大晦日は帝冠錦

令和3年の大晦日、今宵の主役はオブレゴニア属の「帝冠錦」です。このブログにたびたび登場するこれらの苗、実生4年生のものを6本寄せ植えしています。


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晩秋のあたりからもともと黄色の斑の部分の色に赤味が差してきました。陽光の変化と気温の低下の影響でしょうか。


ずっと自根で育てていますが、なかなか思ったように大きくはなってくれません。やはり斑の部分に葉緑素がないことが影響しているようで、斑の多い苗程成長が遅れています。


これまで何度も袖ケ浦の台に接ぎ木する誘惑にかられましたが、接ぎ木に失敗して貴重な苗を失うことを恐れなかなか踏み切れません。


現在の球体の大きさは2~4cm程度で、一番大きな苗を除き開花はまだまだ先のようです。


 


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これで今年のブログは終了です。


この一年、つたないブログをご覧くださり誠にありがとうございました。それでは皆様、良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いいたします。


 


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アズテキウム属「ヒントニー」

今日は大みそかイブ?。今宵の主役はゲオヒントニアアズテキウム属の「ヒントニー」です。同属の親類「メキシカーナ」とともに極めて成長の遅いサボテンの一つです。


で、うちにいる実生9年生の苗二本。メサガーデンから購入した種子で「hintonii LH442 El Rio, NL, wooly areoles in youth」なる表記付きでした。


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増稜しながら大きくなってきつつはあり、各稜に横方向に形成される細かなひだも肉眼で確認できるようになってきました。しかし、未だ球体の直径は3~3.5cmと心もとなく、開花もこれからです。


メサガーデンからの種子は確か20粒ほどあったはずですが、発芽数は12本。そのうち現在まで育ったのは画像の二本のみです。


6年前には別の系統から入手した種子を蒔きました。それから育った苗たちです。同じく育ちの遅い花籠と同居。8本の苗が育っています。


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これら合計10本の苗を枯らさずに育ててゆけば、そのうち開花が始まり次世代の養成も可能になるのではないかと思っています。


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メキシカーナ

サボテン趣味を再開した9年前、その時初めてその存在を認識したサボテンの一つがゲオヒントニア属の「メキシカーナ」でした。たまたまその年に奈良の業者さんから”おまけ”で頂いた種子が大変調子が良く、ほとんどが発芽し発芽したものは全部育ちました。かなりの数の苗がヤフオクで多くの方々に落札頂き、ありがたく用土購入費用などに使用させていただきました。


で、まだ残っている5株です。


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実生から9年を経ても未だ球体の直径は3.5cm程度で、極めて成長が遅いサボテンです。小さいといえどもさすがに実生から9年も経つと開花する苗がぼちぼち出てきました。ただ、まだ苗が小さいので交配して種を採るのは控えています。


次世代の養成としては、別系統の種子を入手し、それから出てきた苗を育てています。2019年の播種です。


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ツクシのような22本の苗がこちらも脱落なく全員が育っています。成長が遅いのも予定通りです。「ウサギと亀」の亀のようなサボテンですね。


 


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首を傾げる プセウドペクチニフェラ接ぎ木苗

今年の7月初旬に袖ケ浦の台に実生接ぎしたプセウドペクチニフェラ。半年経過し、それぞれの穂はサボテンらしい姿に変身してきています。それなりに大きくなり、自重を支えきれなくなったのか傾く苗が多くみられます。


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これらの画像は全て温室南側から北側に向けて撮影しています。すなわち右に傾いているのは東向き、左に傾いているのは西向きに傾いている苗ということになります。右向きが二つ、左向きが4つ。向日性の影響はなさそうです。


中には傾かず、直立している苗も見受けられます。


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いずれの苗も穂の大きさに比べて穂と台との接点の部分が非常に細いです。


前にも経験しておりますが、プセウドペクチニフェラを実生接ぎすると、最初は穂がどんどん大きくなる割に首の部分は太らず自重に耐えかねて傾く傾向があります。しかしそのうちに首の部分も肥大してきて穂は直立してきます。


順調に行けばこれらの苗も来年の夏には真っ直ぐな姿に戻ってくるはずです。


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日の出丸開花

今朝の横浜は冷えました。温室内の最低気温も今期最低の1℃。そんな温室内も陽が射せば次第に暖かくなります。実生9年生のフェロカクタス「日の出丸」が開花しました。


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二本の苗がありますが、手前側の一本が開花しました。奥の苗も蕾を抱えています。


