特に育ちの良い株を選抜して育てています。


サボテンの成長とは不思議なもので、同じ親から、同じ鞘から出てきた種を蒔いても育てているうちに大きなものと小さなものとの差は優に倍以上に広がります。


これら成長のエリートたち、実生8年で直径13cmほどに成長しました。まだまだ大きくなってゆきそうな気配です。すでに開花株になっており、今年は多くの種を残してくれました。この子孫たちを蒔けば同じように大きく成長するサボテンが出てくるのでしょうか。


 


今年もつたないこのブログをご覧いただき大変ありがとうございました。


来年もできるだけ多くの情報を発信してゆきたいと考えております。よろしくお願いいたします。


 


 


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今年の実生のうちかなりマニアックなものたち

今年も相変わらず多くの実生を”こなして”きました。ロフォフォラや牡丹類が多いですが、かなりマニアックなものたちにも手を染めています。


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具体的な品種名は画像上部をご覧ください。エリオシケが多いです。その渋さ極まる姿かたちに魅せられました。成球になっても直径が5cm以下というのも狭い温室を持つ者にとっては魅力的です。


これらのサボテンの実生の肝はまだよくわかっていません。現在まで全滅せずに生き残っていますが、成長は極めて遅いです。用土の水を切らさず柔らかな陽光を当てておっかなびっくり世話をしています。


 


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<ヤフオク出品情報> 年明け3日を期限に19点を出品しました。詳しくはこちらをご覧ください。

小さくともきらりと光る強刺類幼苗

今日のブログの主役は、成長が遅くなかなか見ごたえある大きさにはなりませんが、それでもきらりと光る小さな強刺類幼苗たちです。直径はまだ4cm程度です。


 


<黄刺金冠竜> 自家実生苗で5年経っています。赤刺のものもありそちらはもう少し大きく育っています。金冠竜は黄刺、赤刺がありますが個人的には黄刺の方が好みです。


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<黄刺巨鷲玉> この苗はいっちゃんさんから頂いたもの。本家巨鷲玉は赤刺ですが本種はその黄刺変種です。今のところノーマル巨鷲玉の様に容易にこじれることはありませんでしたが、その成長は遅いです。でもこの大きさから幅の広い強刺を揚げてきて将来が楽しみです。


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<紫禁城> 知る人ぞ知るサボテン界の雄、紫禁城です。この苗もいっちゃんさんからのプレゼント。今日ご紹介する三種の中で最も巨大になるサボテンです。いや、フェロカクタス属の中で最も大きくなります。あのエキノカクタスの「巌」、「弁慶」や「春雷」よりも大きくなりそうな超巨大種。でも今は直径4cm、高さ5cm程度の幼苗です。その高さが1mを超えるぐらいになるまであと何10年かかる事か。栽培者のリレーは必須ですね。バトンを次に渡すべき栽培者は既に心に決めておりますが…。


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エリオシケ属「ナピナ v レンベッキー」

何やら聞きなれない名前のサボテンです。記録を調べると昨年夏にヤフオクで種子を入手したようです。多分その特異な姿に惹かれたのでしょう。


で、その発芽から一年半後の現在の姿です。7本の苗が育っています。


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7本の苗それぞれの色が微妙に異なり、個々の個性が際立つサボテンです。さらに刺の色や形態もそれぞれ。さらに育て続けて一年経つとどう変化してゆくのでしょうか。


この「ナピナ v レンベッキー」は私としては聞きなれない名前のサボテンですが、ネットで調べてみると基本種「ナピナ」の和名は「豹頭」。これは少しだけ聞いたことがあります。


属名については「ネオチレニア属」→「ネオポルテリア属」→「エリオシケ属」と変化してきているようですが、正直ついてゆけませんし、ついてゆく気もありません。


春過ぎには、ピンク色の大きな花を咲かせるということなので数年先の春を楽しみにしております。


 

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黒王丸らしい黒王丸

2013年にメサガーデンから導入した黒王丸の6タイプの種子。発芽した苗のほとんどがうちの温室の環境及びわたくしの栽培方法によりいわゆる「青りんご」と化してしまいましたが、一本だけ異色の苗が育っています。


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発芽以来自根で育てていますが、未だに球体の直径は5cm程度。大変に成長が遅く、また一年のうち成長する期間は他の黒王丸より短いです。


球体は小さな身割れや茶膜が目立ち美しくはありませんが、枯れた感じにあふれています。球体表面は成長が遅い分白粉が十分に吹いており、また、漆黒の刺も太くて見応えがあります。10年後の姿を想像するだけでワクワクしてくるような苗です。


