うちで一番古い実生苗

2022年最後のブログは、うちで一番古い実生苗についてです。
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35年ほど前に五十鈴園さんから購入した「真珠」二株が数年後に開花し結実したものを実生したものです。多分実生30年生ほど。既に親株たちは手抜き栽培で枯らしてしまいました。
実生苗のうちこの一本がうちの温室で生き残り、あとの一本は房総半島の温暖の地にもらわれてゆきました。
30年ほど前と言えばインターネットもままならない時代、実生に関する情報も書籍のみですべて手探りでした。そんな中で生き残った貴重な一本です。
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今年は春先から通風型栽培室の最上段に配置していますので極めて機嫌がよろしいです。こんなにたくさんの蕾を上げてきたのは初めて。
でも結構大きくなる「真珠」です。種を取るのは遠慮しておきます。交配の相手もいないことですし。


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銀牡丹 フェイルセーフ

主頭が腐敗した銀牡丹接ぎ降し苗。腐敗部分を高圧水で吹き飛ばしたため、群生株の天頂部に大きな孔ができました。その内面に殺菌剤ベンレート粉末を塗布して二か月。どうなっているでしょう。
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焦点深度合成モードで撮影していますので孔の内部まで鮮明に見えます。どうやら腐敗はここでとどまり、残った部分には進行していないようです。
これでひとまず安心。来春以降の成長を見守りたいと思います。

さらに保険のためにこの群生から外して袖ケ浦に接いだ掻き子。
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こちらも順調で、いくつかの子を吹いています。
年の瀬にあたり取り敢えず銀牡丹に関しては安心です。

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花牡丹古株親子の物語

35年ほど前に二葉園さんで入手した花牡丹です。元来丈夫な性質なのか、それともうちの温室にあっていたのか手抜き栽培にもかかわらず枯れずに生き抜いてきました。
入手してから25年ほど経過した2013年頃の画像です。
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このころから大事に育て始めたのですが、それが祟ってか成長点かおかしくなって、沢山の子を吹き始めました。
2021年の画像です。
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かなりみにくい姿に成り下がりました。これは吹いた子を優先して親株は成り行きに任せることにしました。子株は掻き取り挿し木します。
子株を外した親株の姿です。
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株の天辺は禿げ上がりみにくい姿になりましたが、その下側には小さな子を吹いているのが確認できます。これらの子は大きくなりましたらまた掻き取り一つの苗に育て上げたいと思います。
既に掻き取った子株の様子です。
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既に皆発根しており、球体の直径が10cmを超えています。今年の秋は二本が開花しました。
これらの株を見て思い出しました。二和園の園主さんの「シワ疣花牡丹だよ。」と。疣の皴が目立ってきました。

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メロカクタスに凍害

ここ10年来やっていた温室の二重張りを今年は施していません。そんな年に限って強い寒さが訪れます。案の定というか、メロカクタス属のサボテンの一部に凍害らしき現象が現れてきました。

今週月曜日の温室内にある最高最低温度計です。温暖の地横浜でも最低気温がマイナス1℃を記録していました。
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寒さに一番弱そうであると思われるバイエンシス実生11年生自根苗です。苗の南側、陽の当っている面を撮影しています。緑色だった球体は白っぽく変化し、ところどころに茶色のシミのようなものが現れてきました。
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温室から取り出して北側の面を撮影してみました。茶色や白色の斑点がたくさんできていました。7時の位置には少し大きめの茶色の部分ができています。腐れの始まりのようにも見えます。
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これはまずいぞということで、球体の北側を覆うようにビニルを被せました。そして棚下に200Wヒーターを設置し、10℃以下になったら「ON」になるように設定しました。
これで完璧ではありませんが、とりあえず0℃前後の冷え込みには耐えてほしいところです。
例年以上の大寒波が予想されるときは、緊急避難としてメロカクタス属、ディスコカクタス属のサボテン全部を室内に取り込む予定です。全部で15鉢前後ですから何とかなるでしょうか


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菊水冬の開花

実生7年生の赤花菊水が寒い温室の中で開花をしています。
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10本弱の同期の菊水実生苗の中から開花時に赤花であった苗を分けて育てています。
通常の菊水は黄花ですが、これらの苗は赤を基調とした花を咲かせます。
冬のこの時期、花は白味が強いようです。
同期の黄花の菊水よりこれら赤花株はやや成長が緩慢です。でも確実に大きくはなっているようですから、接ぎ木には頼らない覚悟で育ててゆく方針です。

