バイエンシス この8年

2013年春にヤフオクで落札したメロカクタス属の「バイエンシス」。当時の画像です。直径は2cm程度でした。


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そして8年後の現在。


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5年前に花座を形成し始め、一年ごとに段を重ねるように花座が成長しています。メロカクタス属のサボテンは花座を形成するとその後本体はもう成長しないといわれていますが、このバイエンシスはその後も毎年少しずつですが本体も大きくなっています。


このバイエンシス、とにかく種を量産すること甚だしいです。厳冬期を除き通年開花して同時に種鞘を揚げ続けます。これまでの5年間、数千粒の種を産出していると思われます。


原産地でもこれに準ずる量の種の産出をするとしたら、そこら中、バイエンシスの苗で溢れ返ってしまいそうです。現実はそうではないでしょうから、やはり現地の環境は日本で想像するよりはるかに厳しいものなのでしょうね。


 

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成長遅いっ!

成長が特に遅いサボテンの苗を集めて寄せ植えしています。左から精巧丸、花籠(二列)、アズテキウムヒントニー(二列)です。


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鉢は一辺13cm、上にあるラベルの幅は1.25cmです。苗の直径は0.8~2cm程度です。これらは大きさからいえば「幼苗」ですが、あえてここで「苗」としたのは皆結構歳を取っているからです。


<精巧丸> 実生5年生です。ここまでくればもう消えてゆくことはないでしょう。この一年でスッと大きくなったような気がします。


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<花籠> 実生8年生。絶望的な遅さです。もう「勝手にしやがれ」です。


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<アズテキウムヒントニー> 記憶が定かではありませんが多分実生6年生ぐらい。いったん芽を出したものは生き残る確率が高いです。


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若い人ならともかく、年寄りがこんなに成長の遅いサボテンを育てているというのは傍から見れば滑稽なことでしょうね。まあせいぜい健康管理に気を付けて長生きするようにいたします。


 

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黒王丸の団地

この一週間でようやく黒王丸たちの植え替えを完了しました。管理の都合上、温室内の一角にまとめて配置しています。


丁度横浜の丘陵地斜面に立ち並ぶ住宅群のよう。一見秩序ある様に見えますが、それぞれは実に個性豊かです。


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黒王丸は適切な用土に植えて日当たり良い場所においておけば一年で鉢内に根が充満してきます。しかし、どう言う訳か抜き上げてみると細根が脆く、パラパラと脱落してきます。これが気持ち悪いので毎年植え替えるようにしております。


画像にある苗だけでも20株以上ありますが、これらのほかに袖ケ浦台の接ぎ降ろし苗(発根管理中)が5本控えています。


主に2013年春に実生したメサガーデン種子由来のものが多いですが、このほか札幌カクタスクラブさんからの種子由来、五十鈴園さんからの苗からの掻き子などがあります。


同じ黒王丸といえどもこうして並べてみると実にいろいろなタイプがあるな、と実感します。


 

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明石丸今年の開花

(4/29追記:明石丸を「和光丸」と誤記しておりましたので訂正しました。)





今宵のブログは「さぼてらねあ帝国」皇帝様のご依頼で、エキノケレウス属「明石丸」今年の開花です。予定通りピンク色の大きな花を開きました。


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やはり今年の花も柱頭の色は緑ではなく黄色でしたね。


柱頭の色以外の点でも、この明石丸は球体や刺をつぶさに見るとエキノケレウス属のサボテンの中でも、何となく異色である感じがします。


まあこのブログでいくら主張しようがオオカミの遠吠えにもならないでしょうが…。


でも明石丸は明石丸。美しい花と温室内スペースにやさしいコンパクトな球体があるから良し!


 

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露天放置の金盛丸

住宅南側のエアコン室外機の上に置かれたエキノプシス属「金盛丸」です。二鉢あります。ずっと長い間自宅高層マンションのベランダに置いていましたが、マンションの大規模修繕工事を機会に温室のある横浜に移動しました。


昨年秋からこの室外機の上に置いています。完全な露天で、雨は当たり放題ですが幸い北風は住宅によりブロックされています。陽光は日の出から日没までほぼずっと当たり続けています。


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マンションベランダに置いてあるころ、球体は黄緑色でしたが、現在は画像の様に黄色に近い色です。”金盛丸”の名からするとこの色がこのサボテン本来の色なのでしょうか。


そういえばこのサボテンの特徴はどんどん子を吹いてくることですが、このところそれがない。それと蕾を揚げてきていますが、その数も少ない。


そろそろ植え替えをする必要がありそうです。結構大変な作業なんですが…。


 