こんな黒王丸をたくさん育ててみたいのですが、この株は実生8年生でもまだ開花していません。次世代育成のための種子を採るべく、まだまだ健康で頑張らねばと思っています。 


 


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メロカクタス属「ロンギスピナ」実生8年生

2012年の暮れに播種した「メロカクタス混合種子」。結局マタンザヌスとロンギスピナとの二種が発芽し、そのうちのロンギスピナは現在二株が残っています。


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現在二株とも大きさは刺を含まず直径10cm程度。一方の苗は昨年花座を形成し現在はっきり花座とわかるものを頭上に挙げています。他の一方の株は今年重い腰を上げて花座を見せてきました。これらを見るとロンギスピナは実生6~7年、球体直径が10cmを超えたころから花座を揚げてくるようです。


うちの温室にはこれらロンギスピナ、マタンザヌス、バイエンシス等花座のできたサボテンが5種あります。花の少ない季節には温室内を彩ってくれるありがたいサボテンたちです。


 

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赤鳳の変種「ピロサス」(フェロカクタス)

5年前に松江市のI さんから頂いた「ピロサス」です。フェロカクタス属「赤鳳」の変種とされています。当時の画像です。


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強刺類ということでうちの温室の指定席においてこれら二株を5年間育ててきました。毎年植え替えております。それなりに大きくなりました。


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直径12cmを超えています。赤い強刺とともにある白い側刺が美しいコンビネーションを醸しています。


強刺類といえば男性的なイメージが先行しますが、このピロサスにはどこか女性的な美しさを感じます。それもこの白い側刺のせいでしょうか。


綾波や巨鷲玉など男性的な隣人たちに囲まれ、幸せそうに暮らしています。


 

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<ヤフオク出品情報> フロッコサ、虎爪玉、太平丸、鯱頭、牡丹玉(赤黒セット)ディフューザ(翠冠玉)、兜丸、ルリ兜、ルリ兜錦、(赤花)精巧殿/バラ丸セット、奇想丸、マルコシー3株等を出品しました。詳しくはこちらをご覧ください。

フェロシオール 8年間の成長

直径2cmほどの小さな苗をネットオークションで入手したのが2013年春。14本の苗があったギムノカリキウム属の「フェロシオール」、当時の姿(一部)です。


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それから8年。一本だけ残った苗がこれです。↓


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そこらにある強刺類も負けそうなすごい刺です。象牙のような色、質感もいいですね。もう少し数が欲しくなってきましたが、この一本を残して残りは全部手放してしまいました。種から出直しします。


 


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ギムノカリキウム属「海王丸」実生8年生

昨日の金冠と同様たにさぼ実生倶楽部さんの第56回種プレで頂いた種子を2013年春に蒔きました。それから8年経過し、その姿に風格らしきものが出てきました。


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海王丸は若いうちは割とノッペリ、ツルリとした球体ですが、この苗は数年前から彫が深くなってきました。現在直径は10cm程度です。これまでのような急激な成長はないでしょうが、これからもじわじわ大きくなってゆく雰囲気を漂わせています。


この海王丸、見どころはその球体でしょうが、意外と花がきれいです。下の画像はこの株の4年前の開花姿です。


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薄いピンク色の清楚な花です。天は二物を与えず、といいますが例外もあるようです。


 


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エリオカクタス属「金冠」実生8年生

2013年の春にたにさぼ実生クラブさんから第56回タネプレで頂いた種子を蒔いたエリオカクタス属の「金冠」です。とても丈夫なサボテンで、全数発芽し全数育ちました。それらのうちの二本を残しています。


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一見して金鯱の大球に似て見えますが、現物はまだ直径8cm程度です。


球体の綾や刺は同族の親類「金晃丸」に酷似していますが、本種は(今のところ)子吹きせず、また金晃丸の様に球体が柱状に高くなることもなく、真球形を保っています。あまり場所を取らないサボテンで、温室内で重宝しています。


すでに開花株になっており、金晃丸に似た黄色の花を咲かせます。交配により容易に結実し、種は蒔けばほとんど発芽します。


要するに容易に繁殖し容易に育ついわば駄物に近いサボテンですが、そこは駄物らしく大きく健康に育てれば目を見張るような姿を見せてくれます。


という事で、強刺類と同じ温室の一番日当たりの良い場所に鎮座、わが温室におけるレギュラーメンバーの二苗です。


 

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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