アマチュアの強み

昨年建てた通風型栽培室の今朝の風景です。

棚上段を太陽を背に撮影しています。朝9時半頃、加えて今は冬季ですので日差しはかなり斜め。夏季には期待できないような球体の側部に十分な陽光が当たっています。

P1310037.jpg

次は上の画像とは反対側から撮影したもの。当たり前ですが、上の画像で陽が当たっている部位と反対側は影。しかし午後になるとこちら側に陽が当たるようになります。

画像右下は、下段の棚が写っています。

P1310039.jpg

次の画像は下段の様子です。夏季になると奥の方(画像左側)は日陰になりますが、冬のこの時期は棚の奥まで十分に陽光が射し込みます。P1310043.jpg

このため下段の奥には冬季はメセン、夏季はハオルチアなどを置いています。上の画像の実生接ぎ苗は春には露天に出します。このように陽光を一年を通じて効率よく受けるため、適宜苗の移動が必要。こんな細かなことをできるのも栽培苗数の少ないアマチュア栽培家の強みと思って、せっせと作業をしています。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

スポンサーサイト



ヘキラン坊主

二泊で修善寺温泉に行ってきました。中日に久しぶりに伊豆サボテン公園へ行こうと計画していましたが、峠越えの道がチェーン規制。ノーマルタイヤを履いている我車では通行かなわず断念しました。それでも気になっていた御殿場周辺の積雪はごくわずかで、無事東名高速の往復し先ほど帰宅しました。

今日のブログのテーマは「ヘキラン坊主」です。
P1210116.jpgP1210117.jpg

最初の画像にある6本の苗はすべて同時に実生したものです。上側にある三本の苗は三稜のヘキラン自根苗で、丸々と太っています。
その下側にある茶色の小さな玉はその三本のヘキランの同期の苗です。
この手の坊主苗は特に恩塚ランポー玉に良く発生しますが、ヘキランにも現れました。坊主苗が現れるのは、ランポー玉系のサボテンが持つ通性の様です。
この坊主苗、ずっとこのまま固まって動かないものもいますが、多くはやがてパカッと大きく身割れしてその身割れの中から正常な組織が噴き出るように表れてきます。
この三人の坊主たち、それぞれ異なる面構えをしていますが、さてこの先どうなってゆくでしょうか。


ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

旅行のため数日ブログをお休みします。

P1260160.jpgP1260161.jpg
王冠竜に蕾が見えてきました。春はすぐそこです。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

モニラリア ピシフォルミスが開花しました

モニラリア ピシフォルミス(Monilaria pisiformis SH512 15km W.Grootgrafaafwater )が開花しました。
P1210073.jpg
P1220051.jpg
P1250082.jpg
それほど派手ではありませんが薄い黄色の清楚な花が、花の少ないこの時期の温室を彩っています。
モニラリアは植物体全体の表面を小さな透明のガラスのような球で覆われていますが、花径の部分はこの透明の玉が巨大化してまるで水滴を吹き出しているように見えます。
モニラリアは冬型メセン。この冬は良く成長してくれました。そしてその開花は成長の終わりを告げるもの。
やがて訪れる春の前触れです。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

厳寒の朝二日目、メセンは無事か

二日続けて異常な寒波を受けた今朝、メセン類を置いている通風型栽培室内を確認しました。果たしてリトープスやコノフィツム類は無事だったでしょうか。温室内に置いてある最高最低温度計のデータから通風型栽培室の最低気温は二日とも-5℃以下であったものと推定されます。

結論を言えばごく一部を除いでメセン類は無事でした。基本的にリトープス、コノフィツム、ディンテランサスは寒さに強そうです。
凍害を受けた苗
<怪奇玉> 本体がやや透明になっており、夜間に凍結した後解凍された状態であると思われます。昨秋からずっと成長を続けていましたが、これが裏目に出たようです。かなりの重症です。P1260151.jpg

<コノフィツム・マウガニー> 
P1260144.jpg

画像左下の4苗の頭頂部がおかしくなっています。皴が寄って、触ると柔らかい。回復するのかどうか微妙です。

逆に寒さに当たって、これぞ我が世の春、とばかりに元気溌剌な苗もおります。
センペルビウムです。昨年夏にさぼてらねあ帝国を主宰される砂漠仙人さんから頂いた苗たちです。
P1260026.jpgP1260025.jpg

それもそのはず、さぼてらねあ帝国は当地より寒冷な仙台にあり、そこで生まれ育って苗たちです。さらに言えばセンペルビウムの原生地は今は厚い雪に覆われているであろうと思われるヨーロッパアルプスの山麓。
温暖の地横浜では暖かすぎて徒長気味であったので、この寒さに身を震わせて喜んでいるでしょう。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

厳寒の一夜が明けて

10年に一度の寒波襲来と言われた昨夜が明けて、そそくさと温室の状況確認のため横浜へ向かいました。川崎から横浜市郊外の地まで自家用車が示す車外の気温は0℃から1℃。天気は快晴で陽光がさんさんと降りそそいではいますが、空気が肌をピリピリと射すような低温です。
水遣りに使用している天水桶の表面は2cm以上の厚さの氷で覆われています。
P1250020.jpg

