温室内を真夏仕様に

今日は6月末日。気が付けば今年も半年が過ぎ明日から7月、年の後半です。梅雨の合間の晴れの日には気温が30℃を超える日も出てきました。毎年恒例ですが、日焼け予防のためサボテンたちの上方に遮光率30%の寒冷紗を張り渡しました。
既にプチプチシートでの遮光を行っていますので、両者で50~60%の遮光率になります。
温室内の景色はこんな具合になりました。
P6300050.jpgP6300049.jpgP6300051.jpg

正面(西側)はレースのカーテンを吊り下げており、天面及び南側(画像左側)はプチプチシート、さらに各棚の上方に今回30%の寒冷紗を張りました。
温室東西の出入り口引き戸、及び南北の上側窓は5cm程の隙間を開けて、夏季の通風を図っています。画像正面に見える攪拌扇を常時動かして空気の滞留を抑制しています。温室天井部の自動開閉窓はこの時期昼間はほぼ開放状態。
こんな陣容でこの夏も乗り切って行こうと考えています。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

スポンサーサイト



帝冠錦;風前の灯

実生5年生のオブレゴニア属「帝冠錦」です。
P6020931.jpg
自根で育てています。
御覧の通り斑の部分が多く光合成を司る葉緑素を有する部分が少ないため、ほとんど成長しません。
同期の斑の無い苗たちはすでに開花株になっていますが、これらの苗は当面開花はなさそうです。というか、何かの拍子で突然枯れてゆきそうな雰囲気を感じます。
どうせこのまま育ててもこんな感じの状態が続きそうですので、機会を見て袖ケ浦の台の載せてみようかと思います。一か八かの小さな賭けです。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

パロディア属「ヘルテリー」大株

うちの温室にずっと住み続けているパロディア属(旧ノトカクタス属)の「ヘルテリー」です。
P6020720.jpg
現在の球体直径は20cm程度。このサボテンの成長限界まで来ていると思います。いつどこでこのサボテンを入手したか記録はありませんが、少なくとも14年前の2009年の画像があります。さらに割と鮮明な画像がありました。2013年撮影のものです。当時すでに球体直径は14cmほどでした。
DSCN0926.jpg
このヘルテリー、旧ノトカクタス属のサボテンとあって、基本的には大変丈夫な性質を持っています。
敢えて言えば、用土はやや肥沃なものがよろしいようで、そうすることにより旧ノトカクタス属のサボテンの通性である茶膜上がりの傾向を抑制し、花付きをよくすることができるようです。
花付きと言えば、このサボテンの見どころは花です。普段は凡庸な見かけですが、開花の時は球体頂部にピンクの花を群開させ、それは見事な姿のサボテンに変身します。
ヘルテリーa
一年に一度、肥料のよく効いた用土に植え替え、あとは日当たりの良い場所に置いて、他のサボテンと同様な水遣りをしてやればこのような美しい花を咲かせてくれる律義なサボテンです。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

アガベ、ユタエンシス:5年間の成長の歩み

2018年10月にサボテン界で尊敬する方から頂いたアガベのユタエンシス。当時の画像が出てきました。小さな苗でした。PA120038.jpg
5年後の現在、こんなに大きくなりました。シュッ、シュッ、シュッと上方に伸びる刺が心地良く美しいです。
P6020685.jpg

基本毎年植え替えて、そのたびに植物の大きさに合わせるように鉢を大きくしています。用土は水はけのよいもので基本はサボテン用と同じです。鉢底には完熟乾燥牛糞を潜ませています。とにかく日当たりが好きな植物の様で、温室内でも一番日当たりの強い場所に置いています。
最近ヤフオクなどで、現地から引っこ抜いてきたような根の無いユタエンシスが高値で取引されていますが、国内でも実生して日当たり良く育てれば、現地の株に劣らない良い苗を育てることができます。そんなことを主張しているような我が家のユタエンシスです。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

接ぎ木賛成派表明

画像は最近植替えした時に並べた竜角牡丹たちです。
P6170002.jpg向こう側にある3本は実生6年生の袖台接ぎ降し苗、手前側2本は実生10年生の自根苗です。
想像通りですが、あとから実生した袖台株の方が先に実生した自根苗より大きく育っています。
系統(DNA)の違いもあるでしょうが、疣の数は同程度ながら一つ一つの大きさが袖台接ぎ降し苗の方が大きいです。
こうして外見だけを見ると、接ぎ木苗の方に軍配が上がりそうです。
一歩引いて、接ぎ木苗のディメリットを考えてみると…
・”チート”などと言って忌み嫌う一部の人たちがいる。ちなみにチートにはインチキとかイカサマとかの意味があります。
・接ぎ目を起点に突然腐ることがある。
などです。
逆に利点としては…
・成長が良い。結果として開花年齢が低くなり、花の数も多くなる。
・交配を遠慮なく行える。多くの種子を得ることができる。(自根苗で無理して交配すると苗が弱り、枯れることもある。)
ちなみに、私は接ぎ木そのものも楽しめるので、接ぎ木賛成派です。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

