それでも花は咲く

35年以上前に入手した花牡丹三株。草姿はかなり疲れていますが今年も花を咲かせています。


まずは五十鈴園さんから購入した二株。もともと丈高くなる素性を持つ株です。しかも疣が細く何となく貧弱に見えてしまう苗たちです。しかし毎年律義に花を咲かせます。しかも白地にピンクの中筋が入ってなかなか美しい。


これらの株、時として胴切りしたくなる誘惑にかられますが、どうせそうしてもまた縦長になってくること必定と考え、ただひたすら上方志向に身を任せています。


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二和園さんから入手した一株。6年ほど前から生長点のわきから子を吹き始め、その後もあちこちから無計画?に子を吹き続け画像のような無秩序な姿になり果てています。しかも、綿毛や折り重なって疣の谷間にカイガラムシが巣くい、元気が今一。


花は清楚な純白で、花牡丹の名に恥じないものを毎年見せてくれます。


この株は少なくとも5つの子を吹いていますので、近く大手術で分解する計画です。


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姫牡丹一斉に開花

アリオカルプス属(旧ロゼオカクタス属)の姫牡丹が一斉に開花しました。


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ラベルと現物を対比してみると突っ込みどころ満載です。


赤花であるはずの「姫牡丹」が白花であったり、白花であるはずの「白花姫牡丹」が赤花だったりと。混迷の極みはラベルが黒牡丹と表示されているものの中から白花が出てきました。これは「白花姫牡丹」であると思われます。


そもそも種子の段階でちがったものであったり、植え替え時に間違えたり、その後ラベルが飛んだ時に間違ったところに戻したりと、原因は一つではなさそうです。


この際開花した株は全てチェックして正しいラベルに差し替えるつもりです。


 

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蕾を膨らませる三角牡丹たち

牡丹類の中では異色の黄花が基本である三角牡丹。一部はもう開花していますが、大半の苗は今蕾を膨らませている最中です。


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花牡丹などは綿毛がボワ~と膨らんできてその中から突然開花直前の蕾が飛び出てきますので、驚くことが多いですが、三角牡丹の場合には比較的早くから蕾が見えていて次第に膨らんでくる様子も見えますので開花に驚かされることはありません。


三角牡丹の中で、赤花三角牡丹や三角牡丹チキータというのがあります。三角牡丹チキータは三角牡丹と苗の姿や花も見かけはほとんど同じで、ただサイズが小さいだけ。遺伝的には三角牡丹に極めて近いものと感じます。


一方赤花三角牡丹は、花色のみならず草姿も三角牡丹とはかなり異なった趣を持っており、遺伝的には三角牡丹と少し距離を置いたサボテンではないかと感じています。


 


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アガベ牡丹のような亀甲牡丹が二株開花

昨日のブログ「素性を暴く」でご紹介したアガベ牡丹の血が入っていそうな見かけの亀甲牡丹。今日開花しました。同じ姿の苗がもう一株ありそちらも開花しておりました。


<亀甲牡丹A>


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<亀甲牡丹B>


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A,B両者にやや違いがあるものの、花色や花弁の形状は亀甲牡丹そのもののように見えます。


ちなみにアガベ牡丹の花はこちら。↓


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普通の亀甲牡丹の花はこちら。↓


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強いて言えば苗Bの花弁の形状がアガベ牡丹に似ていますが、これを言ってもここでの疑問に関しては詮無き事。


結論としては花を見てもこれら亀甲牡丹にアガベ牡丹の血が入っているかどうかはわかりませんでした。


次の一手として、これら二株が同時開花しているのを幸いとして、交配により種子をとります。その種子を蒔いて見てどのような苗が出てくるのか見極めようと思います。アガベ牡丹らしい苗が分離して出てくることを期待しています。


 

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素性を暴く

2013年春に実生した亀甲牡丹のうち4本を寄せ植えしています。


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これらのうち気になっているのは右上にあるこの一本。いずれの苗も「亀甲牡丹」の名称をつけられた種子を入手して実生したものです。しかしこの苗だけが様子が異なります。