花の少ないこの時期、直径4cm程もある紫色の美花が温室内で”我ここにあり”と主張しているようです。


フェロカクタス属のサボテンの中でもいわゆる赤刺のものは冬季に開花成長するものが多いようです。日の出丸とは親戚のような真珠も真紅の刺を成長させています。


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フェロカクタス属「ピロサス」

今日は今年の最後の日曜日。今宵のブログの主役はフェロカクタス属の「ピロサス」です。「赤鳳」の変種ということです。


2015年の初夏に松江市の I さんからお送りいただいた二本の苗を大事に育ててきました。お送りいただいた当時はまだ球体の直径が3~4cm程の若々しい苗でした。当時の画像です。


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それから6年経過し、球体の直径は10cm程に成長しました。


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温室南側の棚上で他の刺ものたちと健康に育っています。


細くて白い側刺が美しいです。赤い刺も黒カビの被害に遭わず美しさを保っていますが、欲を言えばもう少し強い刺であってほしいところ。


温室の素ガラス下でほとんど終日陽光を浴びていますので、あとは水遣りや用土など栽培者の腕の問題なのでしょうね。


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グロッチフィルム フレグランスが開花

二年前にコノフィツムの種子を購入した際におまけとしてついてきた「グロッチフィルム フレグランス」。捨てるのもかわいそうですので、素直に蒔きました。どんどん大きくなり、コノフィツムの感覚ですと「大きすぎるぞ」と言いたいほどです。一年目の昨年早くも開花しました。今年は大きくなりすぎ鉢からあふれてきましたので、秋に3つの鉢に株分けしました。そのうちの一つが初冬の今日不意に開花しました。


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その名の通り花には芳香があるということで、今回初めて鼻を近づけてクンクンしてみました。香水のようなかおりがするということですが、もう何年も香水のカオリから遠ざかっている老人には定かにはわかりませんでした。そういえば先週ゴルフのラウンドをしていた時、一組前は地元のキャバクラのおねえさんたち。フレグランスを振りまきながらプレーしていたのでしょうね。もう少し近づいて見ればよかったよ。


いずれにせよ花の少ないこの時期、貴重な開花でした。


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黒牡丹いろいろ

世はクリスマスイブ。今宵の主役はアリオカルプス属の「黒牡丹」です。牡丹類の中でもやや気難しいところのある黒牡丹ですが、リスクヘッジのためやや多めに育てています。これらの黒牡丹、3つのタイプがあると見ています。


 


このタイプの黒牡丹はネットなどで良く流通しているタイプ。この苗も9年前にネットオークションで入手しました。疣が横に広いです。


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このタイプは疣が縦長で緑色が鮮明です。また、管理良く育てれば純白な綿毛が美しいです。”つや肌”と呼ばれているタイプと思われます。


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これは9年前にSUCSSEEDから「Ariocarpus kotschoubeyanus ´elephantidens」として購入した種子を実生したものです。


エレファンティデンスとありますがこれが世にいう象足黒牡丹でしょうか。私にはよくわかりません。疣の形状は”つや肌”に近く、色は一番目のものに近いです。


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細かく見ればかような小分類にすることもできますが、ざっと見ればやはりこれらは黒牡丹そのものです。


いずれも今年の秋の開花で種を宿しているようですが、来春に採種する種子はこれらの分類ごとに取り分けて、発芽した苗にこれらの特徴が現れるかどうか確認してみるつもりです。


 


 


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年に一度の「明石丸」

今宵の主役はエキノケレウス属の「明石丸」です。実生7年生の苗を何本か育てていますが、そのうちの一本です。


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球体直径は5cmほど。これ以上はあまり大きくならない感じです。


元来花を愛でることが多きエキノケレウスのサボテンたち。この明石丸も開花時には球体より大きな濃いピンクの派手な花を咲かせますが(後掲)、初冬のこの時期の緑濃い球体が健康的に膨らんでいるのを眺めるのもなかなか良いものです。そろそろ次世代の養成を考える時期です。子を吹いてくれば簡単で良いのですが、今のところその気配なし。来年の4月末の開花時に交配を行う必要がありそうです。


それではお約束の開花の画像です。やはり花は良いです。


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菊水 実生9年生

この二日間、ブログを休載いたしまして失礼いたしました。伊豆の稲取でキンメダイを食しておりました。


さて、今日のお題は「菊水 実生9年生」です。登場するのは同じような大きさの二株です。


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画像左が育ち頭の自根株、右が育ちが悪い小苗を袖ケ浦の台に接いだ接ぎ降ろし株です。途中接ぎ木株が自根株の大きさを追い抜いた時期もありましたが、現在両者とも同じような大きさに落ち着いています。


かなり成長の遅い菊水ですが、実生後9年も経過するとそれなりにみられる姿に変身しています。毎年開花し、交配すると容易に結実しますが、実力以上に種をつけて球体が弱ることがありますので、種が必要な時にはネットオークションで買うようにしています。


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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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