2021/09/30
子吹き烏羽玉
多くの烏羽玉の実生をしていると、それらの中から異常に多くの子を吹く個体が出てきます。「子吹き烏羽玉」と呼ばれているものがありますが、私はそのような烏羽玉の種類があるわけではなく、通常の烏羽玉の中で特に子をよく吹くものが子吹き烏羽玉であると思っています。
で、その子吹き烏羽玉。実生7年生で、自家産の烏羽玉種子を実生したところ50本ほどの苗の中から一本だけ出てきました。
同じロフォフォラ属の銀冠玉や翠冠玉(ディフューザ)もよく子を吹きますが、このように気が狂ったように子を吹きまくるのは烏羽玉だけです。中心にある主頭は、子をたくさん吹いている影響で同期の”正常な”烏羽玉の半分ほどの大きさです。
そのうち子が孫を吹き、その孫がひ孫を吹いてとなって大群生化し、どれが主頭であるか定かではなくなってくるのでしょうね。