旧ノトカクタス属の「紅冠丸」、開花そしてダルマ落とし

旧ノトカクタス属の「紅冠丸」が開花しました。相変わらずパステルカラー(中間色)の美しい花です。P4270099a.jpg

しかしこの株、実は大きな問題を抱えています。ヒントは「旧ノトカクタス属」。この属のサボテンはややもすると時間とともに球体下部が次第に木質化してきます。
残念ながらこの株も例外ではありません。
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実は6年ほど前に一度胴切り整形しましたが、時間の経過とともに再びこのような姿に成り下がってしまいました。
季節的には胴切りにちょうど良い時期です。開花が一段落しましたら二度目の胴切りに挑戦します。まるで6年ごとにダルマ落としをやっているようです。

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ランポー玉古株が開花

40年近く前に二和園さんで入手したランポー玉二株。球体の高さは30cmを超えてきましたが、老いて?ますます盛ん。毎年春から秋まで開花を続けます。
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同じランポーの古株ですが、それぞれに個性があります。

左側のランポー、球体は6稜で玉状のアレオーレが上下方向にまっすぐに連なっています。花は大きめで、黄色の色が濃いです。
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右側のランポーは5稜です。独立したアレオーレはなく直線状に連なって稜の頂部を形成しています。稜線は緩やかにらせんを描いています。花は小さめで薄い黄色です。花弁の先端は黒い棘状で、触るとチクチク痛いです。
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ここまで数十年間育つにいいだけ任せて、お世辞にも格好が良い球体とは言えない状況です。
しかし、ここで形状を整えるために胴切りして成功しても凡庸なランポー玉が二つできるだけ。こうなれば、さらに自由に成長させて身の丈50cmを超えるランポー柱を目指したいと思います。

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プシスたち 一斉に咲く

いわゆる”駄物”と言われているエキノプシス属のサボテンたちが一斉に開花しています。駄物といっても大事に育てていますので、それに応えるように立派な花を咲かせてくれています。

<黄花短毛丸> 子をたくさん吹いてきました。あと数年すれば大群開が楽しめそうです。
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これは別株の黄花短毛丸です。出てくる子はすべて掻き取り、単頭で育てています。花数は少ないですが大柄なものを咲かせます。
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<花盛丸と長盛丸> 名前だけでなく球体の姿も似ていますが、花色が異なります。左側の純白の花が花盛丸。右側のピンクの花が長盛丸です。球体の形状も、花盛丸は縦長であるのに対して長盛丸のそれは真球状に近いです。
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せっかくですので、花の部分を拡大してみました。
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温室栽培では絶好調とは言えなかったこれらプシス類のサボテンたち。今回新設した開放型栽培小屋に移動しました。開花の様子を見ると機嫌はよさそうです。
今後どのような変化があるか、楽しみにして観察しています。

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やはり自根が一番「彩虹山」

2013年に播種したスクレロカクタス属の「彩虹山」。難物サボテンなので私ごときには手におえません。一年以内に根際から腐敗が始まり慌てて袖ケ浦に救済接ぎ木しました。その結果やっと二本が生き残りました。
そのうちの一本は接ぎ木のまま成長し、難物とは思えぬほど成長よろしく肥満し、開花も見せてくれました。しかし昨年夏、突然腐敗し始め、あっという間に枯れてしまいました。やはり人もサボテンも肥満はいけません。

もう一本の接ぎ木苗は、接ぎ木がうまくゆかなかったのか接ぎ面に穂から根が出始めました。そして穂がある程度大きくなったところで接ぎ木継続を断念し穂をもぎ取って挿し木し、自根苗に切り替えました。こちらのほうはまだ開花していませんが、健康に生きています。
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球体の大きさは直径4cm、高さ10cm(棘を含まず。)で、難物サボテンの実生9年生ではこんなものかという程度です。
すでに故人となった接ぎ木苗が開花したのはこのぐらいの大きさからでしたので、この苗も今年あたり初開花するかもしれません。期待して毎日眺めています。

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花座を見たくてギガンティア

一度この目で花座ができるのを見たくて2015年7月に実生したディスコカクタス属の「ギガンティア」。7年後の今、まだ花座を形成していませんが二本の苗が生きています。

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実はこれらの苗は袖ケ浦台の接ぎ降し苗です。それにしてもギムノの黒刺鳳頭も顔負けの黒く太いバリバリの棘です。

