ピロサス

フェロカクタス属「赤鳳」の近縁種「ピロサス」。うちには二苗が育っています。


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赤い刺が特徴ですがその周囲に生える白髭のような細い刺も美しいものです。また、フェロカクタス属のサボテンに特有の刺座から蜜を出すこともないことから、黒カビの被害もなく美しい姿を保っています。


現在球体直径は11cmほどです。


7年前に松江市のIさんからお譲りいただいた当時はこのような幼い姿でした。


Ferocactus_pilosus


こうしてみるとやはり7年間でそれなりに成長しているようです。フェロカクタスということでかなり大きくなるサボテンでしょうが、成長は二の次にして刺の発達を目指します。


それとまだ開花はしておりませんが、早くその開花を見届けてみたいものです。


 

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雨上がりの日の交配

長らく続いた雨も横浜では今日の午後にようやく上がりました。温室内では雨上がりを待ちきれぬように開花するサボテンたちが…。


丁度次世代を養成したいと思っていたサボテンでした。早速綿棒を使って丁寧に交配作業を行いました。


 


<銀冠玉錦> 鮮明な斑模様が特徴の二株が同時に開花していました。


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<ルリ兜錦x兜丸錦> 昨年まで種親に使っていた苗が今年はあまり開花せず、十分な量の種が採れていませんでした。本来兜丸錦は使いたくなかったのですが、背に腹は代えられません。交互に交配しました。


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これらの株はいずれも袖ケ浦台の接ぎ降ろし苗です。結実に多少体力を消耗しても枯れる心配はありませんので安心して交配できます。


 


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成長しつつ減稜した白条般若

画像は「白条般若」として種子を入手した苗です。実生して4年ほど経過して、球体直径は5cmほどです。


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この苗の特徴は御覧の様に8稜であったものが6稜に減量しつつあることです。


普通サボテンは大きくなる時は増稜してゆくものですが、この苗は何を考え、どのような将来を目指しているのでしょうか。


そういえば、この苗には般若にあるべき刺がほとんどありません。きっとランポー系の血が色濃く刻まれたDNAを有しているのでしょう。


この様な苗はよほどの特徴があって、それを残したいということがない限り、繁殖には使わないことにしています。


でも鑑賞するだけでしたら、なかなか面白そうな苗ではあります。


 


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フェロカクタス属「巨鷲玉」実生8年半にして初開花

2013年3月にたにさぼ実生クラブさんの種プレ第56回で頂いた種子を蒔いたフェロの「巨鷲玉」。この夏初めての蕾を揚げてきました。


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球体は直径13cm(刺を含まず。)程度に育っており、フェロカクタス属のサボテンとしては生長が早いほうです。


2013年当時を振り返ると、実生時の発芽率もよく、その後2年間は順調にかつかなり速く成長しました。


しかし第二回目の植え替えあたりでこじれる苗が多くなり、結構手こずった思い出があります。


無償譲渡等で多くの苗が転出し、現在三本の苗を所持しております。


目標としていた太いカギ刺もよく発達してきて、良い系統の種子を提供してくださったたにさぼさん、種子提供者さんに感謝しております。


かなり大きな苗になっており、植え替えの際には苦労します。今後は球体の成長は控えめに刺の発達をメインに管理してゆければと思っています。


 


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奇想丸実生苗の初開花

実生三年生のセティエキノプシス属「奇想丸」が蕾を揚げています。球形サボテンというよりはウインナソーセージを立てたような小さな柱サボテン形状に育っています。その頂部からひょろ長い蕾の花径をもたげています。


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既に咲き終わり、種鞘を膨らませている苗もあります。相手がいない状況でしたので自家受粉するのでしょうね。


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純白の花を夜間に開花するので、その花を見届けることはありませんでした。


しかし種は確実に実ります。


次世代の養成には何不自由なく取り組めるうれしいサボテンです。


 


