赤花烏城丸/アルミ缶とソクラテス

ツルビニカルプス属の「赤花烏城丸」が開花しました。二本の苗を育てています。
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赤の中筋ある全体としてはピンク色の柔和な花色です。
これらの株は実生して6年ほど経ていますが、これ以上は大きくならない様子です。これからは遠慮がちに子を吹いてゆっくりと群生化してゆくものと思われます。

現役を退いて10年。スポーツクラブへ通うことは私の毎日のルーティンになっています。毎日午後にスポーツクラブへ向かうのですが、その道は多摩川の堤防沿い。一般の通行人の他、アルミ缶を集めて生活の糧にしている人たちが行き来する大事な通路にもなっています。その中にひときわ色黒く髭を生やして哲学者然としている老人がいて、毎日午後2時半になると道路の反対方向から自転車に乗りフラフラとやってきます。私は心の中でこの老人を「ソクラテス」と呼んでいます。ソクラテスさんも毎日同じ時間に出会う私の存在に気が付いている様子。しかし哲学者はその威厳を保つためかニコリともしません。
多分彼は正確な時計をお持ちなのでしょう。それにしても空き缶を集めるために毎日きっちりと同じ時間に行動する理由は何なのでしょうか。その一方でソクラテスさんは私のことをどのように思っておられるのでしょうか。気になるところではあります。

日本のアルミ缶リサイクル率は2021年で96.6%と報告されています。
このような驚異的なリサイクル率はソクラテスさんのような方々のご苦労抜きには語れません。


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コメント

No title

ソクラテスさんのような方湘南地区でもお見受けしますが、こちらは明け方、夜遅くに拾ったり、販売機からの拝借と様々・・生きるため皆さん大変な様子・・今年も沢山実生しようとせっせとヤフオク等で購入していますが発芽率問題はなかなか難しいですね。

No title

けんちくやさん、こんばんは。
先日ヤフオクで翠平丸の種子を落札し、早速教えていただいたティバッグ方式でクエン酸飽和水溶液に浸してみました。
結果は全滅。浸漬の時間を欲張って一時間近くにしたのが敗因の様です。
中庸に物事を行うのはなかなか難しいものですね。

No title

僕もネットで20分と読んで10分於いて1時間までで銀冠と兜で行いましたが、40分以降発芽しませんでした。むしろ10分、20分30分までは発芽し、20分か30分が1番発芽しました・・・とはいえなんにでもというような気がしません。試行錯誤しますが難しいですね。少なくとも種子代を使っての試みなので・・そもそも種子自体発芽するものであったか不明なので・・・それでも実生は楽しいと思っています。

No title

けんちくやさん、
種殻の厚さにもよると思いますが、長時間の浸漬は好ましくないようですね。
太平丸類の種殻はかなり厚そうですが、これまでの経験で20分浸漬で4~5割程度の発芽率でしたので正解はこの付近の時間にありそうですね。
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プロフィール

areole

Author:areole
中学生の頃(60年以上前)友人の影響でサボテンに興味を持ち、以来ダラダラと栽培を続けてきました。
現役引退(2013年)後、時間に余裕ができたのを機会に本格的にこの趣味に復帰。
二棟の小さなガラス温室に多くのサボ達を詰め込んでつきあってもらっています。

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