本来の目的である花座が出てくるまでしばらくはこの黒刺で楽しめそうです。

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春のメロカクタスたち

一般に寒さに弱いといわれているメロカクタス属のサボテンたち。本格的な春の訪れにより、どんな顔つきになってきたでしょうか。
<層雲> 
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<青嵐雲> 
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<バイエンシス>
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<ロンギスピナおよびマタンザヌス>
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<グラウセッセンス>
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まだ花座を形成していない若い苗はすでに春の成長を開始しています。
一方既に花座を形成している大人の苗は冬の寒さにあたって変色した球体の色が戻り始めているものの、まだ成長の動きは見られません。
メロが寒さに弱いといわれるのは、大人の苗についてのみ言えるのかもしれません。…という仮説でした。


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ペンタカンサ(聖王丸)の古株

40年ほど前に二和園さんで購入したギムノカリキウム属の「ペンタカンサ(聖王丸)」一株。その後いくつかの子を吹きそれらも年を経て親子の差はなくなり、どれが元の親株なのかもわからなくなりました。現在それら親子のうち三株が残っています。
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元の親株は5稜でしたが、年とともに増稜し6稜が二株、7稜が一株になっています。すべて同一クローン株です。

一時かなりの手抜き栽培をしていましたので株の老化が進み、こんな姿になり果てていました。10年前の画像です。
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その後胴体中ほどで胴切りし、毎年用土を更新してようやく現在のような姿に若返りました。温室南向きの棚下に置き、周年ガラス越しの直射日光がガンガン当たる環境にいます。
こうして新旧の画像を見比べると、改めてこのペンタカンサの生命力を感じさせてくれます。

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エリオシケの「ナピナ」が初開花、神秘的です

種子をいつどこから入手したのか不明のサボテン、エリオシケの「ナピナ」がやっと初開花しました。推定ですが実生してから4年ほど経過していると思います。
二輪が同時に開花しました。両サイドに二本別の個体がありますが、これらも同時に実生した同じロットの苗です。
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花の大きさは直径4cm程度。球体の直径は3cmほどですから球体に比べてかなり大きな花です。
花色はごく薄いオレンジで、花底はやや緑がかっています。柱頭(雌蕊)は薄いピンク。
自己主張の強いド派手なものが多いサボテンの花にあって、きわめて奥ゆかしさが目立つナピナの花です。

ラベルを見ると種子入手時に書かれていた属は「ネオポルテリア」ですが、一般に認識されているネオポルテリア属の花とはかなり違いがあります。現在は「エリオシケ」に属しているとのことですが、こちらのほうが納得できそうです。



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やはり金鯱は良い! 

最近造ったサボテン多肉の開放型栽培小屋。その中で高さ120cmの棚には主に棘物の中型~大型の苗を置いています。
通常上のほうから鑑賞するサボテンですが、高さ120cmの棚に載せるとその横顔ばかりが目に入ってきます。
そこで改めてその姿をほれぼれと見入っているのが金鯱たちです。そうです。金鯱は横顔もよろしい。

これらの苗はいっちゃんさんから頂いた種子を2017年に実生したもの。出自は「ケーレス」で”金鯱園芸種”と名付けられていました。現在球体直径10cm程度ですが、その姿は短刺金鯱に近くなっています。
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下の画像の苗は2016年6月に長野県安曇野市の高木カクタスさんで購入した金鯱です。これまで成長優先で育ててきましたが、今後は締めて育成してゆくことにしています。
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こうして金鯱の横からの姿を眺めながら、その姿がなぜ良いのか考えてみました。一つは球体の茶膜がほとんどなく、球体下部まで緑色を保っていること、そして他の一つは球体が縦長に育っておらず、安定感を与えてくれることなどです。

いろいろ屁理屈を並べてみましたが、やはり金鯱は良い、です。

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黒い銀冠玉

ロフォフォラ属の銀冠玉。「銀」は別名「しろがね」で、銀冠玉はロフォフォラ属の中でも白っぽい球体が特徴のサボテンです。しかし中にはへそ曲がりがいるもので、黒い銀冠玉が現れました。
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比較のために普通の銀冠玉の画像を掲載します。
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普通の銀冠玉の白さは球体から分泌?される白粉によるものと考えていますが、この黒い球体を持つ銀冠玉は白粉の分泌を止めているのでしょうか。
”くろがね”は「鉄」ですね。黒い銀冠玉は「鉄冠玉」とでも呼びましょうか。

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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