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プセウドペクチニフェラの実生接ぎ苗 その後

7月5日に袖台に載せたプセウドペクチニフェラの実生接ぎ成功率は67%でしたが生き残った苗はその後順調に成長を重ねています。


最近の姿です。


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プラスチックの大きな船にハイポネックス1000倍液を2cmほどの深さに満たし、その中に接ぎ木苗の鉢ををどぶ付けしています。台の袖ケ浦もそのようにして春から養成してきましたので、根腐れの心配はありません。


穂は予想以上にどんどん成長しています。台の上部からは次々に脇芽が出てきますのでこれは見つけ次第掻き落としています。この調子で成長してくれれば来年には接ぎ降ろしができそうです。


 

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兜丸たちの開花

今日はいつもと違い、夕方に温室を訪れました。兜丸たちは通常種取りを目的にしている株以外は蕾を摘み取ってしまうのですが、何本かその摘み取りを免れた苗が開花していました。


ミラクル兜は薄い色の花を二輪咲かせていました。薄い花色は恩塚ランポー玉を思わせますが、底赤であることが異なります。”土井兜”の名で入手した兜丸もいかにも兜丸らしい花を見せてくれています。


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ルリ兜も底赤の花を咲かせていました。


あれっと思ったのは赤花兜。同じロットで実生した同期の苗たちは花色こそ赤いですが形態は普通のものでした。しかしこの株は花弁が棒状です。雄蕊や雌蕊は正常に見えます。交配したいが相手の赤花が見当たらず残念でした。


この花の特徴を記したラベルを作り、この苗の鉢に立てておきます。


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あたま山のルリ兜錦のその後

カットした面の維管束の部分からへんてこな子をたくさん吹いてきたルリ兜錦の接ぎ木苗。6月17日のブログでご報告した状態からどう変化したでしょうか。


まずは6月17日の状態から。


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そして今日。


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ついにあたま山(切断面)は子株でいっぱいになりました。6~7個であった子株の数は10を超えています。


個々の苗はドーナッツを押しつぶしたような形状です。やはり綴れなのか、それとも普通の苗がただ押しつぶされてこの様になっているのか。


あまり美しい形になってゆくとは思えませんが、どのように変化して成長してゆくのか興味はあります。


腐れが生じないように大事に管理してゆきます。


 

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虎の爪が出始めたエキノマスタス属「ラウイ」

2017年に松江市のI さんから頂いたエキノマスタス属の「ラウイ」。”SB525”なるフィールドナンバー付きの由緒正しい難物サボテンです。


特徴はごく近縁種に「虎爪丸」なる名前のサボテンがいる通り、虎の爪のような鋭い刺を有する点にあります。


ただお譲りいただいた当時はまだ幼苗で”虎の子の爪”ほどの刺でした。


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それから苦節?4年、球体も大きくなりようやく本来の虎の爪の名にふさわしい刺が出てきました。


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盛夏のこの時期も新しい刺を揚げてきています。


球体の大きさからいってもそろそろ開花してもおかしくない頃。


二本の開花がそろったら交配して次世代を残したいものです



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銀冠玉錦の斑模様三態

ネットオークションを通じて苗や種を入手に努めた結果、銀冠玉錦の苗がかなり手許に増えてきました。


入手経路などにより、斑模様の入り方について三つの態様が現れています。


 


<クリアに斑模様が現れているタイプ>


種子で入手したものから出てきたタイプです。ごく普通の銀冠玉に斑が載ったように見え、不自然さがありません。見た目にも美しく”錦”の名にふさわしい苗です。今後はこれらの苗を交配して次世代を育成したいと思っています。


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<斑が明確に表れず球体全体が黄緑色になるタイプ>


このタイプは接ぎ木の形で入手したものに多いです。葉緑素が少ないので自根では育ちにくく接ぎ木のまま育てざるを得ません。そのためか球体がみずみずしい。悪く言えば水っぽく、腐敗が起きやすいです。子をよく吹きます。


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<斑が現れるがややぼけているタイプ>


種で入手したものから出た苗です。斑がクリアなタイプに比較すると見劣りすると言わざるを得ません。


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いろいろ回り道をしましたが、ここ数年力を入れてきた銀冠玉錦を見つける旅の行く先は、クリアに斑模様が現れているタイプに落ち着きそうです。


 


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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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