たにさぼさんから最初に頂いた種子、その後…

2013年春にたにさぼ実生倶楽部さんから頂いたフェロカクタス属の「巨鷲玉」の種子。この種子はたにさぼさんから最初に頂いた記念すべきものでした。
発芽率良好、その後の二年間は順調に成長しました。問題はそれから。根をこじらせる苗が続出しました。結局40本以上発芽した苗のうち、いろいろあって現在うちの温室にいるのは3本です。その中で一番健康そうなのがこの苗です。
発芽してから10年経って球体の直径は15cm程に成長しています。
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少々扱いが大変ですが、この長めの鉤刺が気に入っています。
大きくなりすぎて植え替えが大変ですが、まだまだ成長してゆきそうな雰囲気です。なるべく刺だけ発達させて、球体は大きくなりすぎないよう締めて管理してゆきます。

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リトープス「紅オリーブ玉」の選別

リトープスは数多くの種子を実らせ、これを生真面目に実生してゆくと苗の数がどんどん増えてとんでもないことになってゆきます。また、種類によってはその性状、外観などが十分に固定されておらず、いろいろな顔を持った苗が出てくることも経験しています。そこでこのようなリトープスは心を鬼にして厳格な選別を行い、自分の気に入った苗、優良な苗のみを残すようにしています。
今日は一例として、紅オリーブ玉の選別をあげてみました。
2021年にヤフオク等で種子を入手し播種しました。色々なパターンの苗が出てきていますが、窓の地色の赤(紅)が鮮やかに出ているか、窓に白点が出ているかなどの観点から判断しました。
紅色の鮮やかさは、もちろん鮮やかなものに軍配、窓の白点は個人的な好みから白点のないものに軍配を上げました。
全部で9苗を土俵に上げてみました。
<選外> 窓の紅色が薄くしかも濁って見えます。
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<様子見> 白点が多い、紅色が濁っている、などと難癖をつけました。
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<選抜苗> 紅色が濃く、透明感があります。
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こうして勝手な独断で選別してみると、なんとなく「紅大内玉」に近くなってしまいました。
私はまだリトープスを育てた経験が浅いです。選別には経験に基づいた鑑識眼が必要であるとつくづく思います。

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苦節10年、漸く太い棘が…

2013年春に実生したエキノカクタス属「太平丸類」。多くの苗が自根で育っていますが、一本だけ気になる苗がいました。他の苗はエキノカクタスの名に恥じない立派な刺をあげているのですが、この苗だけはとても貧弱な刺を出していました。
その苗がこの春に突然…
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太平丸類らしい刺をズドンと揚げてきました。何が彼をしてこのような変化をなさしめた??。サボテンさんの心は実に読みづらい。

同期の苗は既にこのような立派な刺をあげています。(画像の苗は翠平丸)
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太平丸類の成長は春のごく限られた一時期。上の画像の苗が他の同期の苗のような立派な刺で全身を武装するまであと何年かかるのでしょうか。
やはりこのような苗は接ぎ木の力を借りるべきだったのかもしれません。

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”大群開の予感”は的中

4月22日のブログ”大群開の予感”で触れた花サボテン二種「那須の朝焼け」及び「壬生の夕日」がその予感通り大群開しました。大きな蕾がずらりと並んでいたので予感的中というほどではないかもしれませんが。

<那須の朝焼け>

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<壬生の夕日>

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春の温室はサボテンの花盛りですが、さすがに他のサボテンたちはこれら壬生の夕日、那須の朝焼けの群開には圧倒されっぱなしでした。

花後のこれらのサボテンは一回り大きな鉢に十分な肥料を含んだ用土で植え替えます。来年はさらに大きな群生株として、スケールの大きな群開を目指します。

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日本の人口減少:紅洋丸

三島敏夫「松ノ木小唄」4番の歌詞冒頭 ♪9000万人いる中で、心底惚れたはあなただけ~♡♪ なんてえのがありました。そうです。この歌の流行った当時(昭和40年代)、我が国の人口は9000万人ほどであったのです。その後ご存じの通り日本の人口は1億2千万人程まで膨れ上がりましたが、本日のニュース速報によれば「2056年に人口1億人割れ 70年に3割減の8700万人」となるそうです。大まかにいえば、昭和の時代から50年かけて3000万人増えて現在に至りその後50年かけて3000万人減少して2070年頃には昭和の時代の人口に戻る、ということです。
戦後のベビーブームの中心を生きてきた私にとっては実に感慨深い話題であります。

