今日は、黒牡丹の逆さ接ぎについて

昨日のトリコセレウススパチアノイデスに次いで、今日は黒牡丹の逆さ接ぎについてふれます。                                          






昨日のブログにもあったように通常サボテンの逆さ接ぎが成功するのは、穂の部分として、根とともに一部にアレオーレの残った球体がくっついでいるからです。そのアレオーレの部分から子が出て成長を開始し始めるという経過をたどるのが普通と思われます。


 


しかし牡丹類の場合には大きな塊根があり、その部分から上下に切り分けるので、下半身はアレオーレのない塊根の部分だけとなります。牡丹類の塊根は大きいので、体力的には十分ですがアレオーレがないため子吹きのきっかけとなる組織が無いようにも思えます。


 


それでは、この塊根だけの穂がどのように変化していったのか、例の通り時系列で見て行きましょう。


 


<2016年11月> 接ぎ木の直後です。穂は水洗いした大根のようです。201611 


 


<2017年4月30日> 年を越して今年の四月までは目に見える変化はほとんどありませんでした。変化といえば穂の上体部分が赤変したことです。陽光を浴びて、塊根の体内で何か変化が起きているのでしょう。        P4300028 


 


<5月10日> 接ぎ面がやや浮きあがってきたように見え、穂と台との間に何か挟まっているように見えます。どうやらここに新しい組織ができ始めているようです。                  P5100066 


 


<5月20日> 新しい組織が大きくなってきました。先端に黒い突起のようなものが見え始めました。                     P5200051 


 


<6月1日> 新しい組織が黒牡丹らしい見かけ上の特徴を表し始めました。P6010028 


 


<6月10日> どんどん大きくなってゆきます。黒牡丹の疣らしい特徴も出始めました。                       P6100013 


 


 


<6月17日> どうやら3~4体の多頭の子吹きをしているようです。P6170010 


 


4月まではどこから子吹きしてくるのか見当が付きませんでしたが、案ずるより産むが易し、台と穂との結合組織であるカルスの部分から子が出てきました。


 


これは今後の牡丹類の接ぎ木にあたっての朗報です。これまで、牡丹類の接ぎ木の時には大きな塊根の部分は泣く泣く?破棄していましたが、今後は逆さ接ぎを行って数を二倍に増やすことができます。


 


 


 


 




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Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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