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他の三本はいかにも亀甲牡丹らしい姿かたちをしておりますが、この苗は疣のごつごつがなく何となくアガベ牡丹のような風情を漂わせています。


幸いもうすぐ開花しそうな蕾3個をもたげています。この花の色、形状を見て、アガベ牡丹の血が入っていそうかどうか見極めてみたいものです。


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開花を待つロゼオカクタス達(3)黒牡丹/姫牡丹

開花を待つロゼオカクタス達の第三回目、今日の主役は「黒牡丹」と「姫牡丹」です。知らない人にとっては「これが本当にサボテンなの?」と言われそうな姿ですが、多くのサボテン好きの人にとっては実に魅力的な存在でもあります。


これらのサボテンは現在、米粒のような蕾を抱えて来るべき開花に備えています。


<像足黒牡丹> 実生8年生の苗です。”黒牡丹”と”象足黒牡丹”との違いは私にはわかりません。便宜上種子を入手したときの名前をそのまま付けています。


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<黒牡丹> 8年前に苗として入手した株です。推定実生13年ぐらいか。うちで一番大きな黒牡丹です。


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<姫牡丹> 実生8年生の苗です。黒牡丹と見かけは似ていますが、疣の形状や色彩が微妙に異なっています。この苗は勝手にドンドン地面に潜ってゆきます。


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これまでこれらの苗からなぜか種子をとることはありませんでしたが、今年は交配して次世代への継続を目指したいと思います。


 


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開花を待つロゼオカクタス達(2)アガベ牡丹

開花を待つロゼオカクタス達の第二回目、今日の主役は「アガベ牡丹」です。2013年春に実生した苗たち。現在は3株だけ残っています。


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これくらいの樹齢になると疣先の枯れこみが目立つようになります。しかし地中の塊根は充実しているようで、今年も多くの蕾を抱えています。


このアガベ牡丹、牡丹類の中では開花年齢になるまでの期間が一番短く、早いものでは実生3年で初開花します。これらの苗も実生三年目から毎年開花を重ねています。交配も容易で、毎年多くの種子を提供してくれています。


 

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開花を待つロゼオカクタス達(1)竜角牡丹

既に気の早い亀甲牡丹などの開花が見られましたが、牡丹類の本格的開花はこれから。


旧ロゼオカクタスの牡丹類たちが綿毛に包まれた蕾を膨らませています。今日は「竜角牡丹」です。


<自根苗実生8年生>


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<袖接ぎ苗実生5年生>


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実生苗は花粉親として袖接ぎ苗との交配に使用します。


今年はうまくゆけば200粒ほどの竜角牡丹の種子が採れそうです。


 


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ギガンティア二株

ディスコカクタス属の「ギガンティア」が二株育っています。実生した記録が定かではありませんが、多分6年生ぐらいです。


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同一ロットの種からの苗であり、遺伝的には似ている形質を持つ苗たちであると思います。ごらんのように見かけも似ています。


メロカクタスの場合実生5年目ぐらいから花座ができてきますが、これらディスコのサボテンたちはまだです。でも、そろそろ花座が出て来そうな雰囲気が生長点あたりに漂っているようにも見えます。


苗を二本残しているのは当然交配を意識しているのですが、もうそろそろ期待に応えてほしいものです。


 

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成長がぴたりと止まった黒王丸接ぎ木苗

8月下旬に袖ケ浦の台に接いだ黒王丸。台木と穂との相性がよろしいのか6本接いで5本がうまくつながりました。球体の直径は1.5cm~4cmほどで、接いだ時の穂の大きさによりバラバラです。


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接ぎ木成功後の9月上~中旬は気温も高く、プラスチックの舟にハイポネックス1500倍液を3cmほどの深さに満たし、その中に接ぎ木鉢をどぶ漬けしていました。このやり方で接ぎ穂はみるみる大きく成長しました。


しかし、10月中旬の声を聴くようになり気温が急激に低下、苗の成長はピタリと止まりました。これに合わせて、舟に満たしていたハイポネックス液は排水し、用土は乾かし気味に保つよう切り替えました。


来春までは、楽しみにしている接ぎ穂の成長はお預けです。


 

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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