子吹き烏羽玉

多くの烏羽玉の実生をしていると、それらの中から異常に多くの子を吹く個体が出てきます。「子吹き烏羽玉」と呼ばれているものがありますが、私はそのような烏羽玉の種類があるわけではなく、通常の烏羽玉の中で特に子をよく吹くものが子吹き烏羽玉であると思っています。


で、その子吹き烏羽玉。実生7年生で、自家産の烏羽玉種子を実生したところ50本ほどの苗の中から一本だけ出てきました。


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同じロフォフォラ属の銀冠玉や翠冠玉(ディフューザ)もよく子を吹きますが、このように気が狂ったように子を吹きまくるのは烏羽玉だけです。中心にある主頭は、子をたくさん吹いている影響で同期の”正常な”烏羽玉の半分ほどの大きさです。


そのうち子が孫を吹き、その孫がひ孫を吹いてとなって大群生化し、どれが主頭であるか定かではなくなってくるのでしょうね。


 

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三角恩塚ランポー玉の未来:こうなってゆくの?

8年前に実生し、その後袖ケ浦に接ぎ木、そして接ぎ降ろした三角恩塚ランポー玉です。敢えて言うならば”微妙な”現在の姿です。


上からの画像。三角であることはちゃんと保っています。しかしランポー本来の姿である5稜に戻りたいのか、通常一列であるアレオーレが二列になったり、千鳥足になったり。恩塚君、君の心が分からないわけではないよ。


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次は正面からの画像。確か七福神の中にこのようななが~い頭の神様がいたような。つまるところは長く育てたランポー玉の様に柱サボテン化してゆくのでしょうか。


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自根で育てている同期の恩塚ランポーたちは、稜数を問わず皆柱サボテン化の傾向はまだ見られず、美しい形状を保っています。


この苗だけ、接ぎ木されたために数年先の姿を我々に見せてくれているのかもしれません。


 


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見れば見るほど:フロッコサ

実生して確か5年目になるエリオシケ属の「フロッコサ」です。結構人気のあるサボテンですので、次世代養成のために二株だけ残しています。


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灰緑色の球体に黒~茶の刺。見れば見るほど渋さのある美しい魅力あるサボテンです。


これらの二苗はすでに開花株になっていますがなかなか開花のタイミングが合わず、今年は種子の収穫ゼロです。


今度咲いたときには花粉の冷凍保存を試みてみたいと思っています。次の花は開花たけなわの時に花そのものをもぎ取って、冷凍保存すればよいのですよね。


 


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開花を待つ牡丹類

秋は牡丹類の開花の季節。既にブラボアナスや亀甲牡丹ヒントニーが一番花を咲かせていますが、多くの牡丹類はこれから。開花に満を持しているこれら牡丹類をご紹介します。いずれも実生6年生以上の開花株です。


<赤花三角牡丹、花牡丹>


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<岩牡丹、大疣玉牡丹(この苗だけ袖台に載っています。>


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<亀甲牡丹、黒牡丹>


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<玉牡丹、象牙牡丹>


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こうしてみると、実にいろいろな牡丹がありますね。これらのほとんどが実生8年生の苗です。8年もたつと随分大人の顔になりました。


実生して数年間はかなり気を使って育ててきましたが、このぐらいの大きさになるとかなり安定してきて、管理も楽になります。


水遣りの時には綿毛にかからないように気を付けていますが、それでも汚れるものが出るのは致し方ないとあきらめています。


 

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竜角牡丹袖接ぎ苗

アリオカルプス属(旧ロゼオカクタス属)の竜角牡丹の袖ケ浦台接ぎ苗4本が元気に育っています。実生5年目、接ぎ木してから3年経過しています。


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既に4本とも開花球となっており、今年の秋も開花することが期待されます。当然のように交互に交配を行い、多くの種子をとることを計画しています。


あと数年、接ぎ木状態を保ち次世代の養成に貢献してもらう予定です。栽培主をあまり悩ませることのない、大変に良い子のサボテン君たちです。


 


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菊水綴化実生苗、綴れの出現率

2019年6月に「菊水綴化」として入手した種子。二年三か月後の現在、その実生苗の中に綴れた苗は出てきたでしょうか。


その前に実生1年後の姿をまず確認してみましょう。贔屓目で見ると、既に綴れ始めたかなというものが散見されます。


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そして本日(9月25日)の様子です。かなりはっきりとしてきました。


