実生苗三年目の春:その6 「兜丸」

実生苗三年目の春、第6回目の今夜はアストロフィツム属の「兜丸」です。正式には「兜丸」ですが、単に「兜」と呼ぶ場合も多いようです。また変種は瑠璃兜だとかミラクル兜だとか、「丸」はつけないようです。単なる語呂の問題でしょうか。



兜丸の種子はネットオークションで比較的容易かつ安価に入手可能です。発芽は容易ですが、育成条件が悪いと直ぐに腐って枯れたり、生長が遅れるなど実生の練習材料としてはうってつけのサボテンであるとお勧めできるものです。見かけも可愛いですしね。



【兜丸及び大疣瑠璃兜】 上三列が兜丸(Astrophytum asterias Lem)、一番下の列が大疣瑠璃兜(Astrophytum asterias“nuda" A.asterias cv."OOIBO RURI KABUTO")です。



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既に全株が開花球になっています。大疣瑠璃兜は中央の株だけが「赤花」です。同一ロットの種から実生したものですが、色々混血があるようです。兜丸は基本的に八稜を形成しますが、三列目中央の株は七稜です。



 
【ミラクル兜】 ミラクル兜として入手した種からのもの以外に、瑠璃兜錦として入手した種を実生したものからも、ミラクル兜(の様な見かけの)苗が出現します。上から三列目の中央及び右側の苗がそれです。第四列目は大疣瑠璃兜です。
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【瑠璃兜錦】 瑠璃兜錦として入手した種を蒔いても発芽してきた苗が全て斑入りの苗になることはありません。良くて最大5割程度、2~3割程度が普通だと考えています。斑の入らない苗はほとんどが見かけ上は瑠璃兜です。そのほか、普通の兜やミラクル兜などが混ざって出現してきます。先人たちの交配の苦労がこのような形で現れてくるのでしょう。
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斑入り苗の開花は三年目の今年が初めてでした。意外にも赤花系の花色を見せています。これもこれまでの交配の歴史の一端が現れているのでしょう。



兜系の種を実生する際、多少経験を積めば蒔いた種のほとんどが発芽し、その大半を2年3年と育ててゆくことも可能です。しかし、出来たものをそのままどんどん育ててゆくとあっという間に200,300という数の苗が温室内を埋めることになります。今後は良い苗を早めに見極める「目」を養って、選別を繰り返しながら効率的に良い苗を育ててゆくよう勤めたいと考えています。




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Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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