2017/08/27
エキノフォースロカクタス属の実生苗 三種
今日はエキノフォースロカクタス属の実生苗三種をご紹介します。エキノフォースロカクタス属は別名「多稜玉属」とも言われているように、球体に刻まれた稜数が多いのが特徴とされているサボテンです。とはいっても同じ属の中でもかなり見かけ上の違いがあります。
<千波万波> このサボテンは稜数が多く、エキノフォースロカクタスの特徴をよく表しています。
画像の苗は2013年10月に実生したもので、4年生です。直径は4cm程度。ひだの多い球体とともに、純白のアレオーレ、純白の長い刺が特徴です。
<振武玉> 飴色の平たく長い刺が特徴です。稜数は多いですがエキノフォースロカクタスとしては普通です。
画像の寄せ植え苗は2013年8月に実生したものですから、これも4年生です。大きな苗で球体の直径3cm、高さ5cm程度まで育っています。他のエキノフォースロカクタス属に比べるとやや気難しい所があり、油断するとすぐ根腐れを起こします。
<竜剣丸> 本種はエキノフォースロカクタス属のサボテンとしては稜数が少なく、ホマロケファラ属の綾波が少しひねくれているような見かけです。
画像の苗は2014年5月に実生したもので、実生から三年数カ月経っています。本来もっと豪快な刺が出て来るはずですが、画像の苗はまだこれからという風情です。成長速度はかなり緩慢で、同期の中で一番成長の良かった画像の苗でも直径3cm程度です。
上記三種のうち振武玉のみすでに開花株になっています。エキノフォースロカクタス属のサボテンはそれほど派手なところがなく、温室の中でもそれほど目立つ存在ではありません。しかし、年数をかけて育て上げればそれなりに種の特徴を表した魅力ある姿に変貌して行きます。地味ですが長く付き合えるサボテンだと思います。
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