さて、ブログの本題です。本日の主役はフェロカクタス属の「紅洋丸」です。8年ほど前にテニスボール大の苗を入手して育ててきました。ずっと温室内に置いていましたが、昨年から通風型温室に移動しました。
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現在の球体の大きさは直径13cm、高さ17cmほどです。
通風型栽培室に移したことで、これまで黒カビに悩まされていたのですが、昨年生長部分からきれいな刺のままになりました。加えて、締まった球体上に多くの蕾を上げてきています。
開花を待っていたのですが昨日漸く一部開花が始まりました。
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赤紫のなかなか美しい花です。
刺も花も鑑賞でき、フェロカクタス属のサボテンとしては巨大にもならず、保ちやすいサボテンの一つです。

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鶴巣丸、実生10年生

今日はテロカクタスの「鶴巣丸」について。
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2013年春に播種した株を二つ維持していますが、ちょうど今は春の開花時期です。テロカクタス属独特の強い棘のある球体から清楚な白花を咲かせています。
ここ数年球体の大きさは変わらなくなりました。ここら辺がこのサボテンの成長の限界かも知れません。
これら二本の鶴巣丸、結構根が弱く傷みやすいとみています。水はけのよい用土構成にして水遣りも控えめに育てています。

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さて、どうする「バルクテンシス」

今日の主役はコピアポア属の「バルクテンシス」群生株です。
2013年に子を一つ吹いた株を入手しましたが、その子を外して育ててきたのがこの株です。
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このバルクテンシス、小型のコピアポアで子をどんどん吹くのが大好きなようです。
挿し木した最初の6年間で主頭の周りグルリに心地よく子を吹きました。それで止まれば良かったのですが、その後内側に第二周目の子を吹き始めました。
このままなすがままにして大群生株を目指すのか、外側の子をすべて外して挿し木し、多くの株を育ててゆくのか。はたまた、内側の小さな子を外して接ぎ木の穂として育てるのか。選択肢はいろいろありそうです。
しかし優柔不断な私はただ手をこまねいて何もせず、時の過ぎ去るのを横目で見ているだけになりそうです。

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<ヤフオク出品情報> 大型連休を前に、20種近くのサボテン、メセン類をヤフオクに出品しました。詳細はこちらへ。

こちらも無事に冬を越した「ギガンティア」

メロカクタスとともに冬越しが懸念されていたディスコカクタス属の「ギガンティア」。二本の苗がありましたがいずれも無事にこの冬を越したようです。
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二本の苗のうち一つは自根苗、他の一つは袖ケ浦の台に載っているはずですが、外見からでは両者の区別がつかなくなってきました。近く植え替えますのでその時に地中部を確認して、ラベルに表記する予定です。
本題に戻りますが、二番目の画像の苗は右肩の部分に茶色の変色が見えます。これは温室の西側ガラス面に接近していたところです。メロの場合もそうでしたが、ガラス面に近い部分は致命的ではないですが被害が出ました。この部分は冬季早朝の冷気が直接迫ってくるためと思われます。当地ではその部分にプチプチシート一枚をかけておけば防げそうです。
これら二本の苗、球体の直径は10cm近くに育ちましたが、まだ花座が出てくる気配はありません。その代わりにか、黒刺鳳頭も顔負けするほどの漆黒のバリバリの刺を出しています。当面花座の代わりにこの刺をめでていたいと思います。

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大群開の予感

昨年春花サボの「那須の朝焼け」と「壬生の夕日」とを植え替えました。大きな鉢に肥沃な用土を入れて。
期待に応え昨年一年間良く育ってくれました。今年の春、多くの子を吹き大きくなった球体からたくさんの蕾を上げてきています。

<壬生の夕日>
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<那須の朝焼け>
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一年の大半は一見「短毛丸」のようないでたちで、温室内でも全く目立たない存在ですが、春の開花時期だけは異彩を放ちます。
花サボテンは大変に多くの組み合わせからなる交配の中から選定されたいわばエリートで、これらの二種はその中でも特に優れた花色ゆえに広く流通している品種です。サボテン界先達の方たちの努力の結晶をこうして毎年楽しめるのは実に幸せなことだと思います。

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黄花短毛丸

今年もエキノプシス属の「黄花短毛丸」が開花しました。7年ほど前に”だものだもの”さんから頂いた二株で、一株は多頭株他の一株は単頭株で育てています。
多頭株は温室内でメロカクタスや黒王丸などに埋もれて生きています。普段は極めて目立たないサボテンですが、開花するこの時期だけはその存在感をきっちりと主張しています。
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拡大画像です。
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単頭株は通風型栽培室で育てています。
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少し日差しがこの株には強すぎるのか、球体が褐色になっていますが、開花には問題ないようです。
今年は温室内にある多頭株を肥沃な用土に植え替え、来年の群開を目指します。

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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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