やっと青嵐雲に花座が

実生7年目のメロカクタス属「青嵐雲」。今日ふと視線を向けると新しい花座らしきものが出てきていました。
P6250038.jpgP6250040.jpg

球体の直径は10cm程。実生7年目の花座形成はメロとして標準的な期間と考えます。
同じメロでも小型のマタンザヌスは実生4年目ぐらいから花座が出ます。
一方この青嵐雲と同じ大型メロバイエンシスはやはり実生7年目ぐらいから花座を出し始めました。
花座の形成時期と球体の大きさとは相関がありそうですね。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

やればできるじゃん

銀冠玉錦、一時ほど人気の沸騰現象は無くなりましたが、まだまだヤクオクなどでは高値で取引されているようです。
私の温室では一時期熱心に実生したおかげで、いろいろな銀冠玉錦の苗が揃ってきました。良い斑回りの苗同士を交配するゆとりもできました。そんな交配の結果…。
P6240040.jpg
ルリ兜錦並みに斑入り苗が出てきました。
まだ球体直径が1cm程の小さな苗です。
何本かの苗はこのまま行けばくっきりとした斑を有する良い銀冠玉錦になりそうです。
一時は銀冠玉錦の実生はいろいろな(良いもの悪いものが混合している)種子をヤフオクから入手し、暗中模索のこともありましたが、ようやくコントロールが効くようになってきた気がします。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

購入したサボテン種子の危うさ

サボテンは実生してからそのサボテンの特徴が出るまで最低2年ほどかかります。したがって種子を購入した場合、送られた来た商品の外観を見ても余程の見当違いのものでなければその場では真偽のほどが分かりません。
2017年4月に「sun-rain-soil」という業者さんから、「トリコセレウス・スパチアノイデス」と称する種子を購入しました。当時その業者さんのHPに掲載されていたスパチアノイデスの画像です。この画像から大きさは定かには分かりませんが、かなり大きな柱サボテンの様な球体に大きな花が多開している様子が伺えます。
画像1

その”スパチアノイデス”の6年後の現在の姿です。二本の苗が育っています。球体の高さは12cm程度です。
P6230013.jpg
実生してからなかなか大きく成長しませんでしたがこの二年急に倍ほどの大きさに急成長して(くびれの上の部分)その素性がはっきりと表れてきました。どうもおかしい。これは毛柱サボテン、どうやらエストスポアの「老楽」の様です。
いまさら6年前に購入した商品に文句をつけるつもりはありません。せめてこのブログに事実のみ掲載して心の清算をしておきます。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

斑の出た亀甲牡丹ヒントニー

2013年春に実生したアリオカルプス属の「亀甲牡丹ヒントニー」です。
P6021095.jpg
御覧の通り遠慮がちではありますが、斑が入っています。
もともと「亀甲牡丹ヒントニー」として入手した種子で、斑入りの旨の記載はありませんでした。多くの発芽した苗の中からこの一本だけ斑入り苗になりました。その斑入りに気が付いたのもこの数年前です。
サボテンの斑はある程度遺伝するもので、ルリ兜錦などはその子にかなりの確率で斑入り苗が現れます。
銀冠玉錦も子に斑入りの性質が遺伝するようですがその出現率は個体によりかなりのばらつきがあります。
この亀甲牡丹ヒントニーの場合、DNAの奥深くに潜んでいた斑入りの性質がたまたま出てきたのでしょう。
植物における斑が出る機構はよくわかりませんが、遺伝ではなく後天的な刺激により突然変異的に表れることもあるのでしょうか。
多肉のプレイオスピロスで薬剤処理して「令和の〇太郎」なるインチキ臭い”突然変異”もありますし、ムズカシイ問題です。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

ここまでくればもう大丈夫:太平丸類実生苗一年生

昨年春~秋に実生した太平丸類の実生苗たち。冬を乗り切りさらに春の成長期を過ぎてようやく安心して見ていられる大きさになってきました。
P6210048.jpgP6210045.jpg
今回の一連の実生は種子をクエン酸処理することで発芽率50%弱ぐらいの好成績?からスタートしました。
やはり実生は多くの苗が無いとうまく揃って成長してゆかないようです。たまに実生して発芽してきた苗が1~2本ということがあります。この虎の子のような数本の苗を大事に育てても結局はダメになることがほとんどです。
”実生苗、みんなで育ててうまく行く。” 
用土の適度な水分を保ちやすいのでしょうね。
ちなみにこれらの苗は用土表面が乾いたときには都度たっぷりと潅水しています。
成長の遅い太平丸類ですが、成長を急がず10年先を見ながら自根でゆっくりと育ててゆきます。

ご訪問くださりありがとうございます。このブログは「にほんブログ村」の「サボテン人気ランキング」に参加しております。このブログを応援してくださいます方は下のバナーへ応援の「クリック」または「タップ」をお願いいたします。

にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村 にほんブログ村 花・園芸ブログ 多肉植物へ
にほんブログ村

プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

フリーエリア

更新通知登録ボタン

更新通知で新しい記事をいち早くお届けします

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム

QRコード

QR