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コピアポア属「バルクテンシス」開花

コピアポア属の「バルクテンシス」が今年も開花しました。


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コピアポア属特有の黄色の地味な花です。サボテンの花といえば派手で美しいものが相場ですが、このバルクテンシスの花はお世辞にも美しいとは言えません。そこらへんに生えているカタバミの花と同程度の美しさ。


まあ渋い球体に魅力がありますので、これで良いのでしょうね。


このバルクテンシス、主頭の周りにぐるりと子株を吹いており、群生株としてはなかなかのスタイルです。


よく見ると、主頭には蕾がなく、すべての花が子株からなのが珍しいところ。たまたまなのでしょうが、子に脛をかじられた親を連想して身につまされるところです。


 

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新天地(錦)実生8年生、今年も開花す

2013年春に実生したギムノカリキウム属の「新天地(錦)」が今年も開花しました。当時200本以上の苗が発芽しましたが、現在まで残しているのは下の画像の二本を含め五本の苗のみです。


(斑入り苗)


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花の拡大画像です。


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(斑の無い苗)


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新天地は成長旺盛なサボテンで、いずれの苗も直径10cmを超えています。


初開花は三年前でした。ちょうど斑入り苗の斑の部分に開花したのでセオリー通りこの花で交配した種を播種して斑入り苗の大量繁殖を目指しました。その苗たちの現在です。


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こんなトレーが三つあり総勢80本近くの苗が育っていますが、現在のところ斑入り苗と思しきものは残念ながらゼロ。あと数年待ってみますが果たして思惑の方向に変化してゆきますかどうか。


そんなことで今年はその気にはなれず、交配は見送りました。


まあ、丈夫な新天地のこと、交配の機会は来年以降もずっとありますから。


 


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黒王丸の刺色いろいろ(2)

昨日のブログでご紹介しきれなかったタイプの苗をいくつか…。


<漆黒の刺で強刺タイプ> メサ由来の種子からです。メサから導入した6つのタイプのうちで一番成長が遅いです。これで実生8年生です。球体には何もしていないのにあちこちに傷のようなものができます。これも前向きにとらえれば枯れた印象を与えてくれます。


 


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<茶・黒色の刺> この苗は数十年前五十鈴園さんから購入した苗の掻き子を挿し木発根させたものです。刺は先端黒、根本は茶色です。挿し木してから10年近く経ち球体には白粉が目立つようになりました。球体形状は縦長の長球形。このクローンの特徴です。


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この苗も先端黒、根本茶色の刺です。由来はメサから。球体色も五十鈴園からのものと酷似していますが、球体形状は扁平である点が異なります。


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<茶・黒の刺だがやや茶が強い> これもメサ由来の苗。球体色が緑がかっています。現地アタカマ砂漠でこんな緑色はないだろうと想像します。もう少しスパルタ教育してみましょうか。


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成長の遅い黒王丸、実生してこれらの特徴が見えてきたのは7年経過した後のことでした。他のサボテンたちとはタイムスパンがかなり違うようです。


 


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黒王丸の刺色いろいろ

8年前に主にメサガーデンから入手した黒王丸の種子。実生してから8年後の今、いろいろな顔が出てきています。


<黄緑色の球体に白刺>


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<黄緑色の球体に黄刺>


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<黒っぽい球体に白刺> この苗は「白刺黒王丸」であることがはっきりとしています。


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<黄緑色の球体に茶刺> これは多分「ハセルトニア」ではないかと思っています。


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成長するにつれ、この他にもいろいろなタイプの黒王丸が出てきています。南北に長いチリ国のこと、自生地も広範囲に及んでいるのでしょうね。


 


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エキノケレウス属「明石丸」もうすぐ開花

エキノケレウス属の「明石丸」が開花寸前になりました。実生6年生の苗で、二本生き残っています。


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球体は緑色で小さく普段はあまり目立ちませんが、毎年4月になると濃いピンク色の大きな花を咲かせて見せてくれます。今年もそれぞれに4つの蕾を抱え複数開花が待たれます。


下は昨年四月の開花時の画像です。


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この画像を見てあれあれと思うのは柱頭がエキノケレウス属の特徴である緑色ではないことです。ネットで明石丸開花の画像を一覧すると、総じて緑色の柱頭を持つものが多いですが、一部はこれらの苗の様に黄色の柱頭を持つものがあるようです。


観賞価値に差異はないと思いますが、柱頭が緑色の方が少ししまって見えるようです。


 

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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