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マミラリア属「マルコシー」

今宵の主役はこのブログではあまり登場しないマミラリア属のサボテンです。その名は「マルコシー」。
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軟質のサボテンで勝手に群生し、気付かぬうちに腐って消えてゆきます。この苗の親も数年で大群生株を形成していましたが、ある日気が付くと主頭が腐り始めていました。
まだ無傷であった子を外して挿し木して大きくしたのがこの株です。
主棘が赤く側刺が白でこれらが集まって御覧のような独特の外見を形成しています。
棘が密で球体自体は直接見えません。そのため球体が腐るとドロリと溶け落ちてゆきますが外殻のように棘が残り、一見健康に生きているように見えます。なんか変だなと触ってみると棘で形成された殻がフニャリと潰れて事の次第を察知できるというわけです。
この株も子をいつくか吹き始めました。同じ過ちを繰り返さぬためにも毎年植え替えて根をチェックする必要がありそうです。

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怪奇玉(ルックホフィー)第4報

謎のメセン怪奇玉(ルックホフィー)に関する第4報です。順調に成長してきていました。この調子では2月ごろに開花するはずであるとのつもりでしたが、ありゃりゃ!。もう蕾が顔を出してきました。
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二月どころかこれは年内にも開花しそうな雰囲気ですね。
ピンク色の花はウエブにあった情報通り。
花の少ないこの時期、楽しみではあります。

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雷帝

昨日のブログテーマは「白刺翠平丸」でしたが、今宵のテーマは「雷帝」です。蒔いた種子の数が少なかったため現存する苗の数も4本。そのうちの一番見かけの良い苗です。
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特に「黒刺雷帝」と謳った種子ではありませんでしたが、かなり黒い棘を出しています。
同期の苗でも太平丸や小平丸は大きなものでは球体の直径が10cmを超えていますが、この雷帝はまだ7cm程度です。まあ、あまり焦らず現在の雰囲気を保ったまま気長に育ててゆこうと思っています。


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白刺翠平丸、実生10年生

2013年春に多くの実生をした太平丸類のサボテンたち。ビギナーズラックでかなり多くの実生苗を得ましたが、その後ヤフオク出品などで数は半分ぐらいになりました。約20本ほどの苗が残っていますが、そのうちの一本「白刺翠平丸」です。
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球体直径はまだ7cmぐらいです。自根苗のためか成長はかなり遅いです。
球体の直径が5cmを超えたあたりから立派な棘が出始め、現在御覧の通り小ぶりではありますが見ごたえある苗に成長しています。すでに開花株でもあります。
最近10年ぶりに太平丸類の実生を再開しています。けんちくやさんからのアドバイスでクエン酸処理によりかなり発芽率が向上することが確認できましたので、来年は自家産の種子を取ることを計画しています。

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寒さに震えるメロカクタスたち

今年の寒波は厳しいと予想されているようですが、それに反してうちの温室は例年の二重張りを施していません。11月下旬から水遣りを断ち、この冬はサボテンたちの耐寒性に頼って乗り切ろうと思っています。今シーズン、温室内のこれまでの最低温度は3℃でした。
こうなると気になるのは寒さに弱いと言われているメロカクタス属のサボテンたちです。

<バイエンシス> 実生11年生の自根苗です。花座を形成してから6年ほど経過しています。
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ここ数年厳冬期になると緑色の球体が白っぽく変色しますが、今年はその変化が早く表れてきました。白っぽくなった度合いも強いようです。

<層雲> 実生7年生で袖台接ぎ降し苗です。花座を形成してから二年経過しています。
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球体がわずかに白変していますがその程度は軽いです。

<ロンギスピナ> 実生10年生の自根苗です。花座を形成してから4年ほど経過しています。
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これも球体がわずかに白変していますがその程度は軽いです。

<青嵐雲> 実生6年生の袖台接ぎ降し苗です。まだ花座を形成していません。
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寒さによる変化はありません。

<グラウセッセンス> 実生7年生の自根苗です。3頭立てで二頭が花座を形成しています。花座を形成してから3年が経過しています。
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球体が白変し、収縮しています。

個々の種類の特性もあるはずですが、上記の現象から年齢のいった(花座を形成した)サボテンほど寒さの影響が強く表れているような気がします。
気休め程度ですが、バイエンシスやグラウセッセンスは局所的防寒のためポリ袋を被せようかと考えています。

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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