2017/08/28
ゲオヒントニア属「メキシカーナ」の実生
比較的実生が難しいといわれているゲオヒントニア属「メキシカーナ」をその実生で育てています。2013年春と2014年初夏の二回に分け、2ロットの播種を行っています。まずは、時系列で成長の過程を振り返ります。
<発芽直後> メキシカーナは種子も小さいが、発芽した芽も小さい。直径0.5mm程度でその後もなかなか大きくなりません。ただ、色が鮮やかな黄緑色を呈しているので見逃すことはありません。
<一年後> 直径2mm、高さ10mm程度まで成長します。マッチ棒ぐらいの大きさです。成長点を囲むようにあるイソギンチャクの触手のような飴色の突起群、これはメキシカーナ幼苗の特徴で実生三年後ぐらいまで残ります。
<二年後> なかなか他のサボテンのようには大きくなってくれません。大きなもので直径7mm、高さ15mmぐらいです。
<三年後> 大きなものはようやくサボテンらしい形状になってきました。直径は10mmを超え、高さ20mmほどになりました。
<四年後> 植え替えました。一年前とあまり大きさが変わっていません。
<四年半後> 植え替え後春夏の成長期を経過したのですが、ほんの少しだけ成長した程度です。
硬質で成長の遅いメキシカーナですが、用土構成や水遣りは特別扱いはせず他のサボテンと同じやり方で管理しています。それでも、根腐れをせず病虫害にも会わないのは、このサボテンが意外と丈夫な性質を有していることの表れではないかとみています。
現在の大きさは大きなものでやっと直径1.5cm、高さ2.5cm程度で開花するような大きさまであと何年を要するのか想像もつきませんが、それほど手間のかかるサボテンでもありませんので気長に付き合ってゆこうと思います。
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