2021/11/30
「天城」実生9年生
球体直径はちょうど10cmほど。扁平な球体はホマロケファラ属の「綾波」に似ていますが、刺を含めて天城の方が柔和な印象があります。
花もその印象にたがわぬ可愛げな美しいものです。
サボテンコレクションの一つとして外せない株です。
サボテン・多肉植物の栽培について気ままに投稿します。
2021/11/29
サボテン雑食派の私としては、類を選ばずどんなサボテンでも受け入れて育てようとしています。で、強刺類ももちろんやっております。
実生4年ほどになるフェロ、エキノの仲間がそこそこ大きくなり、種の特徴らしきものの片鱗が見え始めましたのでここでご披露します。
<フェロカクタス「火剣峰」>
<フェロカクタス「柿崎金冠竜(赤刺)」>
<フェロカクタス「黄刺刈穂玉」>
<フェロカクタス「偉冠玉」>
<エキノカクタス「春雷」>
温室内で日当たりが良く温度も高い場所は先住者たちに占められており、これら強刺類は日当たりは良いが温度がやや低くなる通路上に置かれています。送風機により常に風を当てていますがやや刺がひ弱になっているのは否めません。
これらの苗を見るにつけもう一棟の温室が欲しくなるこの頃です。
2021/11/28
一般に寒さには弱いとされているメロカクタスのサボテンたち。まだ本格的な寒さには遭っていないため元気な姿を見せています。
<層雲> 実生7年生、袖台の接ぎ降ろし苗です。袖ケ浦からの栄養を十分すぎるほど受けて見応えあるメタボ状態。水を切っていますがなかなか締まってきません。そろそろ花座を形成してほしいところです。
<青嵐雲> 実生5年生で、袖台接ぎ降ろし苗です。メタボ寸前ですが健康そうに育っています。花座形成はまだまだ先の雰囲気。
<ロンギスピナ> 実生9年生の自根苗です。花座を形成してから三年経過。まだ長い刺と花座の大きさとのバランスがとれていません。
<グラウセッセンス> 実生6年生の自根苗。3頭苗で、そのうち二頭には2年前から花座ができています。
<バイエンシス> 実生10年生(推定)の自根苗です。花座ができてから5年経過。バランスの良い球体に育ってきました。温室の顔になりつつあります。例年冷気に当たると球体の緑色が少し白っぽくなるのですが、今年は冷気に当たる前に白っぽくなってきたのが気になるところ。
温暖の地横浜では、温室内にプチプチシートの内張をするだけで、特に暖房しなくとも冬季の最低温度が0℃を下回ることはこれまでありませんでした。今年も秋のうちに球体によく陽光を当てて、水を切っておけばこれらメロカクタスのサボテンたちも無事に冬越しができると踏んでいます。
2021/11/27
年に一度の秋の開花シーズンを無事終えた牡丹類が落ち着いた佇まいを見せています。
<玉牡丹> 袖ケ浦台に載っています。
<岩牡丹> 実生8年生の自根苗です。
<花牡丹> 実生8年生の自根苗。
<三角牡丹> 実生8年生の自根苗。
<玉牡丹> 双頭苗。袖台接ぎ降ろし。
いずれの株も多くの花柄が付いていましたがすべて完全に取り去りました。残したままにしていると、綿毛が汚れたり、時にはそれを起点として球体に腐敗が及ぶことがあると聞いています。
花柄を取り去っても種子の形成には影響はありません。
2021/11/26
8年前の2013年春にネットで購入したコピアポア属の「バルクテンシス」。当時の姿です。
主頭のわきに大きめの子を吹いており、この子を育成してきました。
その子の現在の姿です。
主頭の周りに次々に子を吹いて、グルリ全周に子を有するバランスの良い群生株に成長しました。こうみると、何にもせずにこのような姿のサボテンになってように見えます。実を言うと植え替えと水やりだけであとは何もしていません。このサボテンの素性が良いのでしょうね。
これからも次々に子を吹いてきそうな様子です。バランスをとるために余分な子を外しつつ大群生株を目指します。
2021/11/25
ディンテランサス バンジリー「稜耀玉」エメラルド。その魅力的なネーミングに惹かれて昨年秋に少し高価でしたが種子をネットで入手しました。
播種1年後の現在の姿です。こんな鉢が3つあります。
なるほどエメラルド色の稜耀玉が育ってきました。普通の稜耀玉は薄い褐色の球体ですが、このエメラルド変種は薄い緑色に染まっています。現在苗の直径は1cmほどですがこれから一年さらに成長し充実して美しくなった姿を見るのが楽しみです。
更に今シーズンはメサガーデンの種子リストにディンテランサス・ウルモチアヌス・ターコイスなる魅力的な名前を見つけました。これは「幻玉」の球体に青みがかかった個体であると思われます。早速種子を入手し9月初旬に播種しました。
現在直径1~2mmほどの大きさで、まだ”ターコイス”らしき片鱗は見えませんが、これからの変化が楽しみです。
サボテンに飽きたわけではありませんが、コノフィツムやその周辺にもまだまだ魅力的な植物がたくさんあるものだと感心しています。
2021/11/24
4年前に実生した短刺金鯱です。たくさんの幼苗ができましたので一部を袖ケ浦の台に接いでみました。その接ぎ木苗の現在の姿です。
昨年接ぎ降ろしており、既に発根しています。秋深まった現在でも新刺を揚げて成長中です。
一方、接ぎ木せずに自根で成長させてきた苗の現在です。
なんと接ぎ木苗より大きい。接ぎ木苗の猛追を受けていますが、現在自根苗の方が一歩リードです。
もともと金鯱は大変丈夫なサボテンで成長も早く根も強い。袖ケ浦の台(及び根)はまさに蛇足だったのかもしれません。
まあ今後成長や草姿、特に刺にどのような差が出るのか注意深く観察を続けていきます。
2021/11/23
毎年この季節になるとマミラリア属の「景清」が純白の綿毛を噴き出してきます。
これで実生してから9年ほど経っています。うちの温室では他のサボテンたちと同じ管理をしていますが、マミラリア属はあまり機嫌のよい顔を見せてくれません。水遣りが多すぎるのか、日当たりが強すぎるのか。
それでも毎年この時期には綿毛を吹いて、春には開花を見せてくれます。もう少し気にかけてやればもっときれいな球体に育ってくれるのかもしれません。
2021/11/21
そろそろ「木枯らし一号」の声を聞こうかというこの季節、赤刺のフェロカクタスたちが美しい刺を揚げて来ました。
<日の出丸> 実生9年生の自根苗です。数年前から開花しています。
<ピロサス> 赤鳳の変種です。白いひげのような細い刺と赤刺との対比が美しいです。
<紅洋丸> 刺の黒カビを何とかしたいところです。赤い美しい花を咲かせます。刺が強すぎて根際から生えているカタバミを根絶できません。せいぜい伸びてきた花芽や葉をピンセットで摘み取る程度です。
これらの苗はもう二年間植え替えていませんので来春には優先的に植え替えてやろうと思います。
Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。