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それでは、特徴の出てきた苗を一つ一つ見てゆきましょう。


<綴れが確定している苗たち>


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<綴れ始めた苗たち>


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<双頭+綴れ、三頭苗>


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入手した種子の数は公称「100粒」で、多分それ以上あったと思いますが、発芽率の歩留まりを考え実発芽数は100本とみています。


現在生き残っている苗の数は64本。菊水の実生としては結構良い結果であると自負しています。そのうち綴れた苗は8本。綴れ化率は12.5%でした。


こんなに多くの割合で綴れの形質が次世代に現れるとは、正直思ってもみませんでした。今回入手した種が「当たり」だったのでしょうか。


これだけの数があれば、余裕ですね。そのうちの数本は袖ケ浦の台に接いで、遊んでみたいと思います。


 

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ガンバレ、フェロシオールの接ぎ木苗

強刺のギムノ「フェロシオール」の掻き子を袖ケ浦の台に接いでから二年が経ちました。ようやく球体が大きくなってきたのが分かるようになってきました。


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確かにフェロシオールとわかる姿にはなってきましたが、しかし何となく物足りない。


それは親株の姿が頭に浮かぶからです。親株は実生8年生。わずかな期間刺落ちしておりましたが、それでも立派な刺です。


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この白骨のような純白の鋭い刺を出すまで、あと何年かかるのでしょうか。それともそれを待たず、すぐに接ぎ降ろしたほうが良いのでしょうか。


また今夜も眠れません。


 

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今日は暑かったので冷房の効いた室内で植え替え作業

今日の横浜は朝10時には気温が30℃を超え、温室内は既に40℃に達しておりました。当初温室内で水遣りを行う予定でしたが、あまりにも暑く身の危険を感じましたので、急遽今年春に蒔いた実生苗の第一回目の植え替えを行うことにしました。


空き家の一階の居間で冷房をガンガン効かせて、ラジオを聴きながらの作業です。


本来平大鉢を使用する予定でしたが、先般のプセウドペクチニフェラの植え替え途中で使い果たしてしまいましたので、Y園で買った15x10cmの小型平鉢を使用しました。この鉢は深さが5cm程で乾きが早く、実生苗に使用すると乾燥で苗が干からびてしまうことが多いのですが、今回はこの鉢が6つ入る大きな受け皿を使用して底面給水(腰水に近い。)する予定です。


取り敢えず本日3時間の成果です。


ウイギンシア属「地久丸」35本と、先般の残りユーベルマニア属「プセウドペクチニフェラ」70本。


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そしてアストロフィツム属「恩塚ランポー玉」二鉢、約180本。


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目は疲れ、肩が凝りました。私は同年配の老人としてはかなりタフなほうだと自負していますが、今日は疲れがどっと出ました。


温室で麦わら帽子をかぶって水やりしていたほうが良かったかな。


 


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動き始めた「玉牡丹錦」

秋の季節を迎え、アリオカルプス属の「玉牡丹錦」が動きを見せています。金融の世界で今までじっとしていた銘柄の値がやっと動き始めることを「動意づく」といいますが、まさにそんな感じです。


数年前に竜神木の台に載った苗を入手しました。ずっと地味な苗のままでしたが、ようやく現在の環境になじんできたのか、疣が大きくなり斑の色も美しく変化してきました。


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苗が勢いづいてきたことはうれしいのですが、悩ましいことに球体下部から子を二つ吹いてきました。


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この子らを残して群生株にするか、それとも掻き落としてなかったことにするか近く決断しなければなりません。


また球体直径が5cmを超えてきましたので、そろそろ接ぎ降ろしも決断せねばなりません。


優柔不断でいると事態はどんどん先に進んでゆきます。今夜は寝ないで考えてみます。


 

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鯱に囲まれた鷲

エキノカクタス属の「金鯱」三株に囲まれたフェロカクタス属の「巨鷲玉」です。


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温室南側棚上、素ガラス越しの最も日当たりの良い場所に鎮座しています。実生8年半、今年初開花しましたがその後は落ち着いた佇まいを見せています。


これまで金鯱たちと同じような成長速度で来ましたが、今後は少しずつ金鯱には大きさの点で後塵を拝してゆくのでしょうか。


いずれの苗もそろそろ植え替えには苦労するような大きさになってきましたので、今後はスパルタ栽培で締めて育ててゆきます。


 


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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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