特に熱源を置いていない第二温室の最低気温は-5℃を示していました。
P1250016-DESKTOP-SI42NJ6.jpg

これまでにない低い数値です。
気になるのは低温に弱いと言われているメロカクタスのサボテンたち。

<バイエンシス> 一段と白っぽくなっています。
P1250035.jpg

<ロンギスピナ> 球体の緑色が少しくすんでいます。
P1250040.jpg

<青嵐雲> 一見変化はありません。
P1250033.jpg

<グラウセッセンス> 球体色が白みを増しています。
P1250034.jpg

<層雲> 球体色に白味が出ました。
P1250042.jpg

<ギガンティア(ディスコカクタス)> メロカクタスではありませんが、メロと同じように寒さに弱いと言われているサボテンです。少し球体色がくすんだか。
P1250058.jpg

総じて、球体色が白っぽくなったりくすんだりする変化が認められました。特に既に花座を形成している”大人”の株にこの傾向が強いようです。
昨夜の寒さはこれらのサボテンに確実にダメージを与えたようです。その結果が顕著に表れるのは春になってからでしょうが、その結果に対しては昨夜の寒さだけではなく、昨秋からの栽培状況及びこれからの寒さによるさらなるダメージなども影響するものと思われます。
今日の昼間は寒かったですが、陽光は結構強く確実に春の近いことを告げてくれており、少し明るい気持ちにもなりました。これらのサボテンの強い生命力に期待してみようと思います。


ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

ディンテランサス パカンパカン

メセンのディンテランサスを育てています。外見はリトープスに似ていますが生長時期が若干異なるようです。ディンテランサスたちは現在新球を生成中。二枚の旧葉を押し広げて成長するものや、旧葉を身割れさせて成長するものなどいろいろなパターンが見られます。

<春桃玉>
P1180041.jpg

<妖玉>
P1180042.jpg

<稜耀玉>
P1180039.jpg

<幻玉>
P1180038.jpg

<幻玉vターコイス>
P1180035.jpg

<南蛮玉>
P1150221.jpg

ディンテランサス属はリトープスのような大家族ではなく色違いの亜種を入れてもせいぜい10種類以下。
良く陽光に当ててさえいれば丈夫でよく育つお勧めのメセンです。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

白斜子 いつの間に…

マミラリア属の「白斜子」。いつの間にか蕾を膨らませています。厳冬の中温室内では貴重な開花です。
P1210101.jpgP1210100.jpgP1210099.jpg

いずれも袖台の接ぎ降し苗です。白斜子は自根ではなかなか多くの花を咲かせることは難しいですが、袖台にするとそれが容易になります。
これらの株、接ぎ降し当初は穂の部分が頭でっかちかつ軟弱でなかなか直立してくれませんでしたが、4年経過して球体が寸胴型に落ち着き、ようやく安定して直立するようになりました。本来硬質なサボテンであると思うのですが、接ぎ木で大きくすると軟弱化するのでしょうね。
いずれにせよようやく普通のサボテンとして植替え等を扱えるようになっています。


ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

フェロカクタス属「真珠」が満開

厳寒の中、通風型栽培室で管理しているフェロカクタス属の「真珠」が開花しました。
P1220016.jpgP1220013.jpg

金属光沢に輝く紫色の花が美しいです。球体は結構大きく、直径12cm、高さ20cm程度です。栽培室は開放型ですので、気温は露天とそれほど変わらないと思います。それでも陽光はたっぷりと当たるのでこのような開花に至ったのでしょう。
この真珠、35年ほど前に五十鈴園さんから購入した苗から取れた種子を実生したもので、うちで最も古い実生苗です。
球体下部はすでに一部木質化していますが、フェロの大株はこのぐらいの方が風格があって良いと気にいっています。
これから球体は縦方向に伸びる一方であると予想しています。栽培室の上段に置いていますので天井まであと10cm程度。この先どうするか思案中です。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

厳寒の中発根管理中

昨秋接ぎ降しのためカットした苗を初冬に用土に植え付け、現在発根管理中です。

<黒王丸 7苗>
P1210092.jpg

<プセウドペクチニフェラ 12苗>
P1210091.jpg

<黒王丸1苗、プセウドペクチニフェラ7苗 恩塚ランポー玉4苗>



P1210090.jpg

いずれの苗も台は袖ケ浦で、接ぎ降し時に台をカット後、カット面に殺菌剤(ベンレート)と発根促進剤(オキシベロン)の粉剤を塗布して十分に乾燥させ、その後植え付けています。
カット後、発根するのを確認してから植え付ける方法もありますが、私は気が早いので発根を待たずに植え付けています。
植え付け後発根を促すため、これらの鉢は温室内の日当たりの良い場所に配置し、用土表面が乾燥したら軽くさっと水遣りをするようにしています。
多分一部の苗は発根が始まっていると思いますが、抜き上げて確認するような野暮なことはしていません。
春になり、成長点が動き出し「ああこの苗は発根しているな」と思えるような苗が多く出てくることを楽しみにしています。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

フリーエリア

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR